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シグマ “Foveonセンサーは技術開発の最後の段階にほぼ到達した”

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FOVEON
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Foveonセンサーの開発はどうなっている?

シグマの社長がインタビューに答え、SIGMA BFやFoveonセンサーの開発状況について述べています。この記事ではインタビュー内容について詳しくお伝えします。

多くのFoveonのファンは、シグマの次のカメラが、長らく待ち望まれていたフルサイズFoveonのカメラになることを望んでいた。その夢は実現しなかったが、社長はシグマがこのプロジェクトに引き続き取り組んでいることを確認し、開発プロセスに関する詳細を明かした。

「もちろんだ。私たちは大学と一緒に取り組んでいる。日本の大学との共同プロジェクトだ。研究者である教授と協力してきた」と彼は関心について改めて述べ、プロジェクトの進展には協力が必要だったと説明した。

この道のりには大きな努力と期待の再設定が必要だった。「時間がかかるため、アメリカから日本へプロジェクトを移した後で、ゼロからのスタートとなった。開発には2つの段階があり、技術開発と製品設計だ。技術開発には予想以上の時間がかかった。私たちはいくつかの画素のプロトタイプを作った。それはフルサイズセンサーではないが、画素の試作品を作り、いくつかの設計ミスを経験した。試作品を作るたびに何らかの問題が見つかり、その都度、その問題を修正してきた。そして今、技術開発の最後の段階にほぼ到達している。すべてが完了すれば製品開発に入る」と彼は述べる。

最終的な製品の完成にはまだ時間がかかるかもしれないが、社長の自信ある姿はFoveonファンに希望を持ち続ける十分な理由を与えてくれる。

ついに技術開発の最終段階に到達か

シグマの社長がインタビューに答え、SIGMA BFの開発秘話やFoveonの開発状況について答えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

インタビュー内容によれば、基本的には以前のインタビューでの返事と同じで、Foveonに興味があり、さらに開発を続けていることを明かしています。そして、プロジェクトをアメリカから日本に移動させたこと、日本の大学の研究グループと共同で開発していることを明かしています。

研究室に所属している大学生も研究に参加しているのでしょうか?新しいセンサーを開発する研究なんて考えただけでもワクワクしてしまいますね。

そして、進捗はそれほど進んでいないのかと思われていましたが、技術開発の最終段階にほぼ突入したということで、少しずつながらも研究が進んでいることが明らかになりました。そして技術開発の最後の段階を過ぎれば、いよいよ実際の製品の開発に進むということで、いよいよフルサイズFoveonが市場に登場するということになりますね。

APS-Cですでに製品として発売されていたのに、なぜ画素レベルから再研究をしなければならないのか理由は不明ですが、フルサイズにすることで面積が広くなり、何かしらの問題が発生してしまうのでしょうか?そのあたりの技術的な問題の理由についても知りたいですね。

(source)DPREVIEW

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • 各色層間にフィルター層を入れながら積み重ねるので面積を
    増やすのが難しかったのかもしれません。
    通常のフルサイズセンサーでも半分づつ2回露光などしてい
    るので構造が多層のセンサーでは実用化の壁は高いのでしょう。
    次は量産化技術の開発ですね。
    構造上歩留まりを上げるのは大変そうです。

  • シグマにはAPS-CでいいからLマウント機を出してほしいんですよね。
    せっかくAPS-C用レンズを出しているのにシグマもパナもライカもAPS-C機がないのは勿体なく感じます。
    パナとライカはAPS-C用レンズを出してないから (ライカは以前に出してましたが) わかりますが、シグマは今出してるわけでAPS-CのLマウントFoveon機を出してほしいですね。

  • 投げずに研究を続けてきたことには敬意を表しますが
    動作があまりに遅くバッテリーも持たず高感度は話しにならずの以前のような試作品レベルのものしか出来なかったとしたら今度は世に出すべきではないと私は考えます。
    違和感なく普通に使えるレベルのものが出来たなら喜んで使わせてもらいます。

  • Foveonセンサーは構造上色分離については最悪レベルなので、その辺も含めての改善だったのでしょうか。(逆にモノクロだと最高のセンサーになります)
    解像感は疑いようもなく凄いのですが、高感度性能は構造上どうしてもCMOSレベルにはならないでしょう。ユーザー側がどこまで妥協点を許すかになるかと思われます。また読込速度が現在の一般的なCMOSレベルにまで引き上げられていたら御の字といったところかもしれません。
    その特徴から一定数のファンがいるセンサーなのもあり、どこまで仕上げてきているのかは興味があります。

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