富士フイルム X-S10など製品供給の遅れを公表
富士フイルムは5月18日、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-S10」や、Xマウントを採用する交換レンズ9機種で部品調達の遅延が発生し、製品の供給にしばらく時間がかかる場合があると発表した。
ボディ
FUJIFILM X-S10レンズキット
FUJIFILM X-S10、XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
FUJIFILM X-S10、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
FUJIFILM X-S10、XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ・XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIレンズ
XF23mmF2 R WR
XF35mmF2 R WR
XF50mmF2 R WR
XF60mmF2.4 R Macro
XF90mmF2 R LM WR
XC35mmF2
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
富士フィルムが一部のカメラ本体やレンズの供給の遅れを公表したそうです。具体的には上記の製品に供給の遅れがでているそうで、部品調達の遅延が原因としています。
半導体不足が理由か?
価格.comでX-S10ボディを調べてみると、ちらほらショップの在庫無しマークが増えつつあるようで、およそ三分の二ぐらいのショップが問い合わせ状態になっています。ダブルズームレンズキットでも同様ですが、こちらはおよそ半分が在庫無しとなっています。
それでは他のカメラは?ということで、X-T4やX-T30の在庫状況を調べてみたのですが、こちらはまだ在庫があり、特に供給に問題がないように見えます。
最悪な状況なのはX-E4シリーズで、こちらはランキングで1位になるほど売れているのですが、全ショップで在庫切れになっていて、入荷するたびに売れていくほど需要が高いか、供給が足りていない可能性がありそうです。
見出しだけみたときには、カメラの供給が遅れているのは、前記のような状況からX-E4だと思ったのですが、発表ではX-E4ではなくX-S10のほうでした。
今回の供給遅延についての理由は部品調達の遅延ということですが、どのような部品ということは明言されていません。新型コロナウィルスの問題でサプライチェーンに問題が発生している可能性もありますが、それ以上に心配なのは世界的な半導体の供給不足ですね。日本でも旭化成マイクロシステムやルネサスなどの半導体工場の火災があり、それらも影響している可能性がありそうです。
カメラには、音声などのアナログデータをデジタルに変換するA/Dコンバータや、GPS、水準器、カメラのAFを駆動させるシステムなどに半導体が使われていて、それらの供給に遅延があるとカメラそのものやレンズを製造できなくなる可能性があります。今回の原因が半導体に関係するものかどうかわかりませんが、もしカメラにまで半導体の供給不足の問題がでてくるとなると、他のメーカにも影響する可能性があるので少し心配です。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
どうなんでしょう? やはり世界的にはファインダーは中央にある機種の方が売れているという可能性がないのでしょうか。ただα6400他は世界的に売れている感じもするので、場合によってはソニー以外としたほうが良いのかも。