ここ13カ月のレンズ交換型の販売台数伸び率(前年同月比)は、全ての月で2桁減で推移。金額でも18年12月に100.2%とわずかにプラスになったに過ぎず、台数・金額ともに厳しい状況にあることが数値からも明らかだ。ここ一年のレンズ交換型のタイプ別構成比を算出したところ、ミラーレス一眼の台数比率は18年1月から5割台前半で推移、7月からは5割台半ば、12月には6割を超え、緩やかだが一眼レフからミラーレス一眼へとシフトが進んでいることが分かった。
そこでミラーレス一眼のメーカー別台数シェアをみると、キヤノンが18年4月以降3割台を維持し首位を独走していたが、ソニーと2位争いを展開していたオリンパスは19年1月に29.4%と3割目前に迫り、首位のキヤノンに1ポイント差まで追い上げている。また、富士フイルムはこの一年で徐々にシェアを伸ばし、パナソニックと4位争いを繰り広げている。パナソニックが08年10月に「LUMIX DMC-G1」、オリンパスが09年7月に「PEN E-P1」をそれぞれ発売し、ミラーレス一眼のけん引役を担ってきたが、後から参入したキヤノンやソニー、富士フイルムと上位を競っている状態だ。
2月14日にパナソニックもフルサイズミラーレスを発売することを発表。しかし、BCNランキングでミラーレス一眼の中に占めるフルサイズの台数比率は1割に満たないが、高単価だけに金額ベースでは2割を超える。こうした比率をみると、フルサイズミラーレスはこれからの製品とはいえ、縮小するデジタルカメラ市場の救世主になることは否定できないだろう。
(記事を一部引用しています)
やはりミラーレスがじわじわと売れているようですね。記事によれば、今現在ではミラーレスと一眼レフの比率はミラーレス60%以上、一眼レフ40%未満ということのようです。
ミラーレスではキヤノン、オリンパス、ソニーがシェアを争っているようですね。ニコンはフルサイズミラーレスを発売しているわけですが、フルサイズミラーレスの台数比率はミラーレス全体の1割しか満たないため、とてもミラーレスのシェアではニコンは争えない状況になってしまっています。
シェア的には、キヤノンがEOS Kiss M、ソニーがα6xxx、オリンパスがPENという感じで売れているのだと思います。実際に家電量販店のカメラコーナーをみると、PEN、α6xxx、EOS Kiss Mが横並びで展示されており、詳しく調べることができるようになっています。逆にNikon ZシリーズやEOS Rは一眼レフと同じ並びになっており、こちらは完全にハイアマチュア用みたいな扱いになっているのでしょうね。
というわけで、それらミラーレスは別コーナーの扱いになっているような感じのお店が多いので、エントリークラスとしては、キヤノン、ソニー、オリンパスが売れているのがよくわかります。
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このようにエントリークラスではキヤノン、ソニー、オリンパスが売れているようですが、ニコンは指をくわえたままこの状況をみているつもりなのでしょうか?個人的にはAPS-Cミラーレスも検討しているとは思いますが、今はフルサイズで他社に遅れないように本体とレンズの開発を行っていてAPS-Cまで手が回らないのではないのかな?と想像しています。なので、しばらくはAPS-Cミラーレスはニコンからではないのでは・・と危惧しています。
こんなときにNikon 1が存続していたらなと思うのですが、やはり1インチでの交換レンズでは他社との比較で売上げが望めなかったのでしょうか?いつも、そんなことを考えてしまいます。
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(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190223-00107139-bcn-sci
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