キヤノンが高画素機とシフトレンズを開発中?
登場する予定のRFマウント用のシフトティルトレンズについて報告していたが、これらはオートフォーカスのある最初のシフトティルトレンズになると見られる。
キヤノンが2本の新しいAFチルトレンズを高画素カメラと一緒に製造する計画であると言われている。そのカメラの発表予定は未だ不明だが、情報筋は2022年の前半の可能性が高く、それらのレンズは2021年後半に登場に発売される予定とされていた。
2本の噂されているキヤノンのシフトティルトレンズは、TS-R 14mm f/4Lと、TS-R 24mm f/3.5Lになるとみられる。
高画素RFマウントカメラは、ある段階でキヤノンが作る必要があり、これまで何度も噂されていた。EOS Rのロードマップでは我々が予想している来年か再来年に発表されるだろうRFマウントレンズよりもよく分かっていない。
CanonRumorsがキヤノンの高画素機とシフトティルトレンズの噂について報告しています。画像はEOS R3です。
噂によればキヤノンが2022年の前半に高画素版EOS Rと、2本のレンズを投入するかもしれないとしています。もともとレンズは今年の後半に投入される予定だったようですが、来年に延期された可能性もあるような書き方になっていますね。
そしてカメラ本体については、EOS R5/R6が発売され、EOS R3の開発発表があってから、まったく噂はでておらず、今後のキヤノンのカメラ発売のスケジュールといったものはよくわからない状況になっています。
高画素機の登場でさらにミラーレス化が進むのか
シフトティルトレンズとはどういったカメラでしょうか?例えばその一つとしてティルト撮影がわかりやすいと思います。例えばフルサイズミラーレスの普通のレンズでテーブルフォトを撮影しようとすると、センサーサイズが大きいので被写界深度が浅く、ピントが合う部分が非常に狭くなってしまいます。そのためテーブルに並べた料理を手前から奥まですべてにピントを合わせるには、絞りを絞るしかありません。最大まで絞ってそれでボケるぶんには、もう対応のしようがありません。
ですが、このシフトティルトレンズでティルト撮影を行うと、料理の手前から奥までピントを合わせるといったことが可能になります。キヤノンのサイトにわかりやすい図があったので引用します。画像タップで拡大します。
この左側の図のように、カメラを上方から斜めに構えてテーブルを撮影しても、ティルト撮影することでテーブルの全面にピントを合わせることが可能になっていることがわかります。よく飲食店の宴会メニューなどで多くの料理が並んでいるのに手前から奥までぴっちりとピントが合っているような写真はシフトティルトレンズが利用されている可能性が高いと思います。
この他にもシフト撮影というものも可能で、例えば建物を下から見上げたときに現れる遠近感といったものを補正して撮影できるという機能もあります。
これまでシフトレンズがないので一眼レフで撮影していたという人もいるかもしれませんが、プロフェッショナル向けのレンズが揃ったり、高画素機で優秀なカメラがでてくると、動かない被写体を撮影する場面では、ほとんどミラーレスで済む可能性が高いので、よりいっそうミラーレス化が進んでいく可能性が高そうです。しかも、こちらはAF付きのようですので利便性は高まる可能性もありそうですね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
TS-R はプロ用途では必要になりますね。
AF は不要のように思いまますが、いずれ視線入力でピントの
合う範囲を2点指定すれば自動でチルト、シフトするレンズなどを
考えているならば第一段階として必要かもしれませんね。
イメージサークルは70mm近く必要なこと、チルト、シフトの関係上
後ろ玉が大きく出来ないこと、可動部があってバックフォーカスが
短く出来ないなどショートフランジバックの恩恵は受けられず
高価になりそうです。