パナソニックへのインタビュー
パナソニックがインタビューに答えています。今後のLUMIXはどのようなものになるのでしょうか?それではみてみましょう。
- LUMIX Sシリーズはすでに完成しているのか?
- シリーズが完全に完成することはない
- 技術者はフルサイズとMFT(マイクロフォーサーズ、以下同)でカメラとレンズを開発を続けている
- ハードを提供するだけでなく新しいアップデートを提供することも目標だ
- 我々の優先事項は現在の需要により適しているS5シリーズに関するものだ
- LUMIX G9 IIの発売で販売業者や顧客からの反応は?
- LUMIX G9 IIの発売は特に好評だ
- G9の発売は6年前で、ユーザにとってお気に入りのカメラだったため非常に期待されていた
- LUMIX G9IIで望まれていたのはハイブリッドAFだ
- MFTに移行する映像制作者は小型、軽量、使いやすさを求めている
- しかし何よりも静止画と動画のオールインワンを求めている
- LUMIX GH9 IIとGH6はシェアの奪い合いになっていないのか?
- G9 IIとGH6は動画について共通点があるが、GH9 IIはDNAを静止画に定着させている
- GH6はHDMI出力、アクティブベンチレーション、内蔵ProResなどでRAWの機能を独占している
これらは動画撮影者向けの非常に特殊な機能で、G9 IIのユーザが求める機能ではない
- GH6がハイブリッドAFを搭載していないことがデメリットになるのでは?
- 使用目的により異なる
- マニュアルで撮影する人は多い
- 動画では内部ProResを好むだろう
- ハイブリッドAFがないことはGH6にとって有害ではなく、依然としてDFDテクノロジも搭載している
- オートフォーカスに不満を感じている人は動画の機能も多く提供するGH9 IIを選択するだろう
- MFTの将来は?
- MFTは非常に多くのレンズの恩恵を受けている
- オリンパスからの提案を含めるとレンズの数は多く、優れたサイズ、重量、価格のバランスがとれている
- MFTとフルサイズはどのように互いに補えるか
- フルサイズは大きいサイズで印刷したり、暗い場所で撮影する人が対象だ
- 一方で、バックパックひとつであらゆる状況に対応するにはMFTが最適だ
- Lマウントアライアンスの今後は?
- 新しいメーカーが参入していることはアライアンスが理にかなっていることを示している
- Lマウントアライアンスはカメラとレンズの完全なエコシステムだ
- パナソニックはマクロレンズと望遠レンズの発売を予定し開発を続けている
- 高級コンパクトの将来は?
- コンパクト市場はコロナ禍による部品不足で世界中で崩壊し、一部は再生産されることはなかった
- その結果、パナソニックを含むすべてのブランドは特定のモデルを更新しないことを決定した
- パナソニックはコンパクトとネオイチの分野で1位のブランドで製品を提供することが可能だ
- 市場は縮小しているが競争相手がスナクなり製品の販売は増加している
- S5 IIよりも明確なセンサーを搭載したS5Rを発表するつもりは?
- ラインナップが完全になることはなく、フルサイズに関して大きな目標があり開発を続けている
- 従ってフルサイズとMFTの新製品が登場する
フルサイズとマイクロフォーサーズの新製品を予定か
パナソニックへのインタビュー内容をphototrendが公開しています。上記は要約になりますので全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によればLUMIX G9 IIはユーザにとても好評だったとしています。またLマウントアライアンスについても新規加盟メーカがあるということで、その優位性に関して述べていますね。
製品についてはあまり記述がないのですが、今後もマイクロフォーサーズとフルサイズに強く関与していくので、必然的にそれらの新製品が発売されるだろうとしています。
いまパナソニックの噂としてはインタビュー内にもあるG6の後継機種の噂があります。
G6後継機種はGH7になる可能性があるという噂で、位相差センサーが搭載される可能性もあるようです。G9 IIの被写体追尾性能は素晴らしかったので、同じAFが搭載されたら、動画を撮影するユーザには嬉しいでしょうね。
さらに次の記事ではLUMIX G9 IIのAFの性能について「LUMIX G9IIレビュー “非常に有能、満足な速度のオートフォーカス”」にて詳しくお伝え。
(記事元)https://phototrend.fr/2023/10/interview-panasonic-salon-de-la-photo-2023/
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コメント
コメント一覧 (5件)
パナソニックは富士フイルムが中判とAPS-Cを別マウントで展開しているようにFFとMFTを別マウントで展開していく方針で、LマウントでAPS-Cをやる気はなさそうですね。
しかしこの2マウント体制は果たして、特にMFTの将来性は大丈夫なのか、オリンパスが事業を手放したりスマホのカメラの性能が上がるほど小センサーから割を食いますし、Lマウントはボディもレンズもまだまだで既に開発が遅い印象ですが2マウント体制でリーソースを分散してる場合なのでしょうか。
パナソニックは色々言うのですが、うまくいっているようには見えずです。位相差AF不採用時代もいろいろ言っていたけど、普通に考えられていたような結果で、採用せざるを得なくなっているし。GH6関係の返答も個人的には何か見苦しい感じが。。。他社がやっていることにも理由があるわけで、パナソニックだけが避けれるうまい話はそうはないのでは。ということで、今回もいろいろ言ってはいるが、M4/3から撤退しての1マウント予想をしても良いと思っています。
Panasonicはフランス市場では2位のカメラメーカーです。欧州のカメラ店に行くと、確かに4大メーカーとして同じ売り場スペースがあったりして驚きます。一般の人はCanonという会社は知らなくてもPanasonicやSonyは知っていますからね。
PanasonicにはぜひAPS-Cのカメラを出して欲しいと思っています。アライアンスのSigmaがLマウントでAPS-Cレンズを出していますので。ボディをSigmaが作るよりも、PanasonicがS5IIやG9proIIと同じ箱に同じソフト・エンジンを積み、センサーだけ変えるとコストを抑えて作れるのではないかと思います。
S1RIIをずっと待っているのですが、S5Rの発想はなかったです。ぜひ、S5IIのボディに6000万画素センサーを積んで出て欲しいです。センサー・エンジンはLEICA Q3のままで良いのですが。
おそらく S5II → G9II の流れのように GH7 には後に対応するフルサイズの L マウント動画機の計画をしているのでしょう。
L マウントもマイクロフォーサーズもやめられないので、同じボディを別マウント別センサーで使いまわして開発や量産のコストを下げていくのでしょう。
後継機の無いレンジファインダー式の LUMIX GX7 系ですがマイクロフォーサーズ版と L マウントの APS-C 版の二ボディ展開だったらなんとか採算がとれて展開出来たりしないでしょうか?