これは、最近のニコンの内部プレゼンテーションのまとめだ。
・Nikon Z 7IIは12月上旬から中旬にかけて出荷を開始する。小売店への2回目の出荷は1月の中旬になるだろう。
・8本の新しいZマウント用レンズが2021年12月31日までにリリースされる。レンズは全部で24本になる。
・新しいレンズには5本のプライムレンズ、Zマウント用の400mm Sと600mm Sが含まれる。
・きたるべき100-400mmレンズはとてもシャープで、大容量のレンズになると予想される。
・60mmと105mmの2本のマクロ
・新しいWebカメラユーティリティは無料でとても素晴らしいアプリケーションだ。家族をデジタルでつなぐのに便利。
・ニコンはいくつかの新しいFマウントレンズを2021年に発売する。
・2021年に新しい一眼レフの発売がある。
・ニコンは一眼レフの開発を止めないが、多くの研究開発費はミラーレスをターゲットとしている。ニコンはFマウントを終了する構えはない。
・一眼レフカメラは、いまだにミラーレスカメラより売れているが、60日以内にFマウントカメラよりZマウントカメラのほうが上回ると予想している。
・Zマウントカメラはファームウェアのアップデートを受け続け、マイナーな更新ではなく重要なアップグレードが実装される計画がある。
・SnapBridgeは改良されている。いまメモリカードによる更新より遙かに簡単にファームウェアのアップデートを行うことができる。
・研究開発は瞳AFの開発にも取り組み続けている。それにはペットモードも含まれる。それは複数の野生動物に対して動作するが、将来のアップグレードでは複数の野生動物の瞳AFを対象している。(記事を一部引用して意訳しています)
ニコンの今後の新製品の噂
NikonRumorsがニコンの今後の新製品の噂について報告しています。
記事ではニコンの内部発表会のようなものの情報のまとめが記述されているようです。たぶん内部といってもニコン内部ではなく、小売店や取次店などへの今後のニコン製品を説明するために行われたような説明会のようなものの情報だと思われますね。なので、そこに参加した人や、参加した人から聞いた情報などが流出しているのだと思われます。
噂によれば、来年末までに8本のレンズが発売され、合計は24本のレンズになるとしています。5本のレンズと400mmと600mmのレンズがその中に含まれているようです。さらに60mmと105mmのマクロレンズもあるかもしれないようですね。これを合計すると全部で9本になってしまうわけですが、5本のレンズの中に400mmと600mmも含まれているのかもしれません。
(関連情報 ニコン Zレンズの新ロードマップ Micro105mm、85mm S、400mm Sなど)
いまはもう年末になりかけの時期ですので、2021年末までというとあと1年と少しになるわけですが、それで8本しか発売されないとなると、ソニーとの差は開く一方になりそうで若干不安な感じもします。とはいえ、1年間に十何本も新しいレンズを発売するというのも厳しいと思いますから、痛し痒しという感じもしますね。
2021年に一眼レフも発売される予定
ニコンは2021年に新しい一眼レフも発売かる可能性があるとしています。2台の一眼レフの新製品の可能性があるようですが、可能性として高いのはD850の後継機種でしょうか?中身がNikon Z 7ベースになったD880の可能性が最も高いのかな?と思います。
その他の可能性としては、いまニコンの一眼レフで最も売れているNikon D5600の後継の可能性もあると思いますし、Nikon Z 50をベースとしたNikon D7500の後継機種の可能性もあるのかな?と思いますね。
D780の後継はまだ速すぎると思いますし、D500の後継機種に関しても、Nikon Z 50をベースにしたものではどうなのかな?という感じもします。ただ、D3500の後継機種という可能性はあるのかもしれません。
そして今回の噂でわかったことは、ニコンの研究開発費の多くはミラーレスカメラの技術に投入されているらしいということですね。一眼レフのほうはほとんど完成の域に達していますので、それが正しいのかな?という感じです。
ただ、当サイトでの皆さんのコメントなどをみていると、ニコンが売りたい製品と、ユーザが買いたい製品のミスマッチになっているようにも思えますので、そのあたりをどうしていくのかが重要なのかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (11件)
ニコンが新しいレフ機を出してくれるのは、とてもありがたいです。
私はZ6とZ50を所有していますが、FTZがボディ内モーターを利用するAi AFに対応していないので、実質、MFレンズとしてしか使用できず、レンズ資産の有効活用が難しい状況にあります。
また、FTZは露出計連動レバーにも対応していないので、Exif情報にF値が記録されないのも不満です。
その様な事から、私が最も最近購入したのはD780となっています。
ライブビュー時に像面位相差AFが可能なD880が出たら、D850を売ってD880を購入する事でしょう。
そうなると、フルサイズ対応AF-Pレンズの広角ズームと標準ズームが欲しくなってくるので、その辺りをキットレンズで出してくれないかなと思ってみたりしています。
それと、ニコンで一番売れているのがバリアングルのD5600だと思いますので、ライブビュー時に像面位相差AF対応のD5700を出すのは、良い選択肢だと思います。(DXはAF-Pレンズが揃ってますしね!)
頑張れニコン!
今はミラーレスで動画 AF 機能で2強を追い抜き 販売シェアアップが必須なのに
新型のレフ(D850の後継)やFマウントレンズにまだ拘るんですかね(D850が売れ行き好調で経営状態が回復した時と同じことを狙って)。D850の後継や新たなFマウントレンズを販売することは悪い事ではありませんが、ミラーレスが時代の流れなのにD850の様に経営状態を回復させる程売れるのでしょうか?
