Nikon Z6IIIとNikon ZRが同額に
アメリカの通販サイトのB&HでNikon Z6IIIとNikon ZRの価格が同額になっていると話題になっています。
Nikon ZRがトップセラーに
米国の写真機材大手通販サイトB&H Photo Videoにおけるニコンのカメラの価格が、ニコンユーザーの間で大きな話題となっています。それは、最新のフルサイズミラーレスカメラNikon Z6IIIと、発表されたばかりのNikon ZRの価格が、同額になっているという驚くべき事実です。
記事執筆時点において、B&Hのウェブサイトを確認すると、Nikon Z6IIIは2,196.95で販売されており、一方でNikonZRも同額の2,196.95で予約を受け付けています。なんで同じ価格で販売されているの?と驚くかもしれませんが、ネタばらしをすれば簡単でNikon Z6IIIには500ドルのリベートが設定されており、割引きされた結果同価格となっています。
本来、最新鋭の技術を詰め込んだNikon Z6IIIと、動画向けと位置づけられるNikon ZRが同じ価格帯で展開されることは、それぞれ異なるユーザー層に訴えかけようとしている戦略の可能性があるのかもしれません。
このような同価格になった場合、どのようにカメラを選択すればいいのでしょうか?同じ価格であるからこそ、その性能やコンセプトの違いをよく考えて製品を購入する必要があると思いますね。
まず、主に静止画撮影をメインとするユーザーであれば、迷わずNikon Z6IIIが最良の選択肢になると思います。Z6IIIにはEVFやメカシャッターがあり、フラッシュ同調速度も速いなどの魅力となります。
一方で、動画撮影を主な目的とするユーザーにとって、Nikon ZRは非常に魅力的な選択肢となる可能性があります。Z Rは、そのデザインやコンセプトから、Z6IIIとは異なるアプローチで開発されていて、プロ向けの動画撮影機能を搭載しており、クリエイターにとって便利なツールとなり得ると思います。
では、静止画と動画の両方を撮影するハイブリッドユーザーの場合はどちらを選ぶべきでしょうか。この場合、どの程度動画を撮影するのかということが選択の決め手になりそうです。Nikon Z6IIIでも十分に映像制作が可能ですが、より本格的に映像制作をするならNikon ZRを、まれに動画を撮影したり、あまにYouTubeなどに動画を掲載するといったように動画の割合が低いようであればNikon Z6IIIを選択したほうがよさそうです。
しかし、ここで見過ごせないのが、Nikon ZRのB&Hでの圧倒的な人気です。まだ正式な発売前にもかかわらず、B&HのサイトではNikon ZRがすでに「トップセラー」として表示されています。この事実は、多くの映像制作者がこのカメラに非常に高い期待をかけていることを示していると思いますね。
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–B&H
| Nikon ZR | Nikon Z6III | |
| センサー | フルサイズCMOSセンサー | ← |
| センサータイプ | 部分積層型 | ← |
| 有効画素 | 2450万画素 | ← |
| 手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 | ← |
| 記録画素数(最大) | 6048×4032ピクセル(サイズL:24.4M) | ← |
| RAW | RAW14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率) | ← |
| 記録媒体 | CFexpress(Type B)、XQD、microSD | CFexpress(Type B)、XQD、SD |
| EVF | - | 0.5インチ546万ドット |
| シャッター | 電子シャッター | メカ、電子先幕、電子 |
| 電子シャッター速度 | 1/16000~30秒 | ← |
| フラッシュ同調 | 1/60秒以下の低速シャッタースピードで同調 | 1/200秒以下 |
| 電子シャッター連続撮影速度 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約16コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約20コマ/秒 | ← |
| 測光範囲 | -4~17EV | ← |
| ISO感度 | ISO 100~64000 | ← |
| AF検出範囲 | -10~19EV | ← |
| フォーカスポイント | 273点(シングルポイントAF時) 299点(オートエリアAF時) | ← |
| 動画ファイル形式 | NEV、R3D、MOV、MP4 | NEV、MOV、MP4 |
| R3D NE | 対応 | - |
| REDWideGamutRGB | 対応 | - |
| Log3G10 | 対応 | - |
| シネマティック動画モード | 対応 | - |
| パッシブサーマル設計 | 対応 | - |
| 音声記録方式 | リニアPCM(48kHz 24bit/32bit float) | リニアPCM(48kHz 24bit) |
| RECランプ | 対応 | - |
| 液晶 | バリアングル式4.0型TFT 307万ドット | バリアングル式8cm/3.2型 210万ドット |
| シュー | デジタルアクセサリシュー | アクセサリシュー |
| バッテリー | EN-EL15c | ← |
| 撮影可能コマ数(最大) | 約370コマ | 約410コマ |
| 寸法(幅×高さ×奥行き) | 約134×80.5×49mm | 約138.5×101.5×74mm |
| 質量(本体のみ) | 約540g | 約670g |
| 直販価格 | 29万9200円 | 39万6000円 |




コメント
コメント一覧 (3件)
アメリカではZR購入するモチベーションが下がるな
余程動画好きでもない限り、メカシャッターもEVFも無いカメラよりはある方を選ぶから
いくら動画に操作性特化したカメラと言えど
日本では8万もZRの方が安い
コレは日本ではアメリカよりZRは安く売られ、Z6Ⅲは高く販売されてる事を示す
2200ドルは約32.4万
ZRは日本では実売約27万
5万円以上安い
逆に日本では35万円台のこうりてんがおといから
逆にZ6Ⅲは日本では35万円台の小売店が多く、アメリカより3万円高い
それでバランス取ってる?
日本でのセールス躓くと感じ悪いから
もっともZRについては15%関税の影響はモロにあるけど
Z6Ⅲはアメリカでも不振だから下げたとか
どちらにしても、ZRはせいぜい月産1万台で日本には1500台程度しか入らない
初期ロットは3ヶ月分としても4500台
10月下旬のタイミング逃すと日本への入荷は12月になる可能性もあるのでは?
18日木曜日に予約開始だから、どうしても発売日に欲しい人は日曜日位までに予約した方がいいかもな
ただ個人的には例えば4K60pの連続撮影時間の情報もないから、その辺の評価固まってからでも遅くないとは思うけど
何かプレゼントキャンペーンでもやってる訳じゃないから
先着500名様にCFexpress128GB1枚プレゼントとか
これは凄いことになりましたね。
B&HでシネマカメラがミラーレスのTOP SELLERを取るなんて前代未聞です。
Z9の時みたいに全世界的に予約が殺到するんじゃないでしょうか?
これは国内でも争奪戦になりそうですね。