カイロス3号機の打ち上げ延期
宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は1日、小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げを4日以降に延期すると発表した。上空10キロ付近の風が予想よりもかなり弱く、機体に影響を受ける可能性があったため、打ち上げ直前に中止を判断したという。3号機は当初、2月25日に発射予定だったが、天候などを総合的に判断して延期していた。
次回は4日以降
キヤノン電子やIHIエアロスペースなどが出資している宇宙ベンチャー「スペースワン」のカイロス3号機の打ち上げが本日予定されていましたが、天候の都合で4日以降に延期されました。本来は2月中の打ち上げを予定していましたが、こちらも天候を理由に延期され、今回も天候を理由に2度目の延期となります。
カイロスは固体燃料を利用することで打ち上げまでの準備期間を短縮することを念頭に開発されていますが、初号機は飛行範囲を外れたことで打ち上げ直後に自動的に破壊され、2号機は2分以上の飛行を続けることができしましたが、こちらも飛行経路が外れて自動的に破壊されており、今回の打ち上げの成功が期待されていました。
今回の打ち上げ延期の理由は天候の影響ですが、上空10km付近の風が予想よりもかなり弱かったことが理由としています。風のがかなり弱いのであれば、むしろ影響なく打ち上げが可能なのではないか?と思うのですが、実際には奥深い理由があるようです。
少し調べてみたところ、空気の流れが弱いと、上空の空気の流れを読むことができず、むしろロケットの制御がしにくくなるということがあるようです。上空はいつもジェット気流など強い風が吹いているので、それを前提に設計されたり、プログラムされているようですね。
また、ロケットが上昇していくときに空気を切り裂くように進んでいくわけですが、風が弱いとロケットの周りに発生する空気の流れが不規則になってロケットの振動などの問題が発生することがあるそうです。これらを避けるために風が弱いと打ち上げが延期されるということのようですが、風が弱いと打ち上げができないとは、なかなかロケットの打ち上げというのは難しいものなのだということがわかりますね。
打ち上げが延期され、ロケットの打ち上げを見学していた人からは、延期のお知らせを聞いて悲鳴があがったり、泣き出す子供がいたりして、ちょっと可哀想な状況になってしまったようですが、安全に打ち上げることが本来の目的なので仕方がないですね。
筆者もYoutubeのライブ配信予定の番組を見て待っていましたが、突然、延期のお知らせが発表されてちょっと残念でした。次回の打ち上げでの成功に期待したいですね。
–毎日新聞





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