ニコン 旧製品への対応を深める?
ニコンが今後は旧製品に関するサポートを延長する可能性があるようです。どのような意味なのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
ニコンがNikon Z 6とNikon Z 7の新しいファームウェアの更新をサポートし続けるのではないかと噂されている。我々は新しいレンズのサポートを延長することを述べているだけではなく、機能的な改良についても述べている。ニコンが彼らの戦略をゆっくりと変更し、古いカメラのサポートも開始していることは、とても喜ばしいことだ(一眼レフの時代にはこのようなケースはなかった)。ファームウェアの更新状況をみれば、ここ数ヶ月で、D5、D6、D780、D850、そして10年以上前のD7100の新ファームがあることに気がつくだろう。
というわけで、ニコンの新ファームウェアの更新が旧機種でもかなり長い期間おこなわれる可能性が示唆されています。
記事によれば、ニコンは新ファームの提供について、これまでは新レンズへの対応というような小規模な修正に止めていたものが、新しい機能の向上といったことが行われる可能性があるようです。実際に、本日もNikon D850の新ファームが公開され、新しい機能が搭載されました。
いまは新ファームで機能向上が可能に
最近は昔とちがって、ファームウェアの更新で様々な機能の向上ができるようになっています。ニコンでいうと、Nikon Z 6/Z 7に瞳AFが後から搭載されたことを覚えている人も多いのではないでしょうか?まさか新ファームで瞳AFを搭載できるとは思ってもみなかったので、少し驚きました。
ファームウェアの書き換えができるということは、カメラの内部に不揮発性かつ書き換えることが可能なメモリがあることを意味しています。通常は、書き換え可能な不揮発性のメモリというのは、メモリの読み書きの速度が遅いため、瞳AFといったような高速な演算が必要なプログラム(新ファーム)を不揮発性の書き換え可能なメモリから動作させることは不可能です。そのため、新ファームを書き換えることで瞳AFを実現できるとは思ってもいませんでした。
しかし、例えば、カメラの起動時に不揮発性のメモリから揮発性の読み書きの速いメモリに新ファームを読み込んで、そこからプログラムを実行するということが可能であれば、確かに新ファームの更新でも瞳AFのような新機能を実装できる可能性はあるのかなと思います。
充電池が入っている間や、本体内部にある何かしらの電池が機能しているときは揮発性のメモリ内容も維持できるので本体電源ONしてもすぐに撮影が可能になりますし、もし充電池を抜いたあとであれば、いちどだけ新ファームを記録したメモリから不揮発性のメモリへ新ファームをコピーするだけで済みます。
すみません勝手に妄想してみました(これが可能かどうかはわかりません)。
しかし新ファームで新機能に対応してくれる期間が延びるというのはユーザにとっては嬉しいことだと思いますね。もしこれが本当であれば、ニコンがなぜこのような方針転換に踏み切ったのか知りたいと思います。どのような変化があったのでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (1件)
D7100での最新のファームアップは、通常の不具合修正ではなく、ニコン純正の動画編集ソフトのファームアップが原因で、D7100での管理に不都合が出たので、それを修正するためのものだと言われています。
つまりニコン側に落ち度があったため、ニコンとしてはやむなくやったもので、とてもニコンがほめられるようなものではないと思われます。今となってはニコンの美談みたいになってますが。