Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DGはこのジャンルで驚くほど優れたレンズ

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Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG Contemporary
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20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryレビュー

Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryは、28mmでは広角が足りないと感じる人にとって、TAMRON 28-200mmの興味深い代替となるレンズだ。10倍ズームというズームの範囲により、本当の広角から望遠までをコンパクトな1本で撮影することができる。スタイリッシュな外観、高速なオートフォーカス、ズーム全域で比較的良好な画質がある。

もちろん光学的に完璧というわけではないが、このようなレンズで完璧なレンズは存在しない。シグマの技術者が広角側に挑戦したことで、いくつかの妥協があるかもしれないが、それこそがこのレンズの最も魅力的な特徴とも言える。

従来、トラベルズームや高倍率ズームは光学性能が物足りないことが多かったが、Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryはタムロンの28-200mmと並んで、このジャンルにおいて驚くほど優れた選択肢となっている。ズームの範囲が広いにも関わらず、24-105mm F4レンズと比較して劣っているわけではなく、次の旅行に加わるレンズとして非常に良いレンズだ。ほぼマクロレベルの拡大撮影が可能なのも嬉しいおまけだ。

もし費用を抑えたい、そして20mmまでの広角が不要であれば、タムロンの28-200mmはずっと低価格な選択肢だ。しかしSigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryのほうがより魅力的な焦点距離の範囲と優れたオートフォーカスがあるため、追加の300ドルを払う価値はあるかもしれない。選択肢があるのはいつでも嬉しいことだ。

  • 長所
    • 20mmまで対応する初の超高倍率ズーム
    • 10倍ズーム範囲
    • コンパクトで軽量
    • 徹底した防塵防滴性能
    • HLAフォーカスモーターは高速で静かなフォーカスを実現
    • 非常に高い最大撮影倍率
    • 球面収差のほぼ完璧な制御
    • 画像の大くの部分でかなり解像性が高い
    • ズーム範囲全体でかなり一貫したパフォーマンス
    • 美しい色彩
    • 優れた耐フレア性
  • 短所
    • 全体的に暗い開放絞り
    • 20mmでは歪みと周辺減光が激しい
    • 20mmの四隅が柔らかい
    • タムロンよりかなり高価

高画質なトラベルズーム

Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | ContemporaryのレビューをDustinAbbottが伝えています。

レビューでは、Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryはフルサイズ用のトラベルズームとしては非常に広角な 20mm から始まることが大きな魅力だとされています。従来の28mm始まりや24mm始まりのズームよりもさらに広く、都市景観や建築物の内部、風景撮影などに強みを発揮するとしています。

また、10倍のズームレンジを備えているため、1本で幅広い撮影シーンに対応できるのも利点とされています。さらに、最大0.5倍(1:2)のクローズアップ撮影が可能で、多彩な表現ができる点も強調されています。加えて、比較的軽量かつコンパクトな設計で、堅牢なビルドクオリティや防塵防滴性能、フルタイムマニュアルオーバーライド対応の高速AFモーター(HLA)も備えているため、旅行用や動画撮影用としても使いやすいとされています。

一方で、20mmという広角スタートを実現した代償として、歪曲収差や強い周辺減光が顕著であり、補正が必須になると指摘しています。特に20mmでは複雑な「ひげ型」の歪曲が発生し、補正しても完全には直らない場面があるそうです。

また、可変絞りのため望遠側ではF6.3と暗く、同クラスのタムロン28-200mmと比べても開放F値が早い段階で暗くなるため、ISO感度を上げざるを得ず、手ブレやノイズが増える可能性があると懸念されています。さらに、広角端や望遠端では四隅の解像感が不足し、全域で均質な描写を求める人には不満が残るとされています。価格についても999ドルと比較的高めで、タムロンの既存モデルより割高である点が弱点とされています。

まとめると、このレンズは「圧倒的に広い画角と多用途性を持つ旅行用ズーム」であり、利便性や設計面の完成度は高いとされつつも、「光学性能の妥協点や暗さ」という課題を抱えていると伝えられています。

短所に関しては高倍率ズームや小型なレンズにありがちな一般的な問題が含まれているようです。しかし多くはデジタル補正で対応できる問題ないので、それほど気にせずに済むかもしれません。それでも、小型軽量、超高倍率を実現しながらも光学的にはこのようなレンズとしては比較的に解像性が高いようですので、優れたレンズと言えそうです。

DustinAbbott

Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryの最新情報!

シグマ関連情報

Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryの主な仕様

Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryの主な仕様
対応マウントL マウント、ソニー E マウント
センサーフォーマットフルサイズ
レンズ構成枚数14群18枚(FLDガラス1枚、SLDガラス3枚、非球面レンズ4枚)
絞り羽根枚数9枚(円形絞り)
最小絞りF22-40
最短撮影距離16.5cm (焦点距離28mm時)
25cm(W) – 65cm(T)
最大撮影倍率1:2(焦点距離28-85mm時)
フィルターサイズφ72mm
最大径x長さL マウント: φ77.2mm x 115.5mm
ソニー E マウント: φ77.2mm x 117.5mm
質量L マウント: 550g
ソニー E マウント: 540g
対応マウント / 商品コードL マウント: 00-85126-79669-3
ソニー E マウント: 00-85126-79665-5

レンズ構成図

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波動光学的MTF

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幾何光学的MTF

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Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG Contemporary

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 可能ならF5.6に留めて欲しかった
    何なら600gまでは許容するし
    仮にF6.3でも手ブレ補正は付けるべきだったんじゃないの?
    200mmではIBISは殆ど効かないし
    F5.6通しで手ブレ補正付いてたらどんな重さになるんだろうな

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