海外で開催されていた電気機器見本市
海外初のカメラ関連、日本ハイテク企業関連の新製品や新技術に関するニュースがばんばん入ってくると思っていたら、いまアメリカでCESが開催されていたのですね。
CESというのは毎年1月にラスベガスで開催される電子機器の見本市です。一般向けではなく業界向けの見本市で、どちらかというと新製品や新技術の紹介や、現在開発している技術、プロトタイプの公開など、最先端の技術について企業の取り組みを示すような場所となっています。
そのため、各国のハイテク関連企業、IT関連企業がどのような技術に興味を持っているのかわかるということになっていて、だからCESを通じて各メーカのニュースが日本に入ってきているということで、ニュースの量が増えていたのでした。
というわけで、それぞれのメーカについて、どのような新技術を発表したのか、新製品の発売予定などがわかったのかについてまとめてみます。
各社動向の見どころ
パナソニック LUMIX GH6
パナソニックについては、パナソニックが発売を延期していたGH6と思われる製品に関する発表があったようです。パナソニックのCESのプレゼンテーションによれば、LUMIX GH6と思われるカメラの仕様が春が来る前に明らかにされるということです。これは恐らく日本で2月に開催される日本最大のカメラ展示会であるCP+で発表されることが示唆されているとみられています。
シャープ 8kカメラについての話題がない
シャープが以前に発表していたミラーレスタイプで、マイクロフォーサーズセンサーを採用した8kカメラですが、その後の音沙汰がないと海外で話題になっています。シャープの8kは、8k 30p録画を可能としていて、動画撮影用として4000ドル以下の価格で発売されるとしていました。
シャープは4k関連製品に出遅れたことから、巻き返しのために4kを飛ばして8k市場に参入して、一気にシェアを獲得する戦略を取っていました。そのため今でも8kの液晶テレビを数多く市場に投入しています。ただ、売れ筋になっているとは言えない状況で、8kはまだ市場では存在感をだせていない状況です。
逆にパナソニックは8kは一般の視聴者向けとしては選択されないとして4kに注力するような経営方針になっています。
シャープはその8k市場を盛り上げるために、8kを録画できる機器を提供しなければと考えたようですが、各社が8k対応のカメラを発売したり、8kテレビの売れ筋が悪いことでプロジェクトを中止した可能性もあるのかもしれません。
キヤノンがメタバース市場に参入
キヤノンが新たにメタバースに参入することが明らかになりました。名称はKokomoというソフトで、VRを利用したプラットフォームソフトウェアになるようです。
これはキヤノンのカメラ、VRヘッドセットなどを利用することで、他人の仮想的に「対面」できるソフトとなるそうです。仮想処理技術を使って、利用者の姿をリアルに再現することで、擬似的に顔を合わせているようなことを体験できることを目的にしているようですね。
昔はとっても画期的な技術でしたが、今ではアバターを使って仮想現実内で交流するなんてのはあたり前になっているわけですが、VRを利用して、ユーザの姿をリアルに再現するというのがキヤノンの独自の技術になっているようです。
ソニーのスポーツをリアルタイムで仮想再現する技術
最近では、テニス、バレーボールなどでチャレンジシステムがあり、ボールがインなのかアウトなのか、バレーのアタッカーがネットタッチしているのかどうかを判断できるシステムが当たり前のように導入されています。
これらの多くはソニーのホークアイというトラッキング技術を利用していて、ごく短時間でボールの軌跡や人の動きを確認することができるようになっているそうです。
ソニーはこれらのシステムを応用し、撮影した動画からリアルタイムにAIによる画像解析を行い、人の動きをリアルタイムで仮想再現できるような技術を検証しているのだそうです。これが実現すると仮想空間上で再現された状況を詳細に確認することが可能になるので、よりチャレンジシステムでの判断内容が正確になったり、後から確認することで戦術が進化する可能性があるのだそうです。
そんなわけで各社のカメラ関連の見どころを記述してみました。特にソニーに関しては、ゲーム機やゲームを発売していたり、放送用機器を発売していたりしていましたので、最新技術の取り入れ方がすごいなという印象ですね。スマホも発売していますし、技術力も一つ頭が出ている印象です。
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