(記事を一部引用しています)
シャープのMFTへの参入に現実味
シャープの8k関連のサイトで、8k対応の小型ビデオについての記述があるようです。
シャープの8k関連サイトに8k対応の小型カメラを開発中とする内容が記載されています。シャープは以前からミラーレススタイルの8kカメラについて様々なプロトタイプを展示したり、発売を計画しているとしていました。それが下記の記事です。
米ラスベガス開催のCES 2019にも出展していた、8Kビデオカメラ「8C-B30A」を国内初披露。ミラーレスカメラ風のデザインを採用し、レンズ交換式の8Kカメラとしては世界最小を謳う。日本や欧米地域を対象に、年内の販売を計画しており、価格は5,000ドル前後を予定。2006年に生産を終了した「液晶ビューカム」以来、13年振りの民生向けビデオカメラとなる。
3,300万画素/7,680×4,320ドットを有する8K CMOSセンサーを採用。サイズは4/3型(約17.3×13mm)で、広島県にある福山工場で開発・製造された自社製センサーを搭載している。シャープはCCD、CMOSの両タイプを生産する数少ないメーカーでもあり、開発者は「他社に比べ市場のシェアは低いが、CMOSセンサーの感度性能は他社並み」と説明する。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1179417.html
記事の日付は2019年4月10日となっていますので、かなり古い記事ですよね。もう1年以上経過しますが、まったく製品として発売される兆候がないので、すっかりお蔵入りになってしまったのかな?と思っていましたが、上記のサイトに「開発中」の文字があることから、現在もまだ開発中ではあるようです。
4kの出遅れを8kで挽回したいシャープ
シャープが8k環境に力を入れているのは、4k環境に最後発で市場に参入したため、他社に敵わないと考えているからだろうと思われているようです。そのため積極的に8k環境を整えようとしているようですね。8kの環境を整えるには8k表示が可能なテレビだけではだめで、撮影できるカメラ、編集できる機器、表示できるスマホなど、多くの製品が必要になります。何かがかけると利用してもらえない可能性がでてきてしまいます。そのため、シャープは撮影、編集、表示と各分野で8k製品を投入して8kでの覇権を握ろうとしていると考えられますね。
そして逆にパナソニックは8k環境はニッチな市場として積極的に参加しないと言われています。8kは確かに素晴らしいと思いますが、4kでも十分な環境なのに、よりハイスペックな製品と、より大きな容量が必要になるため一般の人には不向きだと考えているようです。
ですが、カメラ市場において、ミラーレスがゲームチェンジャーになりソニーのミラーレスがかなり売れているという状況があるなかで、8kというのがシャープにとってゲームチェンジャーになる可能性はあると思います。そうなると8k市場を一気にシャープが手に入れる可能性があるので、シャープとしては必死だと思われますね。
シャープがマイクロフォーサーズ規格を採用しているのは、やはり規格が公開された共通規格であることが理由だと思われます。MFTを利用することで、自分でレンズを開発することなく、製品の発売当初から豊富なレンズラインナップを得られることができます。8k環境を整えることだけがメインであれば、8k撮影できるカメラだけを販売すればいいわけですので合理的です。
ちなみに以前の噂では、以下のようなカメラになるだろうとされています。
・仕様の詳細と価格は2019年第二四半期に明らかになるだろう
・カメラの価格は5000ドル未満になる
・8k 30fps H.265コーデック
・シングルUSH-II SDカードスロット
・ボディ内手振れ補正
・大きな5インチ可動式液晶
2019年には詳細な仕様はわかりませんでした。ですが、現在も開発中ということで、どのようなカメラになっているのか楽しみなところですね。
(記事元)https://corporate.jp.sharp/brand/bfb/8k5g/products/
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