LUMIX G9IIレビュー
パナソニックのLUMIX G9IIのレビュー記事では、G9IIの被写体認識能力が高く評価されているようです。どのように評価されているのでしょうか?
それではレビューをみてみましょう。
最も大きな話題は、LUMIX G9IIがパナソニックのマイクロフォーサーズ機で初めて像面位相差AFを導入したことだ。
特に動画で悩まされていた迷いはなくなり、非常に有能で、満足のいく速度のハイブリッドAFに置き換わった。これは初代とは思えないほどの被写体検出機能が備わっている。
多くの人々にとって、これがLUMIXをOMシステム(最近のカメラには像面位相差AFが搭載されている)よりも真剣に考える唯一の理由となるだろう。
しかし、パナソニックはフォーカスの機能だけで満足することなく、すでに評価の高いオリジナルのG9を2023年版のMark IIに進化させるために、多くの機能をアップデートしている。
AF/AE追従の60コマ/秒の連写撮影、8段分のボディ内手ぶれ補正、1億画素のハイレゾ画像、GH6と競合するビデオスペックのあるこのカメラは、真の強力なハイブリッドフラッグシップカメラだ。
LUMIX G9IIと前のG9の選択に、頭を悩ませることはない。新しいモデルを購入できるなら、それを選択しよう。なぜなら、Mark IIはほぼすべての点で6歳年上の兄弟機をうわまをっているからだ。
ハイブリッドのG9IIと、動画向けのGH6の間では、特に現在の価格がほぼ同じであるため、非常に接戦だ。G9IIはパナソニックのマイクロフォーサーズで初めて像面位相差センサーによるメリットを提供するが、GH6は動画モードに関係なく、無制限の録画時間をサポートする内蔵ファンを備えている。
G9 IIの主なマイクロフォーサーズの競合機種はOMシステムのOM-1で、これは積層型の2000万画素があり、より小さくて軽く、より優れたEVFを持っているが、ビデオカメラとしてはあまり能力がない。
また、フルサイズの外観を好み、数百ポンドの追加費用を負担できるのであれば、最近のS5 IIはG9 IIと同じボディサイズで、ほぼ同じ操作性と、同様の機能を提供する。
まだ特定のカメラシステムに投資していない場合は、大きなAPS-Cセンサーで、取り扱いのよさというメリットを提供する実績のある富士フイルムの大人気のX-T5を検討することもできる。
結局、新しいG9IIは現在のマイクロフォーサーズの写真家やビデオグラファーに最も魅力的であり、特にオートフォーカスなど、システムで提供される最高の技術を求めており、プレミアムマイクロフォーサーズレンズを最大限に活用するために、比較的大きくて高いカメラに投資することを気にしない人々にとっては魅力的だ。
マイクロフォーサーズのフラッグシップ
LUMIX G9IIのレビュー記事が公開されています。レビューではさらに詳細な評価や、作例がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューではかなりの高評価となっているようですね。特に像面位相差センサーを搭載したことで、AFが速く高速かつ正確になっていることがわかります。また、AF性能だけでなく、連写性能やボディ内手ぶれ補正についても向上していて、全体的に機能が向上しているようです。
しかし一方で、ボディサイズが大きいこと、価格が高いことが指摘されています。これは発表されたときにネット界隈で多くの人が指摘していました。このあたりをどう考えるのかといったことが大切になるのかなと思いますね。この機能で小さなボディにしてくれたら購入したのにという人は結構いるようです。
それでもG9IIのAF性能は非常に魅力的だと思いますね。下記で比較動画によって検証されていますので、ご覧ください。
そんなG9IIですが、予約が低調ではないかという可能性とその理由について「LUMIX G9IIの予約が低調??と噂 考えられるその理由とは」にて詳しくお伝え。
