Nikon Z 6発売から2年 値下がりしたZ 6と同価格のZ 5の存在価値は??

Z 6価格低下でZ 5の存在価値は?

Nikon Z 5が2020年の8月28日に発売されました。Nikon Z 5は、もともと24-50レンズキットというかなり廉価なレンズキットしか発売されていなかったのですが、その後に限定でNikon Z 5 24-70レンズキットが発売されています。こちらの限定セットの初値は約23万2500円です。

このNikon Z 5 24-70レンズキットは価格としては、かなり廉価な価格となっています。というのも、Nikon Z 6 24-70レンズキットの初値は約31万円ほどだったからです。なので、登場時の価格としてはNikon Z 5 24-70レンズキットのほうがZ 6の同キットよりも約8万円ほど安い価格になっており、当初のZ 6と比較すれば、十分に廉価で戦略的な価格設定になっていることがわかります。

かなりの低価格で販売するという戦略的な価格設定はいいと思うのですが、発売時期が悪いタイミングでした。というのもNikon Z 6が発売されてから2年ほど経過してから、Z 5が発売されたことになるため、すでにNikon Z 6の価格は十分に値下がりしてしまっているのです。

では、それぞれのレンズキットの最安値を調べてみます。

・Nikon Z 6ボディ 16万9899円
・Nikon Z 6 24-70レンズキット 22万8366円

・Nikon Z 5ボディ 15万2680円
・Nikon Z 5 24-50レンズキット 17万5980円
・Nikon Z 5 24-70 限定セット 22万5000円
・Nikon Z 5 24-200レンズキット 21万1600円

価格.comの調査による)

これをみるとわかりますが、Z 6とZ 5の価格差はボディで1万7000円ほど、24-70レンズキットでは3000円という価格差になっています。

このようにみると発売直後のZ 5と発売から2年ほど経過しているZ 6の価格が、同じレンズのキットやボディ単体ですとほぼ同じ価格になってしまっていて、これなら普通はカメラの名称からZ 6のほうが上位機種と考えて、Z 6を選択する人が多いというのもわかるというものです。

ソニーとは異なる廉価製品の戦略か?今後の伏線か?

一方でソニーの場合はわかりやすい戦略となっています。ソニーは旧機種も長いあいだ販売し続け、言い方が悪いですが市場の中で値下げされるがままになっています。そのため、ソニーの旧機種はかなり低価格になっていて、購入しやすい価格になっています。そして旧機種は価格が低下しながらも、新たに新製品を投入するので高価格の新製品と低価格の旧機種ということで差別化ができています。

ですが、Z 6とZ 5の関係はどうでしょうか?Z 5を低価格で投入するのはいいのですが、その価格が2年前に発売し、十分に値下がりしたZ 6と同価格だとしたら、それにどのような意味があるのでしょうか?

Nikon Z 6を継続販売することで価格が下落し、後から投入する廉価製品であるZ 5と価格的に競合するような感じであれば、Nikon Z 6を継続販売してZ 5を投入しないようにするか、Z 5を投入したのならZ 6をなるべく早めに旧製品にして生産を止めるような手法が正しいのかな?というようにも思えます。

ここで問題になるのは、Z 5とZ 6の機能の違いです。もしZ 5のほうが機能的に優れていればZ 6と同じような価格でも今から投入するメリットはあると思います。ですが、仕様を比較してみると、連続撮影コマ数、動画撮影可能時間、デュアルカードスロットがある点でZ 5のほうが優れていますが、ノンクロップ動画、裏面照射型で高感度耐性に強いという点ではZ 6のほうが優れており、どちらかというと「型落ち」のZ 6のほうが機能的には優れているという印象です。

こうなると、廉価なZ 5を投入しても十分に値下がりしたZ 6のほうを選択するユーザが多いというのも理解できるところです。個人的にはZ 6に、新しいレンズキットとして、パンケーキ標準ズームとなる24-50レンズキットや、便利ズームである24-200レンズキットを設定して、新たに廉価な製品として投入してZ 6IIとの差別化をしたほうが売れたのではないのかな?と思います。

実際にZ 5は、一部のランキングでZ 6よりも売れていないという結果になっています。廉価製品としての意欲作ではあると思うのですが、発売から十分に時間が経過して値下がりしているZ 6と同じような価格で発売しても、あまり意味がないような印象があるのですが、なぜこの時期にこのような製品を発売したのか少し疑問に感じています。もしかしら、さらに2年後にはかなり値下がりして、もっと購入しやすい価格になっていると思います。その2年後の将来を考えて、いまのうちに廉価な商品として製品を発売したということなのでしょうか?

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「Nikon Z 6発売から2年 値下がりしたZ 6と同価格のZ 5の存在価値は??」への8件のフィードバック

  1. Zは値下がりが早く、下取り価格も低いので手を出すのが怖いです。
    下取りが低いとアップグレードしにくいですよね。

    ソニーなんて3年前の7Ⅲが未だに高値で下取りされているので安心して購入できます。
    iPhoneとAndroidみたいな感じですかね・・

  2. 見知らぬ男

    ニコンの販売戦略の迷走っぷりが分かりますね。
    Z6がディスコンになっていれば、Z5に存在意義があると思いますが、Z6はまだ売っているのですよね。
    価格COMで見ても、Z6とZ5に価格差ははとんどありません。
    これではZ5の存在意義がありません。
    なんでZ5を発売したのか本当に不思議です。
    社内に止める人はいなかったのか?
    会社の体力が落ちているときに、こんな商品を発売しているようでは、ニコンの先行きが不安です。

  3. キューちゃん

    Z 6、Z 7は仙台工場製造なので、まもなくディスコンになるでしょうが、Z 5の発売が早すぎたのでしょう。
    ニコンダイレクトではZ 7がディスコン、Z 6は一部キットのみ販売されています。

    Z 6Ⅱの発売と同時に、Z 6がディスコンになると思っていました。

  4. キャッシュバック待ち

    値下がりとキャッシュバックを警戒してなかなか売れないのでは?
    事実Z5 24-200のキットはどんどん値下がり、21万円です。
    レンズの値段考えるとボディは実質11万円です。
    Z6では半年でキャッシュバック四万がきたので
    そろそろまたキャッシュバック祭が来ても不思議ではありません。
    ソニーが大規模なキャッシュバックを始めたので
    ニコンもそろそろでしょう
    Z5 24-200に四万キャッシュバックでボディが実質7万円になったら売れると思います。

  5. 寝返った男

    Z5は 良い物を作ればお客が買ってくれる の失敗する製造業の発想で市場に投入したのでしょう。低価格のおまけ付きで。
    ソニーのフルサイズミラーレスは型落ちした物を安値で売れるのは、一番最初にフルサイズミラーレスという市場を開拓したから出来る事で、機能的に陳腐化した商品を安値で売っても、最新型は最新の技術機能を載せた商品を市場に投入し粗利を稼げる構造になっている。また顧客目線では機能技術面ではっきりと旧型 最新型が解る商品展開になっている。
    ニコンはソニーの型落ちセンサーを使って2から3年遅れでソニーと同等のカメラを市場に投入している状態で
    旧型新型の差異も明確ではない。
    プロ用Zの発売後Zの商品ラインナップを変えた方が良いと思います。

  6. もう Nikon Z 6 は生産していないと思われますがニコンが在庫を
    抱えているのかもしれません。
    流通在庫を含め捌けるまではこの状態が続くでしょう。
    一眼レフでも見られた現象なので仕方がありませんね。

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