Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRがディスコン?
NikonRumorsがNikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRがディスコンになっている可能性があると報告しています。
米国/欧州ニコンのサポートが、Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRがすでにディスコンになったことを示しているという返答が最近あったという、複数の電子メールを得た。
私は、個人的に、このことを信じていない。なぜなら、Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRは、これまで製造したニコンレンズのなかで最も売れているレンズの一つであるからだ。私は本当にこの噂は真実でないことを願っている。
記事では、サイトの読者から、米国/欧州ニコンのサポートから送信された電子メールで、Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRはすでにディスコンになっていると言われたという報告があったとしています。そして、実際に、そのメールをキャプチャした画像があり、その画像をみると、確かにNikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRはディスコンになっているというような内容が記述されています。
Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRのようにPFという銘のあるレンズは、レンズの一部に位相フレネルレンズという特殊なレンズが使われています。このレンズを使うことにより、色収差の補正がしやすくなり、交換レンズを小型軽量化することができ、その結果、廉価なレンズとして発売することが可能になっています。
しかし、その位相フレネルレンズにはデメリットもあって強い光源がフレームの中にあると独特なフレアが発生することがあり、利用する場面が限られてしまう可能性があります。それでも、低価格になり、小型軽量になるので、Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRのような位相フレネルレンズを採用したレンズは、かなりの売れ筋のレンズの一つとなっています。
ちなみに、日本のサイトの製品ページでは終売の文字はありません。あくまで米国、欧州のニコンのサポートからの電子メールの中にディスコンになっているという返答があったということでしかありません。
ニコンはミラーレス化を促進?
ここのところ、ニコンがミラーレス化をかなり早急に進めているのではないか?と思わせる噂がでてきています。その一つがNikon D5x00、Nikon D3x00シリーズの後継機種は日本では発売されない可能性があるということです。そして、今回のレンズがディスコンになったかもしれないという噂がでてきました。
考えられるのは、ニコンが本格的に一眼レフとその交換レンズからの脱却を早急に進めている可能性があることです。もしミラーレスへの移行を加速させるのであれば、D5x00やD3x00のようなエントリークラスのカメラについては、ミラーレスしか発売しないという選択肢もでてくると思います。
さらにフルサイズ一眼レフ用のレンズについても、今後はミラーレス化を急ぐとすれば、Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRのようなレンズは描写にデメリットがあるため、一眼レフバージョンの発売は取りやめて、早急にミラーレス版のNIKKOR Z 500mm f/5.6E PF ED VRとして発売したほうがZシリーズのレンズの多様性が増すという意味ではメリットが大きいと考えている可能性もあると思います。
最近のカメラ界隈はかなりドラスティックに物事が進んでいて、何が起きてもおかしくない状況が続いています。売れ筋カメラやレンズといっても終売になる可能性もありますので、今後の状況を注視していきたいと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
ドラスティックというよりは、最早生きるか死ぬかという状況ではないでしょうか?
消費者数とメーカー数、また、生産能力がかなりいびつな状態ですので、1~2社のカメラメーカーは、3~4年以内に撤退する可能性があると思っています。