―i線(波長365ナノメートル〈ナノは10億分の1〉)、フッ化クリプトン(KrF)両装置の2020年の販売台数は前年比40台増の124台を見込んでいます。好調の要因は。
「19年はメモリーの投資がスローになった時期もあったが、20年は堅調に推移した。(微細化で優れる極端紫外線〈EUV〉露光装置が注目を集めるが)必ずしもEUVで製造した最先端の半導体だけが市場で求められているわけではない。メモリーやイメージセンサー、車載向けなど、必要とされる半導体はバラエティーに富んでいる。先端のデバイスに引っ張られる形で裾野はますます広がっていくだろう。足元の引き合いも旺盛だ」(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8ae5d97ad6eb4d537e6289e4775d00a462e69a
半導体露光装置のの引き合い好調
ニュースイッチがキヤノンの半導体露光装置事業について報告しています。画像は記事とない半導体のイメージ画像です。記事は詳細な記述がありますので、興味のある方は全文を記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、キヤノンの半導体露光装置事業は、引き合いが旺盛で、需要が高まっているようです。実際に記事では、需要が多くなっていることを認めた上で、需要増に対応するために能力アップしたり、設備投資も毎年同じぐらい実施しているそうです。
今年の新型コロナウィルスの影響で、製品の販売に影響がでているようですが、様々な施策で対応していくとしています。
反転攻勢なるか?キヤノンの新技術
記事では、キヤノンは旧東芝のメモリ事業であるキオクシアとナノインプリントという新技術の開発を進めているとしています。この技術は、半導体の上にまるでハンコのようにパターンを転写することで半導体を製造できる技術のようで、これが実現すればかなり安価に半導体を製造できることになるようです。
記事では、技術的にかなり進歩しているようで、顧客にどのように利用してもらえるかを考えるレベルまできているようですね。
超微細な露光装置ばかりがもてはやされているようなイメージですが、半導体を利用する製品は様々で必ずしも最先端の技術で製造された半導体ばかりが利用されるわけではないということで、キヤノンの半導体露光装置にもまだまだ需要があると見込んでいるようです。
このナノインプリント技術がどれだけ画期的なのか、素人の自分にはわかりませんが、少なくとも記事の内容からは肯定的に捉えていいような内容ですので、かなり期待できるのかな?という印象ですね。
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