(ニコンに執着しているユーザーは購入するのでしょうが・・・)
D850の後継がαやEOSRを凌駕するAF性能や動画機能を載せているならば供給不足をアナウンスする位売れると思いますが・・・。
ニコンがミラーレスへ完全にシフト出来ないのは、ニコン自身のレフ機志向と
ニコンユーザーの一眼レフへの拘りが、そうさせているんでしょうか?
キヤノンはR5・R6ではっきりしましたね。
だいたいAiAFとか言っている時点で、
レフに拘るニコン絶対ユーザーと解ってしまう。
こういう人って風景写真撮影や動態は未だに置きピンでとっている古い人達なんだろうな。
「ニコンの強みや魅力は光学性能!」っていうユーザーが多い割に、理論上(おそらく実情も)光学性能最強なZレンズに飛びついてないよなと。Zボディの魅力不足?Zレンズが高すぎ?
Fレンズだって技術進歩してる後年レンズの方が、Ai AF時代より光学性能も他の性能も高いはずで。光学性能だけじゃ語れないのは百も承知だけど。
あと、Fにこだわるなら新しいFレンズもたまには買ってあげないとだよね……数年に一度のボディ購入だけじゃ売上高はキツい。
これからもFを使いたい人にはD850とD500の後継で十分ですよね。
もう、ミラーレスでは出来ない事が出来るハイエンドしか要らないと思います。
「60日以内にFマウントカメラよりZマウントカメラのほうが上回ると予想している」というのはZ 6II/Z 7 IIが爆売れするという見方なのか、それとも他に新たなZカメラが60日以内に出てそれによりZマウントカメラのほうが上回るということなのか。
一眼レフやFマウントレンズも新たに出すようなのでFユーザーがZに移行するとも思えず、FよりZのほうが上回るというのは達成できるのだろうか。
仮にD880やD5700が出てそれらがいまいち売れなかったら社内的にも一眼レフからミラーレスへ踏ん切りがつくのかもしれませんね。
しかしD880やD5700がZより売れてしまったらニコンはまだまだ一眼レフとミラーレスの狭間で揺れ動くことになりそう。
ニコンもミラーレスに力を入れていない訳ではないでしょうが、一眼レフを止めることはないでしょう。
むしろ、キヤノンが一眼レフに注力しなくなったのなら、ニコンが残存者利益を得るチャンスです。
双眼鏡や望遠鏡がEVFにならないのと同じで、光学ファインダーの見易さ、シャッターを切った際のフィーリングなど、官能性、趣味性は一眼レフが勝っていると思います。
瞳AF、動物認識などの開発を強化するとのことですが、ソフトウェア技術は電機メーカーであるソニー、パナソニックの土俵で、ニコンはそれを百も承知でしょう。他社から大きく離されないようにキャッチアップするのが実際と思います。
ニコンの強みは光学技術、手振れ補正などメカ技術、操作性と操作フィーリングの良さにあります。当然、ニコンはユーザーよりもそのことをよく理解しており、Zマウントは光学性能重視とし、一眼レフと2本立てにしたのでしょう。
センサーについては自社設計を行っており、製造をしないため委託先を選べるメリットがあります。自社製造をしないことがハンデとは思いません。クアルコムやアームなど、半導体の設計のみ行い、製造をしない会社は多数あります。
主にコスプレ撮影なんかをしている私がごく個人的な希望をいうと、Canonがハイエンド80Dでバリアングル液晶を採用している事に対抗して、aps機フラグシップのD500の後継としてバリアングル液晶を採用してもらえると購買意欲が高まるんですけどね…
センサーの製造を外部に委託することは 委託先の企業が製造を始めていないセンサーを確保出来ないというデメリットもあります。例えば 最新技術の有機膜積層型センサーをカメラにいち早く使いたくても 委託先が製造していなければ確保できません(自社で作るかもしれませんが)し、少し時代を戻れば裏面照射型はソニーのαが採用した後にニコンのレフも採用を始めてます。
D850の後継が発売される事は歓迎しますが、結果レフかミラーレスか方向性が曖昧のままだし、また古くからの年よりユーザーには受けても 現役世代の若者には受けるのかは疑問です(大きくて重いし)。
キャノンはR5 R6を1D-Ⅲのサブ機として使ってもらい今後のプロ用ミラーレス機開発の為生かすのでしょう。
それはユーザーに対して今後はミラーレスに移行する無言の意志表示をしていると思います。
既存の概念に固執したままでは企業として進歩はないし後退していくだけです。既存の概念に固執したままでは趣味もつまらなくなりやがて辞めることになるでしょう。
ニコンをこよなく愛す後期高齢者です。私はいち早くD5やD850からZ6・Z7ミラーレスに乗り換えました。今更一眼レフの新規開発とは?何を血迷っているのでしょうか。聞くところによれば、技術開発スタッフもC社の半分にも満たない人数で行っているとのこと?それでレフとミラーレス両方を開発し続けるのでしょうか。残存利益云々もわかりますが、我々より若い人たちに受け入れられる画期的なミラーレスに軸足を移すべき時ではないのでしょうか。自動車もガソリンから電気へシフトしています。時代に乗り遅れないでください。