若い世代のコンデジブーム
要約
もし見逃していたとしても、いま“コンデジ”が復活しており、ここ1年ほど着実に売上が伸び続けているのは事実である。この復活を引き起こした要因については誰も確信を持っていない(とはいえ、SNSが関わっているのはほぼ間違いない)が、コンパクトカメラは再び“クール”な存在となり、特にこれまで一度も使ったことがないであろう層に人気が出ている。中でも若い女性に顕著で、スマートフォンは“もう古い”と感じられ、写真撮影には本物のカメラが選ばれるようになっている。
この流れに乗り遅れたメーカーもある一方で、在庫としてコンパクト機を残していたメーカーは恩恵を受けている。最大の成功例はキヤノンのPowerShot G7 X Mark IIIである。2019年7月に発売され、低迷期でも一定数の購入者を確保したことで生産継続されていた。そして……2025年前半には、どれだけ探しても手に入らない状態になり(中古価格も急騰した)。その後キヤノンは生産を増やし、8月にはG7 X IIIが日本の販売ランキングでトップに立ち、結果としてキヤノンの市場シェアは25%を超えるまでに上昇した。現在ではPowerShot誕生30周年を記念した限定モデルが登場し、これも急速に売り切れている。
現在の復活が、Leica D-Lux 8のようなハイエンド寄りの愛好家向けモデルをさらに増やすほどの勢いになるかどうかは不透明である。PowerShot G1の現代版アップグレードが出れば確実にヒットするだろうが、現状では低価格帯のスナップシューターが市場を牽引している(皮肉にもコダックブランドが再び注目されている)。しかし、ミラーレスカメラがもはや“コンパクト”という本来の概念から離れつつある今、市場には固定レンズ機のための空白が生まれており、現在のカメラ需要の高まりを踏まえれば、冒険心のあるメーカーにとっては大きなチャンスになり得る。
富士フイルムの個性的なX Halfや、さらに奇抜なInstax Mini Evo Cinemaの存在を考えると、今の状況では“何が起きても不思議ではない”と言えるだろう。
スマホとミラーレスを埋めるカメラ
コンパクトデジタルカメラが売れている理由とその影響について、DigitalCameraWorldが伝えています。上記は一部を要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事では、コンパクトデジタルカメラが流行していて、その理由としてSNSの影響があることは間違いないと指摘しています。しかし、実際には何が決定的な理由なのか誰も確信が持てていないとも述べており、なぜこれだけコンパクトデジタルカメラが売れているのかよくわからないようですね。
そのため、メーカーとしてもコンパクトデジタルカメラの開発・販売に力を入れていいものかどうか、各社とも様子見している状況のようです。
また記事では、ミラーレスカメラがコンパクトではなくなってしまっていること、スマホがもう生活家電になってしまい、スマホでの撮影が古いものという感覚があり、ミラーレスとスマホを埋めるコンパクトデジタルカメラの人気が出ているのではと分析しています。
コンパクトデジタルカメラが売れている要因にはいくつかあるようですが、スマホとは異なり不完全に撮影される写真に魅力を感じたり、スマホ疲れによってスマホから離れたい人がカメラを購入しているとか、カメラそのものを所有するという所有欲、撮影専用のカメラによって撮影する楽しみなどを指摘する声が多いですよね。
そのため富士フイルムなどは、あえて画質や撮影体験に個性を持たせるX halfのようなカメラを販売しており、他にはない魅力のカメラとして一定の支持を受けているようです。このようなカメラはSNSなどでバズれば、かなり売れるカメラになると思いますね。
そして、この現象を受けて各メーカーがどのように対応してくるのかも気になります。


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