センサーサイズ | 4/3型Live MOS センサー |
画素数 | 2521万画素 |
センサークリーニング | センサーシフト方式、手動 |
イメージプロセッサ | 新世代「ヴィーナスエンジン」 |
手ぶれ補正 | Dual I.S. 2 対応、ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)5軸×レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)2軸 |
手ぶれ補正効果 | 最大8段 |
高速連続撮影 | メカシャッター:14コマ/秒 電子シャッター:最大75コマ/秒 |
動画撮影 | 4:3 5.8K(5760×4320)29.97p 17:9 5.7K(5728×3024)59.94p C4K(4096×2160)119.88p 4K(3840×2160)119.88p |
シャッター速度 | 電子シャッター:1/32000~60秒 メカシャッター:1/8000~60秒 |
ISO | 標準:ISO100~25600 |
フォーカスポイント | 像面位相差 779点 |
EVF | 0.5型 368万ドット |
背面液晶 | 3型 184万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC デュアルカードスロット |
サイズ | 約134.3×102.3×90.1mm |
重量 | 約658g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む) |
主要メーカの製品レビュー最新情報まとめ
ニコンのレビュー
- ニコン Nikon Z50IIの使用説明書を公開 N-Log動画編集ガイドも併せて公開
- 今の時代、Nikon Z50IIの2000万画素では十分ではないのか? vs Nikon Z8
- Nikon Z50IIはZ50よりはるかに能力が高く真剣な製品
- ニコン Nikon Zfの新ファームを公開 EVFやライブビューが露出オーバーになる現象を修正
- Nikon Z50IIのイメージセンサーが古いという不満は理解できない
キヤノンのレビュー
- EOS R1は報道スポーツ写真に理想的だが少し専門的になりすぎたかもしれない
- キヤノン EOS R1のテクノロジを解説する特設ページ公開 クロスAFの技術ほか
- RF70-200mm F2.8 L IS USM Zに白と黒のカラバリが設定された理由が判明
- RF35mm F1.4 L VCMは複雑なレンズで賛否両論になるのは明らか
- RF70-200mm F2.8 L IS USM Zの供給不足を告知 LP-E6Pの供給不足は解消へ
ソニーのレビュー
- なぜ人々はα1 IIに失望したのか!? AIに聞いた結果 “価格の割に革新的な変化がない”??
- α1 IIは高解像度とスピードのバランスを改善 AF性能には非常に感心
- ソニー α1 II、α1、α9 IIIの違いは何か!? 主な仕様の比較と相違点
- ソニー FE 28-70mm F2 GM正式発表 想定価格約50万円 ソニー初全域f/2ズーム
- ソニー α1 IIを正式発表 想定価格99万円 AIチップ搭載によりAF性能が進化
富士フイルムのレビュー
- 富士フイルム GFX100II、X-H2、X-H2S新ファーム公開 AF性能大幅向上との報告も
- 富士フイルムX-M5は小型でクール、かつ非常に優れたVlog向けカメラ
- 富士フイルム X-M5はVloggerを対象にしているが静止画撮影者も忘れていない
- 富士フイルム XF16-55mmF2.8 IIはボケが滑らかで心地よい印象 フォーカスも速い
- 富士フイルム X-M5のAF性能はX-T5より向上 他機種も新ファームで改善可能か?
