今日、情報筋は1DX Mark IIIについて、さらにもう少し詳しく説明してくれた。
・バッテリーの寿命が素晴らしい。1DX Mark IIよりとても良い
・ライブビュー時のサイレント撮影モードは完全に無音
・瞳AFは驚くほどいい(ライブビュー時のことだと仮定している)
・AF-ONトラックパッドはとても革新的で、高速に動作し、とても正確だ。情報筋によれば「まさに本当の革命だ。もう誰も古いジョイスティックは操作しないだろう」。(記事を一部引用しています)
キヤノンのフラッグシップの仕様の一部が流出?
先日、キヤノンのフラッグシップモデルであるEOS-1D X Mark IIIの開発発表がありましたが、その仕様の一部が流出した可能性があるようです。
ニコンのフラッグシップモデルがNikon D6ならば、キヤノンはEOS-1D X Mark IIIですね。どちらも開発発表が行われ、来年のオリンピックまでに発売されることが期待されています。両者ともオリンピックイヤーにあわせて発売するので、メジャーバージョンアップとしては実に4年ぶりの新発売ということで期待されていますね。
そんなフラッグシップのカメラの仕様が一部分かったようです。噂によれば、1D X Mark IIIはバッテリーの寿命が素晴らしく、無音撮影と瞳AFが利用できるようですね。
実は、1D X Mark IIIは開発発表時にかなりの仕様が明らかになっていて、それはキヤノンのホームページの1D X Mark IIIのスペシャルサイトで公開されています。ですが、バッテリーの寿命、完全無音撮影、瞳AF搭載、AF-ONトラックパッドについての記述はないので、これらは新情報といえそうですね。
瞳AFと無音撮影は恐らくライブビュー時のことだと思われます。スペシャルサイトには「ライブビュー撮影時のAF領域が拡大」などとあることから、デュアルピクセルCMOSセンサーが搭載されていると想像できますね。なのでライブビュー時には瞳を認識して撮影する瞳AFも利用できるし、電子シャッターによる無音撮影でも像面位相差センサーにより高速なオートフォーカスが期待できそうですね。
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AF-ONトラックパッドとは?
新しい噂として、AF-ONトラックパッドという名称がでてきますが、これはどのような機能なのでしょうか?
トラックパッドというのは、よくノートPCのキーボード手前に搭載されているパッド状のデバイスです。パッドをなぞったりタップすることでマウスのカーソル移動、左右クリックや画面スクロールを行うデバイス機器です。タッチパッドということもありますね。
今回の1D X Mark IIIのトラックパッドについて、最初に想像したのはEOS Rに搭載されているマルチファンクションバーでした。EOS Rのマルチファンクションバーも一種のタッチパッドで、こちらは左右のタップと、左右のスライド(スクロール)ができるというトラックパッドで、これがEOS Rに搭載されています。ですが、今回のトラックパッドはEOS Rのマルチファンクションバーとは少しことなるようですね。
そのヒントは、やはり1D X Mark IIIのスペシャルサイトにありました。スペシャルサイトによれば、「AF測距点選択用の新部材をAF-ONボタンに搭載」との記述があります。つまり、AF-ONボタンに何かしらのトラックパッド的機能が搭載されていて、そのトラックパッドを操作(ドラッグ)することで、AFポイントを任意の位置に移動できるというシステムのようですね。
これまでのジョイパッド的なものでは、フォーカスポイントを一つ動かすのに1タップする必要があるわけですが、AFポイントがめちゃくちゃ増えた最近のカメラでは、望みのフォーカスポイントに移動させるだけで何十回もタップする必要がありました。さらにジョイスティックではアナログ的な使用が出来るのでフォーカスポイントの選択は楽になりましたが、微妙な操作が必要で自分の望むフォーカスポイントに移動させにくいという欠点があったようです。ですが、タッチパッド的なデバイスであれば、自分の任意の場所にフォーカスポイントを起き続けることが非常に簡単になる可能性がありそうですね。
操作としては、感圧式のトラックパッドになっていて、親指が触れているときは親指AFの機能ONとして働き、AF-ONボタンを押しながら親指を動かすとフォーカスポイントを任意の場所に簡単に移動できるというようなシステムになっているのでしょうか?もしそうだとすると斬新なシステムと言えるかもしれません。特にAFポイント数が多くなっているミラーレスには最適のデバイスとなる可能性がありそうで、楽しみですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://www.canonrumors.com/more-information-on-the-1dx-mark-iii/
コメント
コメント一覧 (1件)
キヤノンはカメラの操作性を改善しようとして色々と試行錯誤しているようです。
EOS- Rのマルチファンクションバーも挑戦的な試みでしたが、やや操作性に癖があったようで無効化されている人も多いと聞いています。
プロ機で求められる水準は高いので、きっと今回は面白く有用な操作性を実現しているのでしょう。