ニコンが1インチセンサー用中倍率標準ズームの特許を出願しています。
焦点距離 10.29845~48.49978mm
f値 f/3.60~f5.79
像高 8mm
全長 79.34243~105.57918mm
バックフォーカス 13.25602~13.25602mm
ニコンが1インチ用の中倍率の標準ズームの特許を出願していました。
まず像高が8mmですので、イメージサークルは直径で16mmになります1インチセンサーのCXフォーマットの対角線は約15.8mmですので、このレンズはまず間違いなく1インチ用であることが考えられますね。
それを考えると、焦点距離は35mm換算で27~135mmの標準ズームレンズの特許ということが言えると思います。このレンズであれば、広角から、標準ズームではちょっと望遠側がもう少し欲しいなという場合にも135mmまで利用できるので、便利なズームレンズとして利用できそうですね。ポートレート撮影の中望遠としての画角も利用できて便利そうです。
f値については標準ズームレンズとしては標準的な数値といえそうです。
問題はこれがNikon 1用であるかどうかですが、特許は提出から公開までタイムラグがありますのでNikon 1がディスコンか否かはさておき、それを判断するのはバックフォーカスの数値が鍵となります。
1マウントのフランジバックは約17mmと言われていますので、バックフォーカスが約13mmというのは、十分に1マウントである可能性もありそうです。
もう一つの可能性は1インチ高級コンデジ用のレンズである可能性ももちろんあります。ニコンは1インチセンサー搭載の高級コンデジであるNikon DLの発売を検討していましたが、経営上の都合から販売を取りやめています。
表向きの理由は投入時期の遅れから利益が見込めないからという経営上の都合からでしたが、コンデジを製造する中国工場からの撤退を目的にすべてが動いていたと個人的には考えています。そしてニコンは高級コンデジ市場への再参入もあるとしていることから、タイなどでコンデジが製造できるようになったり、他社に製造を依頼することが可能になれば、高級コンデジを発売する可能性はかなりあると想像しています。
もしこれが高級コンデジのレンズだとすると、全長から恐らくネオイチスタイルのコンデジになるのではないのかなと思います。
現在、ニコンは高級コンパクト機が皆無で他社に市場を奪われているわけですが、再参入する可能性があるのかどうか、それともミラーレスにすべてのリソースを投入するのか気になるところですね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
対角線長まで書いてますが、国際標準の1インチは25.4mmです
1型であって1インチと呼ぶのは時代に合ってないと思います