ヨドバシカメラ売れ筋ベストテン
CAPA CAMERA WEBがヨドバシカメラの2月上期のデジタル一眼売れ筋ベストテンを公開しています。集計期間は2月上期ということで、2月1日~15日となっています。それでは実際のランキングの状況をみてみましょう。
第1位 キヤノン EOS R5 ボディ
第2位 キヤノン EOS R6 ボディ
第3位 ソニー α7C ズームレンズキット
第4位 ソニー α7S III ボディ
第5位 ソニー α6400 ダブルズームレンズキット
第6位 ソニー α7C ボディ
第7位 ソニー α7 III ボディ
第8位 ソニー α7 III ズームレンズキット
第9位 キヤノン EOS R6・RF24-105 IS STM レンズキット
第10位 ニコン Z 7II ボディ-CAPA CAMERA WEB
このようにランキングはソニーとキヤノンの真っ二つに分かれているという状況になっています。特にキヤノンは好調で、EOS R5とEOS R6が上位にランクインしています。これは、これまでEOS R5とEOS R6の供給不足だったものが、在庫が潤沢になるほど供給が復活して、どちらのカメラも上位にランクインしているのだと思いますね。
そして売れているのがボディ単体であることから、恐らく既存のキヤノンの一眼レフユーザやEOS Rユーザが機材の更新目的で購入しているのだと思われます。ソニーのカメラはレンズキットが購入されていることもあるので、初めてフルサイズミラーレスを購入する人がソニーを選んでいる可能性が高いのかなという印象です。
フルサイズミラーレスばかりで一眼レフなし
ランキングで驚くことがいくつかあります。まずはキヤノンの好調ぶりと、続くソニーの好調です。キヤノンは動画性能にも優れたEOS R5などが好調で上位にランクインしているわけですが、ソニーも超小型なα7Cや動画性能に特化したα7S IIIなどバリエーションが多く、より裾野を広くして多くのシェアを獲得していることに成功しています。
そしてヨドバシカメラは、もともとカメラの小売店でしたので、カメラに強いのはわかりますが、それでももはや一眼レフが廉価製品であっても上位にランクインしていないことですね。世の中は完全にミラーレスのシフトしたといってもいいだろうと思います。
さらに、コロナ渦の影響で一般の人がカメラを購入しなくなっていることも理由なのかもしれませんが、今はヨドバシはカメラメーカとしてではなく家電量販店の立ち位置にもなっているのですが、売れ筋ベスト10にランクインしている商品はα6400以外の1機種を除いて残りの9機種がフルサイズセンサーのカメラというのも驚くところです。
そして、残念なのはニコンからはNikon Z 7IIの1機種しかランクインしていないことですね。プロフェッショナルやハイアマチュアの人が購入する割合が高いと考えられるヨドバシカメラのランキングであれば、なおさらNikon Z 6IIやNikon Z 50などが上位にランクインしていなければならないのではないでしょうか?
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