LUMIX G9IIの予約が入っていない?
先日発表されたLUMIX G9IIですが、カメラ販売店では予約数がかなり少ないらしいという情報があるようです。どのような状況になっていて、考えられる理由としてどのような理由があるのでしょうか?
それでは、その情報をみてみましょう。
大きくて価格が高いから?
LUMIX G9IIの予約が低調かもしれないという動画が公開されています。上記がその動画で、動画ではヨーロッパ、アメリカの販売店に問い合わせたところ、カメラの購入の予約がかなり低いレベルになっていることを報告しています。そして、それはどうしてなのか?ということをみんなでシェアしたいと述べています。
どのような理由であまり予約が入っていないと考えられているのでしょうか?コメントなどでは、以下のように推測されているようです。
- 価格が高い
- フルサイズカメラと同じサイズなのは致命的
- 重い
- まだ発表されて間もないからでは?
- レビューを見てから予約したいと思うのでは?
- α7C IIと同じサイズのマイクロフォーサーズカメラがほしい
- いまは適切な機材とレンズを仕様すればフルサイズもAPS-Cも小型化できる
- このセンサーとAFを搭載したGXシリーズなら売れる
- パナソニックはいつも値下げするから待っているのでは
- 他の選択肢が増えマイクロフォーサーズの時代は終わった
だいたいこんなところに集約されているようです。
そんなにサイズが大きかったかなと思って調べると、フルサイズのS5IIと同じボディを使用しているのですね。サイズがまったく同じです。
- S5II 134.3×102.3×90.1mm
- G9II 134.3×102.3×90.1mm
また価格(ボディ単体)については、現在の最安値を調べてみたら以下のようになっていました。
- G9II 23万0670円
- α6700 18万8579円
- α7C II 26万6310円
特にフルサイズのα7C IIと比較してしまうと、ちょっと価格が高いのかなと思ってしまうかもしれません。ただ、レンズを含めるとフルサイズのほうが圧倒的に高くなる可能性はありそうです。
というわけですが、実際に予約が入っていないのかどうかは、まだ現在のところ不明です。実際に発売されてみないとわからないと思いますので、このあたりは様子をみたいですね。G9M2は10月下旬発売予定ですし、まだまだ時間はあります。
さらにG9IIの噂されていた価格は実際に正しかったのか「G9II正式発表 噂されていた価格は正しかったのか検証 国内販売価格も判明」にて詳しくお伝え。
センサーサイズ | 4/3型Live MOS センサー |
画素数 | 2521万画素 |
センサークリーニング | センサーシフト方式、手動 |
イメージプロセッサ | 新世代「ヴィーナスエンジン」 |
手ぶれ補正 | Dual I.S. 2 対応、ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)5軸×レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)2軸 |
手ぶれ補正効果 | 最大8段 |
高速連続撮影 | メカシャッター:14コマ/秒 電子シャッター:最大75コマ/秒 |
動画撮影 | 4:3 5.8K(5760×4320)29.97p 17:9 5.7K(5728×3024)59.94p C4K(4096×2160)119.88p 4K(3840×2160)119.88p |
シャッター速度 | 電子シャッター:1/32000~60秒 メカシャッター:1/8000~60秒 |
ISO | 標準:ISO100~25600 |
フォーカスポイント | 像面位相差 779点 |
EVF | 0.5型 368万ドット |
背面液晶 | 3型 184万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC デュアルカードスロット |
サイズ | 約134.3×102.3×90.1mm |
重量 | 約658g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む) |
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コメント
コメント一覧 (6件)
