富士フイルム X-T5の在庫状況の不思議
日本では供給不足で手に入りにくくなっているX-T5ですが、なぜか海外では簡単に入手できるようです。
富士フイルムはX-T5が供給不足になっていると告知しています。このことは当サイトでも以前にお伝えしています。
しかし、海外ではなぜか多くの通販サイトでは入手できる状況になっているようです。例えば、これはアメリカで有名な通販サイトであるB&HのX-T5の製品ページです。みてみましょう。
このように右側にIn Stockの表示があることがわかります。これだけでしたら、たまたま入荷して購入ができる状況だけなのかもしれません。しかし、同じくアメリカで有名なAdoromaでも同様に在庫あり、出荷可能という文字が記述されています。
しかし、これも同じアメリカなので同時期に船便が到着し、それぞれのサイトで在庫がある状況になった可能性も考えられます。
というわけで、今度はイギリスで有名な通販サイトのwexでX-T5の製品ページをみてみます。
しかし、X-T5はやはり在庫ありになっていて、いつでも購入できる状況になっています。
国内で大人気?それとも?
なぜこのような状況になっているのでしょうか?可能性はいくつか考えられると思うのですが、可能性が高いのは以下のような理由でしょうか?
- 国内の需要が高すぎて全体的に品薄
- 海外ではあまり需要がなく製品が売れ残っている
- 国内の需要予測に失敗して海外に多く輸出してしまった
国内でこれだけ供給不足になっているのに、次々と海外に製品を送っている可能性は低いのではないかと思います。そうなると、供給不足になる以前の在庫がまだ残っていて、それで販売されている可能性が高いのではないのかなと思います。
そうなると、予想より海外では需要がなかったか、予測を間違って海外に多く製品を送ってしまったか、国内の需要が高すぎておいつかなくなってしまったのどちらかだと思うのですが、どのような理由が考えられるのでしょうかね。
いずれにせよ国内で納期を待っているのに、海外で販売されているのをみると、なぜ?と疑問に感じてしまうのではないかなと思いますね。実際にはどのような理由なのでしょうか。
そんなX-T5は最高の静止画向けカメラだというレビューについて「富士フイルム X-T5レビュー “静止画用APS-Cで最高のカメラ”」にて詳しくお伝え。
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コメント
コメント一覧 (4件)
FujiRumorsのコメント欄くらいしか見てませんが、海外でもX-T5を待ち望む声は大きかった気がしますし、完成度も高いモデルなので人気が無いとも思い難いのですが、不思議ですね。
1つあるとしたら、縦グリ廃止によって手の大きい海外ユーザーが購入を見送ったとか……でもそれだけでこうはならない気がします。
あとは、円安等で購買力の落ちた日本人を見限ったか。ただの憶測ですし、違うと思いたいですが。
富士フイルムは単独の機種では分かりませんが世界シェアは低いですので
在庫があっても不思議では無いのかも知れません。
海外からの観光客が持参するカメラはキヤノン、ソニー、ニコンでそれ以外は
見た事がありません。
海外と日本では好まれる機種が違うのかもしれません。
海外には一度発送してしまったら、送料がかかるので他地域に移動させるのが難しい、という視点はなかったのでなるほど、と思いました。
だとしても、需要予測の杜撰さが気になりますし、日本の需要限定で追加生産するリスクも取れないほど、海外の在庫が積みあがっているのか、という話にもなりますし、やはり富士フィルムは X シリーズのビジネスにあまり力がはいっていないか、力をいれなくてもよい状態なんでしょうね。
B&H で X-T5 は約 $1700 で Z f は約 $2000、差額は約 $300
センサー以外の部材のコストが上がった結果、
相対的に APS-C のコスト優位性が失われる状況となっていますね。
マイクロフォーサーズの G9II がフルサイズの S5II と比べると高く見えてしまうのと同じ構図です。
パナソニックはマイクロフォーサーズから L マウントに、富士フィルムは X から GFX に軸足を移していかざるを得ないでしょうね。