カメラで撮った写真よりカメラのほうがいい写真?
70代以上では85.7%が「持っている」と回答するなど年代が上がるにつれて「持っている」と回答した方のほうが多くなった。一方、20代以下の方は半数以上の53.2%が「持っていない」と回答。
カメラを「持っていない」と回答した方に、カメラで撮った写真のほうが、スマホで撮った写真より良いと思ったことがあるかについて聞いた。
「ある」と回答したのは41.6%。
-@DIME
カメラに関するアンケートの記事が公開されています。上記は興味深い部分のみを一部引用したものですので、全文は記事元のリンクからご覧ください。
記事によれば、20代以下(0~29才)でカメラを持っていない人は53.2%だとしています。逆にいうと所有している人は約47%ということで、案外、結構多くの人がカメラを所有しているんだなという印象です。
そして、少し驚いたのは、カメラを持っていない人に、「スマホとカメラで撮影した画像のどちらが良いか?」という趣旨のアンケートを行ったところ、カメラで撮影したほうが良いと思った人は「41.6%」に止まったそうです。
ということは、逆に言えば、約58%の人がスマホでもカメラでもさほど変わらないと感じているということになりますね。そうすると多くの人がスマホがあるから、別にカメラなんか必要ないと感じているということになります。ちょっと厳しい結果かもしれません。
埋められない価値観の基準の違い
よく、カメラはスマホには不可能な表現ができるので、その魅力を知って欲しいというような意見がありますが、そもそも、そのカメラでしかできない表現というものが、一般的なユーザに求められているものでなければ、カメラも求められないということになる可能性があります。
カメラを所有せず、カメラで撮影した画像のほうが良いと思わない58%の人が、実際にカメラとスマホカメラで撮影できることの違いについて詳しく知っているかどうかは、このアンケート結果からは不明です。しかし少なくともスマホカメラとカメラで撮影した画像の差(善し悪しの区別)がわからなければ、新たにカメラを購入しようと思わないのも理解できるところです。
なので、スマホよりカメラのほうがキレイに撮影できるとか、カメラのほうがスマホにはできない表現で撮影ができるという前提は、いちどゼロベースで見直したほうがいいのかもしれません。
一般的なユーザは実際にはどのような写真や撮影方法を好んでいるのか、そしてもしカメラでしか実現できない表現手法を知ったら本当にカメラが欲しいと思うようになるのかなど、市場調査をしていく必要があるのかな?と思います。そして、それによって新製品を開発したり、スマホカメラとカメラの違いや、カメラで撮影した場合の優位点みたいなものを周知していくなど、需要を喚起していかなければならないのかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (4件)
素人はミラーレス使うよりスマホで撮影したほうがきれいに写ります。
特にiPhoneのDeep Fusionはすごい。
現状でこの結果ですからここ数年でますますスマホは進化してミラーレスを引き離すでしょう。
年間、数十億台売れているスマホにかける開発費を考えれば勝負にならないです
ほとんどの人はスマホで写真鑑賞するでしょうからスマホのカメラで十分でしょうね。
しかもデジタル加工するのが当たり前な価値観ですからいくら写真機が高精細に忠実に撮れるといわれてもスマホ世代の食指は動かないでしょう。
なので画質で訴求するのではなく操作性や持つ喜びなどの付加価値をアピールしていかないとスマホ世代に買ってもらえないでしょうし、このままではどんどん写真機を持つ必要性を感じない人が増えていくだけです。
カメラ界隈ですら高画質光学性能をアピールしてるニコンZが一番求められて売れてるわけじゃないわけで、光学性能を前面にアピールするのは得策とは言えないことがわかります。
光学性能より小型軽量や可搬性やクセのある写りのするレンズのほうが使ってみたいと思わされますね。
そのことに気づかないメイカーはこの先生き残れるのだろうか。
フィルムカメラ時代に一眼レフを使用している人はごく僅か
多くはコンパクトカメラでした。
今のスマートフォンのカメラならばその需要は十分満たせるでしょう。
デジタルになりカメラの進歩とデータの扱いやすさで売れてきましたが
最近の機種ならば買い換える必要も少なくなりました。
それを考えればデジタルカメラの商品寿命はピークを迎えたのかも
しれません。
最近は10年以上前のデジタル一眼レフで撮るのが多少の使いにくさもあって
面白いです。
最初はジャンクを手に入れましたが色違いをもう1台買ってしまいました。
ブラックとシルバーです。
アップロードした投稿サイトでも画像の解像感に驚かれます。
なかなか難しいですね。現在最も世界で売れている専用カメラは「チェキ」でしょうし。
フジフィルムは御手洗会長の激減話に信じられないといっていたように思いますが、それは購入できる層が世界で増えるから、ということが理由であったと思います。フィルム時代は一眼レフを購入できる層は10億人もいなかったと思いますが、今後はそうではなく30、40億と増えていくだろうから。。。
とにかく、カメラ業界が盛り返しても、それが日本中心である可能性はないと思われるので、日本人が望むカメラが出される可能性は低い、ことは認識する必要があるのでしょう。ただカメラのコスト構造等もまるっきり知らないので、何か驚くことが起こることは期待し続けたいと思います。