キヤノンから登場するRFマウント高画素機についての噂をほとんど得ていないが、ここ数週間で状況が変わり始めている。
以下のすべての引用は、私が直接いわれたことだ。送信された情報は少し行間を読む必要があったが、正確に述べるために最善を尽くした。
登場するEOS R5s(非公式の名称)について以下のように言われた
・約9000万画素センサー
・”ピクセルシフトに似た機能”により解像度が増す(富士フイルムのGFX100に似た機能?)。トータルの解像度は3億画素を超える。
・EOS R5とほぼ似たデザイン
・EOS R5sはビデオ性能にフォーカスしていない
・ボディ内手振れ補正は既存のRFマウントカメラと”わずかに異なるバージョン”になる
・EOS R5と同様の価格
・2021年第一四半期の発表が予定されている(すべての発表は、新型コロナの影響で、今だに時とともに変化している)(記事を一部引用して意訳しています)
高解像度版EOS R5の噂
CanonRumorsがEOS R5の高解像度版についての噂を掲載しています。画像はEOS R5です。
記事によれば、ここ数週間で高解像度版EOS R5(以下、EOS R5sと仮称)の噂が少しずつ入るようになったとしています。ですが、その情報は断片的のようで、全体像をつかむのにはかなり苦労しているようですね。なので情報の確度としては若干低いのかな?という印象です。
EOS R5sの噂としては9000万画素センサーを搭載し、EOS R5とほぼ近い形状で、静止画撮影に特化しているような機能で、価格はEOS R5に近いものになり、発売は来年の1月~3月あたりということになるのだそうです。
来年の初めといえば、日本で開催されるCP+がありますよね。去年は新型コロナの影響で開催が中止されたCP+ですが、今年はオンラインを含めて開催が決定しています。開催日は2月25日~28日となっていて、もし仮に来年のはやい時期にEOS R5sが発売されるとしたら、絶好の発表日ということになりそうですよね。
ピクセルシフトによる3億画素以上の解像度を実現?
記事ではピクセルシフトに似た機能により、3億画素以上の解像度の写真を撮影することが可能になるかもしれないとしています。ピクセルシフトではなく、ピクセルシフトに似た機能という記述になっていますが、これがどのような違いを意味しているのかは現時点では記事からはわかりません。
ピクセルシフトというのは、カメラのボディ内手振れ補正を実現しているセンサーを5軸に稼働させる機能を利用したものです。撮影時にセンサーを1ピクセルぶん上下左右に移動させて撮影し、その複数枚の画像を合成することで高解像度を実現する機能のことです。
例えば、引用した記事によるGFX100の説明では以下のような記述がされています。
富士フイルムは、2019年6月に、1億2百万画素のラージフォーマットセンサー、高速画像処理エンジン「X-Processor 4」、高精度なボディ内手ブレ補正機構を搭載した「GFX100」を発売。現在、プロ写真家を中心に高い評価をいただいています。今回、「GFX100」の用途を、写真分野のみならず、デジタルアーカイブ分野にも広げるため、新機能「ピクセルシフトマルチショット」を開発しました。
「ピクセルシフトマルチショット」は、「GFX100」のイメージセンサーを超高精度にシフトさせて自動撮影を行うことで、1回のシャッターで16枚の画像を取得し、さらに専用ソフトウェア「Pixel Shift Combiner」を用いて、取得した画像を処理することで、世界最高約4億画素の画像を生成できます。なお、イメージセンサーのシフトを高精度にコントロールするメカニズムには、「GFX100」のボディ内手ブレ補正機構を活用しています。
通常、イメージセンサーでは、各画素にR(赤)・G(緑)・B(青)のうち、1つの色情報しか得ることができないため、残り2つの色情報を周辺画素の情報から推測し補完処理を行っていますが、「ピクセルシフトマルチショット」は、イメージセンサーのシフトによる自動撮影で各画素にすべての色情報を取得できることから、忠実な色再現と細部にまで至る高い解像力を実現します。
通常の一般的なイメージセンサーは、それぞれの画素ではモノクロ撮影のようにどのぐらい明るいか(暗いのか)しか検知することができません。そのため、それぞれの色の明るさを検知するためにフィルターが設定されています。
(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC
具体的には上記のようなフィルターが設定されていて、それぞれ青、赤、緑の色の明るさがわかるようになっています。それぞれの画素の隙間については、周辺の画素の情報から想像して埋めていくという処理をしているため、その処理で解像性が失われることになってしまいます。
そこで、富士フイルムのピクセルシフトのようにセンサーを1画素ずつ動かして、これまで想像で埋めていた部分を実測して合成すれば、より高解像度な画像が得られるという仕組みですね。よく考えられていますよね。
GFX100の場合は1億2000万画素で4億画素の画像を生成できるということですので、もし同じ仕組みだとしたら、9000万画素で3億3333万画素の画像が生成できることになります。そうなると、噂にある3億画素を超える画像を生成できるというのも理解できるところですよね。
もちろん合成が必要になりますので、動く被写体がある場合には不向きになってしまいます。ですが、建物の撮影、テーブルフォト、室内における静物の撮影などでは結構活躍してくれるかもしれませんし、こういうギミックがあるほうが価格を高く設定できるのでしょうね。
高解像度のEOS R5は本当に発売されるのでしょうか?ちょっと楽しみです。
(記事元)https://www.canonrumors.com/will-the-canon-eos-r5s-come-with-a-pixel-shift-like-feature-cr2/
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
EOS 5Ds に換わる機種なんでしょうね。
6000万画素が市場にあるので9000万画素が出ても
不思議ではありませんがデータの扱いが大変そうです。
クアッドピクセルが実用化され9000万画素では4画素混合
3億画素以上ではそれぞれの画素から出力が出来ればいいですね。
ピクセルシフトについてキヤノンは消極的な発言をしていたので
やらないような気がします。