2025年1月デジタルカメラ統計公開
CIPAが2025年1月のデジタルカメラ出荷数量の統計を公表しています。この記事ではデジカメの出荷統計について詳しくお伝えします。
前年を上回る出だし
CIPAが2025年1月のデジタルカメラ出荷統計を公開しています。上記はレンズ交換式デジタルカメラの統計で、この他にレンズ固定式や、それら合算のグラフなどもありますので、すべての統計は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レンズ交換式デジタルカメラの出荷数量をみると、去年好調だった1月の実績を少しですが上回る数値となっていて、今年も期待を抱かせるような出だしとなっていることがわかります。去年は全体的にみればおととしを上回る数量となっていましたので、今年もさらに増えるといいなと思いますね。
またレンズ一体型のデジタルカメラについても前年、前々年を上回る出荷数量になっていて、これらもコンパクトデジタルカメラのブームが少し背中を押してくれているのかなといった印象です。レンズ固定式カメラについては、パナソニック、ニコン、キヤノンが次々とコンパクトデジタルカメラの新製品を発売していますので、今後に期待したいですね。
ところで今回の地域別のミラーレスカメラの出荷数/出荷額ですが、日本国内では大きく落ち込んでいます。
| 出荷数量 前年同月比 | 出荷額 前年同月比 | |
| 日本 | 71.6% | 68.5% | 
| 中国 | 95.4% | 103.5% | 
| 欧州 | 118.8% | 112.2% | 
| 米州 | 140.3% | 137.8% | 
| 世界 | 110.0% | 110.0% | 
日本国内の出荷数量は30%ほど減少しています。中国も出荷数量はやや減っていますが、出荷額は前年の1月とほぼ同じであることがわかります。
日本国内で落ち込んだ出荷数量と出荷額を補ったのが欧州と米州で、特に北南米でミラーレスカメラが好調に売れていたということがわかりますね。
国内の転売対策が有効に働いたのか、各カメラメーカが日本国内よりも海外を優先してカメラを出荷しているのか、それとも日本国内で一時的に需要が減ったのかわかりませんが、ちょっと興味深い現象となっています。
(source)CIPA
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