キヤノンの技術者はEOS Mシリーズのハイエンドミラーレスカメラにボディ内手ぶれ補正を実装しようと取り組んでいる。彼らはEOS Mの次期フラッグシップミラーレスのコンパクトな本体用に小さなボディ内手ぶれ補正ユニットを開発した。そして新しいユニットは5.5段分の補正をサポートし、大きなEOS R5のユニットと比較してわずかに消費電力が少ない。
ネット上に表面化した最新の噂によれば、EOS MのAPS-Cカメラの初期プロトタイプが開発室に存在しボディ内手ぶれ補正ユニットに取り組んでいるという。しかし、同時に、キヤノンが次のEOS Mミラーレスカメラの内部にボディ内手ぶれ補正ユニットを搭載するのに、どのぐらい時間がかかるのかはわからない。
(記事を一部引用して意訳しています)
キヤノンのAPS-Cフラッグシップにボディ内手ぶれ補正搭載か
NewCameraがキヤノンのAPS-Cミラーレスカメラについて報告しています。画像はEOS M6 Mark IIです。
ここのところキヤノンのAPS-Cミラーレスに関する噂が入ってきています。少しおさらいします。噂によれば、キヤノンは年内に2機種のAPS-Cミラーレスカメラを発売するだろうということです。そのうちの一台はEOS Kiss Mの後継機種で、EOS Kiss M Mark II(仮称)になるだろうとしていますね。
そしてもう一台は何か?というと、それはEOS MシリーズのフラッグシップモデルとなるAPS-Cミラーレスになるのではないか?と言われています。可能性としてはEOS M5 Mark IIのようなカメラになるのでは?という噂もあれば、EOS M7になるかもしれないなどと噂されています。
そんなフラッグシップモデルですが、記事によればそのカメラにはボディ内手ぶれ補正が搭載される可能性があるとしていますね。その初期のプロトタイプが開発室に存在し、ボディ内手ぶれ補正ユニットを搭載することに取り組んでいるとしています。
ボディ内手ぶれ補正の必要性
ボディ内手ぶれ補正の必要性についてはネット上でも様々と議論されています。ほとんど宗教論争に近いような議論もありますので、なかなか結論がでませんね。というか結論は出ないと思います。
ボディ内手ぶれ補正がカメラにあると、特に焦点距離の短いレンズでは手ぶれ補正の機構を入れなくても済む場合もでてくるので、レンズ設計の自由度が増して、小型で軽量、安価で性能のよいレンズが作れる可能性がでてきます。これは大きなメリットになる可能性はありそうですよね。
さらにセンサーの画素数が大くなると手ぶれに関して非常にシビアになってきます。特にフルサイズセンサーのカメラの場合、今後はどんどん高画素化が進んでいきそうですので、少しでも手ぶれに対して強いカメラになることはプラスになりそうです。
個人的には、これまでほとんど手ぶれ補正のない標準単焦点レンズで撮影しているのですが、スナップ撮影程度しかしないので、手ぶれ補正のお世話になるような場面はほとんどありません。
カメラを購入する人に本当に必要かどうかはともかく、一般的なユーザにとっては、カメラ同士を比較検討するとき、ボディ内手ぶれ補正の有無というのは非常に訴求力の高い機能になると思われます。そのためメーカとしても多少価格が高くなってもボディ内手ぶれ補正をどうしても搭載したいという側面があるのだと思いますね。
さらにキヤノンは技術的にかなり素晴らしいボディ内手ぶれ補正を搭載してくる可能性も考えられるので、恐らくα6600の対抗機種になると思われるハイエンドAPS-Cミラーレスがどのようなカメラになるのか楽しみですね。
(記事元)http://thenewcamera.com/ibis-coming-inside-canon-aps-c-mirrorless-camera-rumor/
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