新型コロナ 各カメラメーカの新製品にも影響?
新型コロナウィルスの影響がカメラメーカ各社にも影響を与えているようです。
ソニーはカメラが含まれているかどうかは明記されていませんが、カメラだけでなく様々な分野の製品に影響が出ているとしています。
・マレーシアの工場の稼働が停止していることに加え、アジア地域の部品サプライヤーからの供給が不安定な状況となっており、当分野の幅広い製品の生産に影響が出ています。
ニコンについても製造、物流に不確実性が出てきているとしています。
さらに、製造と物流の不確実性が続いています。将来の製品供給の影響、サービス、事業の業績についての精査を継続しており、将来、何かしらの変化が生じた場合にはお知らせいたします。
キヤノンも一時ほとではないようですが物流に影響が出ているようです。
キヤノンは国内で2週間休止していたデジタルカメラ生産を16日に再開した。中国からの部品供給が以前より安定してきたほか、他国・地域からの代替調達にも取り組んだ。ただ、新型コロナが世界的に拡大しており、当面綱渡りの状況が続きそうだ。
このように各カメラメーカは様々な影響を受けているようですが、このことはカメラメーカの発売する新製品にも影響を与える可能性が高くなっているようです。実際にNikon D6は新型コロナウィルスの影響により発売が延期されています。
物理的に製造できないという可能性があるだけでなく、世界各国で多くの人が羅漢し亡くなられている方が増えている状況でメーカは新製品の発表を行うのか?といった社会的な圧力もあると思われますのでメーカとしては対応のしづらい状況になっているのではないのかな?と思いますね。
それでは、主に海外で言われている影響を受けそうな各社のカメラの新製品について記述してみます。
ソニーへの影響は?
あくまで海外での噂ですが、ソニーはこれまで新型コロナの影響で様々な新製品の発表を遅らせたのではないか?と言われています。噂によれば新型コロナの影響によって、ソニーは新製品の発売のロードマップの見直しを迫られているとしています(参照 https://mirrorless-camera.info/rumor/4523.html)。
近々、発表があるのではないか?と言われているのはα7S IIIとα7 IVです。特にα7 IVはかなり期待する人が多い製品だと思いますので、もし発表が遅れるとしたら残念ですよね。
噂されるそれぞれの仕様は以下のようになっています。
1. Sony α7S III
・1500万画素
・50-128000
・5段分のボディ内手ぶれ補正
・10コマ/秒 AF/AE追従
・567+425 AFポイント
・4k 24fps,30, 60fps [4.8kからのダウンサンプリング]
・HLG S-log2, S-log3
・デュアル UHS-II カードスロット
・576万画素 120fpsリフレッシュレートのEVF2. Sony α7 IV
・2400万画素
・可変光学ローパスフィルター
・5段分のボディ内手ぶれ補正
・10コマ/秒 AF/AE追従
・標準ISO感度 100-51200
・693 + 425 AFポイント
・ピクセルシフト撮影
・4k 24fps,30fps [6kからのダウンサンプリング]
・HLG S-log2, S-log3
・デュアルUHS-IIカードスロット
・576万画素 120fpsリフレッシュレートのEVF
ニコンへの影響は?
こちらも海外のサイトでは、単純にサプライチェーンが限られてしまう問題から、噂されているNikon Z 9、Z 8、Z 30に影響があるのではないか?としていますね。既存の製品のサプライチェーンにも影響がでている可能性があるのに、新製品となるとより一層難しい問題になるのではないのかな?と思います。
各シリーズは以下のように噂されています。
3. Nikon Z9
Nikon Z 9もニコンのミラーレスロードマップにある。しかし残念ながら、カメラはすぐに発売されない。2020年内に発売されるという初期の噂があった。しかし我々はNikon Z 9が2020年内に発売される機会はないことを示す初期のいくつかのヒントを得ている。ニコンはカメラのプロタイプに取り組んでいるが、ニコンはNikon Z 9をすぐに発表するつもりはないようだ。恐らくNikon Z 9を2020年に発表することは、直接的に発表されたNikon D6への販売に影響を与えるので、それはニコンにとって良くないことだ。
4. Nikon Z 8
過去に6100万画素のNikon Z 8のプロトタイプが見つかったという噂がネットで浮上していた。Z 8はデュアルCF Expressメモリカードスロットと、5.5段のボディ内手ぶれ補正、2億4000万画素をキャプチャーできる新しいハイレゾリューションモードがあり、そして常用ISOは64-25,600になる(拡張ISO 32-102,400)。我々は、Nikon Z 8がスケジュール通りに進んだ場合、2020年の8月~9月に発表するとほぼ確実視している。
5. Nikon Z30
我々はすでに発表されるだろうNikon Z 30のデザインについて示している。Nikon Z 30はエントリークラスのAPS-Cミラーレスカメラで、ちょうどNikon Z 50の下位に位置している。Nikon Z 30は2400万画素APS-Cセンサー、4kビデオ機能があると噂されている。例によってカメラはシングルカードスロットで、既存のNikon Z 50よりもとても小さな本体になっている。Nikon Z 30は2020年の要求に間に合うよう設定されている。
急激に高まるリスク
これまで各企業は、特定の地域で地震が発生したり、特定の国同士で紛争が起きたり、内乱が起きたりした場合には備えていたと思いますが、このような世界各地でパンデミックのような状況になることまでは想定できていなかったと思います。
世界規模で災害が発生してしまうと、これはもう実際に想定して対処しようと思ったりしても、実質的にはほとんど対処のしようがないという状況になってしまうと思いますね。なにせ世界全体で各都市が封鎖されるようなことが発生してしまうわけで、仮に生産拠点を複数もっていても、どちらでも生産ができないという状況になってしまうわけです。
今回は中国の武漢で何かしらの疫病が蔓延しているのではないか?という報道が1月中旬頃にあってから、いま現在のように状況になっているわけですので、たった2ヶ月で世界に広まってしまったことになります。とても短い期間ですので、これに企業が対応するのは事前にかなりの準備をしておかなければ難しい状況であることは明らかだと思いますね。
このような状況ではとても新製品の発表などはできない状況だと思われますので、各社が発表しようとしていた製品についても当然、本来の時期よりも延期されることは仕方がない状況と言えそうです。
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