シグマのレビュー
- シグマ 28-105mm F2.8 DG DNは極端な仕様ながら画像は非常にシャープ
- シグマ 28-105mm F2.5 DG DN Artはオールインワンレンズとしてほぼ完璧
- シグマ24mm f/1.4 DG DN ARTはf/2.8まで絞ると素晴らしくシャープになる
- シグマの28-45mm F1.8 DG DNは記録的な解像度で性能を考えれば価格は妥当
- シグマ 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sportsの新ファーム公開 120コマ/秒に対応
タムロンのレビュー
- タムロン 90mm F/2.8 Di III MACROは欠点を見つけられない、ただ良いレンズ
- タムロン “35-150 mm f/2-2.8はほとんどのテストで非常に良好または良好なレンズ”
- タムロン “タムキュー” 90mm F/2.8 Di III MACRO正式発表
- タムロン Zマウント用50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDを正式発表 21万4500円
- タムロン 28-300mm F4-7.1 Di III VC VXDは開放f値が暗いのが唯一の懸念
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コメント
コメント一覧 (4件)
G9II予約しましたが、値段は高いとは思えず、むしろ安いと感じています。フルサイズだから高くてマイクロフォーサーズだから安くすべきだというのも理解できません。もちろんイメージセンサー自体は同じスペックならフルサイズ用の方が高いと思われますが、古いフルサイズ用センサーの流用と最新マイクロフォーサーズ用センサーだと逆転しているはずです。また、開発コストの差があるとは思えません。
G9IIはフラグシップ機で、フルサイズのフラグシップ機は70万円~90万円もするため、23万円(予約キャンペーン適用で実質20万円ちょっと)は安いとしか思えません。
確かにフルサイズもMFTも新規開発した場合であれば、開発コスト面では大きな差はないかもしれません。しかし明らかにセンサーサイズの大小での画質やDRにおける差はある訳ですし、システム全体をコンパクトに出来ることや被写界深度などの優位性(付加価値)も一部のジャンルの人限定のメリットに過ぎません。結局は価格差で優位性を持たせないと競争力という意味ではモノ足りないと感じてしまいます。
極論ですが、仮に筐体・サイズも処理エンジンも同じで、センサーだけが8000万画素のフルサイズか、2400万画素のMTFのカメラが2台並んでいたら、おそらく前者が選ばれやすいが、前者が80万円で後者が30万円ならば後者が選ばれやすいよね。ということだと思います。
フルサイズとマイクロフォーサーズは、センサーのコスト以外にも、メカシャッター、ボディ内手ブレ補正、放熱技術、電池容量など、センサーが大型化することでコストアップします。
同じ筐体、同じ機能なら同程度の値段になるかと言えば、違うと思います。
予約しました。
キャッシュバックにポイント値引き、純正電池込みだと
20万切って買えますからある意味お買い得です。
たしか、OM-1は24.5万円でキャッシュバック無しでした。
そう考えると4-5万安く買えたと思います。
人は高い高いと言いますけどそんなことはありませんよね。
OM-1に勝る機能は、連写が全てのレンズで高速です。OM-1はレンズにより制限ありです。
ハイレゾも5,000万画素に対して1億画素が手持ちで使えます。
三脚ハイレゾは使いにくいです。
ダイナミックレンジブーストもOM-1にはありません。動画もOM-1より優れています。
手ぶれ補正も若干優秀で手ぶれ補正レンズ全てに連動出来ます。
OMDSはそもそも手ぶれ補正付きのレンズが少なく連動も限定的です。
逆にOM-1が勝っている部分は
積層型クワッドセンサーであること。
これによりなのか、電子シャッターでほぼ歪まない。
そして電子シャッターでストロボが同調します。
ライブNDが付いています。これは非常に便利です。
高感度がG9Ⅱより優れている。EVFはOM-1の方が優れています。ボディがより小さい。
JPEG撮って出しが非常に綺麗です。これはシーンによってはS5よりも綺麗だと思います。
明るいシーンではフルサイズとMFTの画質差はほぼありません。
フルサイズとMFTの画像でF8とF4で撮った場合被写体深度はほぼ同じになります。
その画像を見比べてその差が分かる人はいないと思います。
ただ、暗所での高感度撮影では大きく違いますね。
これがフルサイズとMFTの画質差で明るい場面での差はほぼありません。
でもあるシーンによってはこれがフルサイズの画像かと思わせるような
画質差は非常に微妙ですけどありますね。
その差を得るためにトータルでの大きさ価格差をどう考えるかです。
プロはその微妙な差を重視するのかもしれませんけど。
最後に、OMDSとLUMIXでストロボが共有出来ます。
20年近く前のOLYMPUSストロボでOM-1でもG7でもS5でも使えます。
滅多に使いませんけど、2種類用意しなくて良いので便利です。
それと超小型ストロボがOM-1には付属します。