シグマのストロボがフルサイズミラーレス対応したようです。
シグマが、ストロボ「ELECTRONIC FLASH EF-630」キヤノン用/ニコン用の最新ファームウェアを2019年5月23日に公開した。フルサイズミラーレスカメラへの対応などが盛り込まれている。
■SIGMA ELECTRONIC FLASH EF-630 キヤノン用 ファームウェアVer.1.04
ミラーレスカメラ「EOS R」「EOS RP」に対応。■SIGMA ELECTRONIC FLASH EF-630 ニコン用 ファームウェアVer.1.02
・ミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」に対応。
・ワイヤレス撮影を行うとスレーブ側が露出オーバーになる現象を改善。(記事を一部引用しています)
シグマのストロボがニコンとキヤノンのフルサイズミラーレスに対応したようです。ファームアップで対応可能ということで、製品を購入した人にはうれしい限りですね。このような対応をしてくれると、製品を購入しても末永く使えないんじゃないかと思う心配が少なくなりますのでうれしいですね。どうしてこのようなことが可能なのでしょうか?
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ある商品について、その商品を発売するメーカが作るその商品に取り付ける商品のことを一般的には純正品、純正などと呼びますが、他社が作る商品を互換品と呼んだり、その他社のことをサードパーティと呼んだりします。例えばニコンのカメラならニコンのレンズは純正品で、シグマが作るレンズは互換製品であり、シグマはサードパーティですね。
シグマはニコン用のレンズを作るときには、実際にニコンのカメラとレンズを購入し、カメラとレンズの間でどのような情報のやりとりがされ、撮影しているかを調査します。実際に操作して出力されるデータを調査すると、なんとなくどんなデータを通信しているのかがわかるわけですね。そしてそれを元に、シグマがニコン用のレンズを互換製品として作るわけです。これをリバースエンジニアリングといいます。
ですが、完全な仕様を知っているのはニコンだけで、シグマにはわかりません。あくまで想像して製品を作っているわけですが、それではごくまれにあるかもしれないリバースエンジニアリングのミスによりレンズが使えなくなってしまう可能性がでてきてしまいます。それではサードパーティーとしては困ってしまいますし、ユーザも困ってしまいます。なので、様々な動作を決定するプログラムを更新可能にしておき、もしリバースエンジニアリングが間違っていたり、新製品で対応できなくなった場合には、ファームウェアを更新する形で問題を修正できるような形になっているというわけですね。
最近はカメラも機能が複雑になっていて、すべての問題を解決してから発売するというのは難しくなってきているので、ファームウェアの更新によって様々な問題を解決できるようになっているようですね。ニコンのNikon Zシリーズで後から瞳AFを追加できるぐらいまで機能拡張できるというのは、そのように設計したおかげということが言えそうですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://capa.getnavi.jp/news/298604/
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