仮にG9Ⅱの予約が低調だとすると、大きさの他に、既にGH6、OM-1、EOS R7、α6700など他を買ってしまった方が多いからではないでしょうか。
自分もG9からOM-1に乗り換えました。
フルサイズとG9Ⅱはセンサーサイズが4倍異なり、それほど競合しないはずで、G9Ⅱの登場が遅かったように思います。
この大きさ重さで価格もこれくらいになってくると余程MFTじゃなきゃダメなんだという拘りでもない限りFFやAPS-Cが視野に入ってきますよね。
あと初代G9は価格が大幅に下がってから売れ出しましたからG9 IIも様子見されてるところはあると思います。
センサーサイズが小さいことによる優位があったとしてもやはりセンサーサイズが小さいということはボディの大きさ重さや価格も小さくあってほしいと思う人が多いのでは。
S5II と同じサイズのボディにしたのは開発コスト削減のためだと思いますが、それでかえって人気を落とすようであればパナソニックのマイクロフォーサーズは今後打てる手がかなり限られてきますね。
GXシリーズなら売れるという意見もありますが、単価は下がる上に筐体を再設計する開発コストもかかるので現実的な選択肢ではないでしょう。
初代G9から時間が経ち過ぎたのが原因の一つではないでしょうか。その間に、コアなPanasonicマイクロフォーサーズ・スチル・ユーザーはOM-1に移行したり、S5に移行した人は多いと思います。
また、Panasonicのマイクロフォーサーズ撤退説も流れ、そういう私もほとんどレンズ資産を売却し、細々とつないでいましたが、昨年GH6を購入し、画質の大きな向上に気が付き、レンズを買い戻してG9IIが出るのを首を長くして待っていました。
OM-1も購入しましたが、やはりGH6との画質差が大きく、動体AFは素晴らしかったものの、肝心な精度がイマイチなのとやはり画質に不満で売却しました。OM-1ユーザーもG9IIの画質の優位性は認識しつつも、やはり動体AFの出来具合というところで評価待ちなのではないでしょうか。私が今もOM-1ユーザーならそうします。S5IIの動体AFは、飛んでいる鳥を捉えるには、S5とは雲泥の差とは言え、OM-1にはまだまだでしたので。
海外市場でのPanasonic人気は日本とは桁違いですから、国内事情はあてになりませんが、国内の量販店でも実機を見に来る人はそこそこいたとしても、予約する人は少ないようです。コロナ禍でマイクロフォーサーズ市場が縮小したのもあると思います。
Panasonicは、性能維持のG100はあったものの古いG9とG99、GF10のみで新製品を導入してこなかったので、コアなユーザー離れは深刻なのかもしれません。
S5IIは、最初爆発的な人気だったものの、売り切れで長期間売れる時期に在庫がなく、その後人気が無くなり逸失利益が大きかったと思うので、今回はスロースタートで丁度良いような気もします。
ちょっと先になりそうですが、基本的にはBCNランキングを待ちたいとは思います。しかしS5Ⅱと同じ筐体、発表されたレンズも代わり映えせず、個人的にはちょっとなあ感ありの、やはりパナソニックどうする感があります。本当に今後どうするんでしょうか、未だわからずです。パナソニックのコンデジも残り1インチセンサー2機種のみとなり、BCNでのコンデジシェアは1%を切りそうな気もしますが。
しかし、価格comぐらいしか情報源がない身なので時々見ていると、α7CⅡは期待通りだが、α7CRはどうした感ありで、ZV-E1、ZV-1Ⅱもうーん、どうなんだろうと思ったりしています。Zfも明日ですが、売れ行きはどうなるんでしょうね。
他社ユーザーからするとパナは動画機メーカーという印象が強く、静止画用途での選択肢にそもそも入りにくい状況にあったと思います。
あとはやはり「やる気」の印象ですね……継続宣言はリップサービスではなかったようですが、今回のレンズ2本(あと12-35/2.8も)はどちらも光学系は変わらず。100-400がテレコン可になったのもメカ改良の結果ですし。
G9IIの話ではないですが、m4/3はせめて中核のOMDSとパナだけでももっとしっかり連携すべきと思うんですよね。
手ブレ補正非互換なのが最たる例で、性能をフルに出すには結局同一メーカーで揃える必要があります。それもあってか役割被りのレンズが多く、ラインナップとしては貧弱に見えます。
自社の利益を考えれば「OMが望遠、パナが広角」のように分担するのが難しいのも理解しますが、限られたリソースを無為に費やしていないかという気持ちにはなりますね……