富士フイルム 2025年からメニューの言語設定を変更に
富士フイルムが2025年から日本で販売するX100VIで使用できるメニュー言語を日本語と英語だけに限定するようです。この記事では、なぜそのような取り組みを行うのか詳しくお伝えします。
2025年から、日本で発売されるX100VIは日本語と英語の2言語のみで提供される。これは、すでに富士フイルムのX-M5で見られていたことで、日本では日本語と英語の両方が用意されている。
もし日本でX100VIを購入する予定があり、母国語が英語や日本語でない場合には、その点を考慮して欲しい。
富士フイルムは有料の言語追加サービスも提供しているので、必要な場合には利用することがでぎる。
読者のSPEEDさんが私たちのX-M5の記事で以下のように指摘していた。
これは悪質な転売ヤーが円安(および免税)を利用することを防ぐための対策だ。これは悪質な転売ヤーがカメラを日本で購入し、中国で再販するのを防ぐための措置だと思う。
これがどれほど煩わしく感じるかわからないが、最終的には本当の顧客を保護しようという試みだ。「本当の」とは、カメラを使うために購入する顧客を表し、転売目的で複数のカメラを購入する人々のことではない。理論的には富士フイルムは転売ヤーに販売したカメラも、本当の写真愛好家に売ったカメラも同じだけの利益をもたらすので気にしないかもしれない。しかし転売ヤーに少しでも生活を難しくさせようとする努力が見られるのは良いことだ。
難しい転売対策
最近の極端な円安のため、日本国内で販売されているカメラがインバウンド需要のため品不足になってしまっています。そのため、日本国内で販売するカメラには様々な施策がされていて、転売されないような対策がとられています。
通常、国内のメーカは想定する為替レートを設定して、その価格で日本国内と海外で販売しているわけですが、最近の為替の動きは極端なので、かなり円安になった場合には海外で転売すると大きな利益になるということで、国内の製品の供給が不足する事態になってしまっているようです。
記事にもありますが、富士フイルムはX-M5からカメラのメニューの表記を日本語と英語のみにすることで、他の国の人が購入しにくいような施策を取り入れるようですね。ニコンもNikon Z6IIIから同様の対策をおこなっているようです。
メニューを英語にした程度では、ほとんどの人は英語の表記ぐらいはわかるでしょうから、欧米や日本の人にとっては、あまり効果のある施策ではないように思えます。中国や韓国、その他のアジアの国々でも英語程度は読めるでしょうから、実際にこれが対策になるのかどうかは、よくわからないところがありますね。しかし、少なくとも正規輸入品ではなく、個人輸入の製品であるということの区別にはなるのかもしれません。
また、最近では日本国内での価格を高めに設定する代わりに定期的にキャッシュバックキャンペーンを実施するという対策も行われているようです。キャッシュバックには登録が必要で、同じ人が何度もキャッシュバックを行えないようにすることで、ある程度の対策が可能になるようですね。
しかし転売では為替差で儲けるためだけでは無くて、プレミア価格に設定して販売しようとする人もいるので、これは困った問題ですね。
上記の記事のように、メーカが得られる利益は同じだから、プレミア価格で販売しても問題ないのではないかと思うかもしれませんが、実際には異なります。例えば、同じ商品を10万円で購入するのと、20万円で購入するのとでは、同じ性能なのに支払った価格が2倍違う計算になります。ユーザが利用してみて、この製品は20万円も支払う価値がなかったと判断した場合に、メーカに対するイメージの悪化につながる可能性があるので、メーカにとっては適正な価格で販売したいというのが本音だろうと思いますね。
というわけで、何かよい解決策があるといいなと思いますが、組織的にやられると効果がないことも多いので、かなり面倒な問題ですね。
そして「X-Pro最新機種は第6世代となりX-Pro6になるのではとの憶測が流れる」ではX-Proの新製品の噂について詳しくお伝えします。
(source)FujiRumors
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コメント
コメント一覧 (1件)
何で英語残して転売対策可能だと考えたんだ?
富士フイルムの社員って馬鹿なの?
富士フイルムも実はインバウンド対策じゃなくて、実際は在日中国人、韓国人、ベトナム人対策だって半ば認めたって事?
在日外国人ランキングの人数からしても、他の物品の一般的な転売行為もその3カ国が多いから(笑)