フルサイズ vs マイクロフォーサーズ
フルサイズのキットは写真市場を支配している。現在も多くの一眼レフカメラが日常的に使用されており、キヤノン、ライカ、ニコン、パナソニック、シグマ、ソニーは引き続きフルサイズのミラーレスカメラに注力している。これらは、フルサイズが主流となっている多数のサードパーティ製レンズブランドによってしっかりと支えられている。
一方で、より小型のAPS-Cやマイクロフォーサーズフォーマットにも役割がある。そして、ここで見てきたように、後者は非常に優れた性能を持っている。これは現在マイクロフォーサーズを使用している者にとっては驚きではないが、フルサイズにこだわっている者には意外に感じられるかもしれない。
マイクロフォーサーズは、重い機材を持ち歩けない、あるいは持ち歩きたくない写真家にとって理想的である。小型のカメラを使う楽しさもあり、自然、ストリート、旅行などのジャンルを撮影する者にとっては多くの利点がある。画質に関しては妥協が必要だが、それは思っているほど大きなものではなく、多くの専門家やプロがこの小型フォーマットを使用していることがその証明となっている。
では、フルサイズのキットを下取りに出してマイクロフォーサーズに乗り換えるべきだろうか。先述の通り、フォーマットの変更は非常に大きな決断である。もし小型フォーマットに魅力を感じるのであれば、いきなりすべてを切り替えるのではなく、まずは中古モデルとキットレンズで試してみるという穏やかなアプローチが最も安心できる道かもしれない。実際にフォーマットを試してみて、撮影したファイルを扱ってみることで、自分の写真スタイルに合った道がすぐに見えてくるはずである。幸運を祈る。
どちらのフォーマットにも利点がある
マイクロフォーサーズとフルサイズ、どちらを選択するべきかAmateruePhotographerが伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事ではまず、フルフレームとマイクロフォーサーズという二つのフォーマットの違いについて解説していました。マイクロフォーサーズはセンサーサイズが17.3×13mmで、クロップ係数が2倍のため、小型で軽量なシステムを構築できると述べられています。一方、フルフレームは24×36mmのセンサーを採用し、より広い画角と高い画質を実現できると紹介されていました。
マイクロフォーサーズの利点としては、携行性の高さとコストパフォーマンスの良さが挙げられています。記事では、マイクロフォーサーズの300mm f/4レンズが約1.27kgであるのに対し、フルフレームの同等600mm f/4レンズは3kgを超えると例を示し、旅行や野鳥撮影などではマイクロフォーサーズの軽さが大きなメリットになると説明されていました。また、レンズやボディも比較的安価に揃えることができるため、機動性を重視する撮影者に向いているとされています。
一方で、画質やボケの表現、高感度でのノイズ耐性といった面ではフルフレームが有利だと述べられていました。特に暗い環境や大判プリントを想定する場合、フルフレームの方がディテールの再現性が高く、ノイズも少ないとしています。ただし、日中や十分な光のある環境ではマイクロフォーサーズでも非常に良好な画質が得られ、実際の使用では差を感じにくい場面も多いと記されていました。
価格面では、マイクロフォーサーズのハイエンドモデルが2000ドル前後であるのに対し、同等クラスのフルフレーム機は4000ドル以上になる例が挙げられています。
低価格やシステム全体の小型化が可能という点ではマイクロフォーサーズにメリットがあるようですが、高感度耐性、画質やボケといった部分ではフルサイズが有利という、いつも通りの結論ということになりそうです。
個人的には散歩にカメラを持っていったり、スナップ撮影をしているので、やはり小型なカメラのほうが好きですね。1インチのレンズ交換式を利用していましたが、ボケはAPS-Cにすら敵わない(当たり前)ものの、被写体に寄る、背景との距離をできるだけ長くするなど撮影の工夫で大きなボケを得るようにするといった別の意味の撮影の楽しさがありました。小さなセンサーでも不自由も楽しめるようになると面白いかもしれません。


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フォーサーズはどんなに性能が良くてもアス比が気持ち悪いから無理