EOS Rシリーズのホットシュー脱落問題
EOS Rシリーズのホットシュー脱落問題について、これが原因ではないか?という意見が公開されています。どのような原因が考えられるのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
カメラを日常的に使い、常にホットシューに何かを入れている場合、ホットシューが緩むのは、それほど珍しいことではない。キヤノンがEOS Rシリーズを発表する以前は、カメラを分解せずにホットシューのネジを締めることは簡単だった。適切な道具があれば誰でもできる簡単な仕事だった。
しかし、2018年にEOS Rシリーズが発売されたことで、キヤノンは外側からホットシューを締める機能をなくした。ホットシューを締めるには、カメラを分解して行う必要がある。そのため、ほとんどの人にとってはサービスセンターで作業してもらうことになる。私はEOS R5で数年間撮影をしているが、まだこの問題は発生していない。他の人よりもこの問題が発生する理由の一つに、使用状況や組み立て時のネジに十分なロックタイト接着剤が塗られていない可能性がある。分解してみると接着剤がついているネジもあれば、何もついていないネジもある。
サービスセンターで修理を依頼した場合、180ドルから400ドルほどで修理してもらえる
記事によれば、EOS Rシリーズではホットシューが緩み、そのまま使用し続けるとカメラから取れてしまうという問題が顕在化したとしています。このことについては、こちらの記事のほうが詳しいので、下記の記事からご覧いただくことをおすすめします。
記事によれば、EOS R5、EOS R6、EOS R6 Mark IIで発生することが確認されているようですが、その他のEOS Rシリーズでこの問題が発生するかどうかは現時点では不明なようです。
接着剤の塗り忘れが問題?
カメラのホットシューが緩むことは珍しくないとしていますが、わりと頻繁に発生する問題に、その都度、400ドル、5万円以上のコストが発生すると考えると、ばからしいと思うかもしれません。しかし問題が発生してホットシューが使えなくなっては困りますから、修理しなければなりません。悩ましい問題です。
さて記事ではEOS Rのホットシューまわりを分解してみると、ネジに接着剤がついていたものもあれば、ついていなかったものもあったとしています。なので、ネジを緩まないようにさせる接着剤を塗布していなかった可能性について指摘されています。
ここでロックタイトという名称がでてきますが、ロックタイトは接着剤などを販売しているメーカです。ロックタイトと言えば、つい最近も目にした記憶がありました。それがこの記事です。
キヤノンではホットシューの脱落問題が話題になっていますが、ニコンではNikon Z 8のストラップ取付け部の部品が脱落して、ストラップが外れ、カメラが落下してしまうという事象が発生していることが明らかになっています。
ここでもロックタイトが登場します。ストラップ取付け部を固定するための止め金具を取り付けるのにロックタイトを使用しているというのです。つまり簡単に止め金具が抜けないように接着剤で固定しているようです。
もしEOS Rシリーズのホットシュー脱落がネジに接着剤を塗り忘れたり、塗る量が適切ではなかった可能性が考えられるのであれば、Z 8のストラップ取付け部の止め金具についても接着剤を塗る量が適切ではなかったことも考えられそうです。
ニコンとキヤノンの両機種に発生した問題に、ひょっとしたら同じように接着剤に関わる問題が発生しているとしたら。これは偶然なのでしょうか?それとも何かしらの関係があるのでしょうか?
まあ、たまたまだと思いますが、EOS Rのホットシューについては接着剤を適切に塗布すれば問題が解決するのであれば、今後の製品では改善されたものが発売されるだろうとは思いますね。同様にNikon Z 8の止め金具にも適切な接着剤を塗布すれば解決する問題であれば、こちらも今後は改善される可能性が高いだろうと思います。
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(記事元)https://www.thecamerainsider.com/2023/07/22/eos-r5-hotshot-comes-lose/
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コメント
コメント一覧 (1件)
ロックタイトのようなネジの緩み止めは締結前のネジ部に塗布し締結後見えない程度に
少量塗布するのが正解です。
素人さんには適正量は分かりません。
またニコンのストラップ取り付け金具の構造ではロックタイト系緩み止めは使用しません。
あくまでピンの復元力で固定します。
適正に処理されていればピンが抜けることはありません。
元記事を書いている方がメカ系の素人さんのようで何処まで本当なのか判断に悩みます。
不具合は無い事が重要ですが素人さんが想像で発信すると混乱しますね。