【出願番号】特願2019-219609(P2019-219609)
【出願日】2019年12月4日
【分割の表示】特願2018-151636(P2018-151636)の分割
【原出願日】2012年10月23日実施例
・焦点距離 10.30 50.00 97.0
・画角 40.21 9.15 4.75
・f値 4.09 5.78 5.81
・全長 100.29 130.25 139.59
・バックフォーカス 13.94 33.44 33.06
・像高 8.19~8.19
ニコンがレンズの特許を出願
ニコンがレンズの特許を出願していたことがわかりました。特許によれば、焦点距離は10-97mm、f値はf/4-5.8で全長は約13cmほど、バックフォーカスは約14~33mmのレンズとなるようです。
これはどのようなレンズでしょうか?まず、像高が8.19mmということですので、これは1インチ用のレンズということで間違いがありません。さらに、バックフォーカスが広角端で13.94mmですので、このレンズはミラーレス用かコンデジ用のレンズだと思われます。そのことから、このレンズは恐らく、10-100mm f/4-5.6という1インチセンサーのミラーレスカメラまたはコンデジ用のレンズであると思われます。35mm換算で27-270mm f/4-5.6というレンズになります。
特許申請される意味
実はこのレンズは、もともと2012年に特許出願されていたレンズの特許です。それが2020年の3月5日に公開されています。ちょっと複雑な話になるのですが、特許には出願の分割という制度があり、二つ以上の発明を一つの特許として出願した場合、そのうちの一部を別の特許として出願することが可能になります。今回は2012年に出願された特許の一部分を、別特許として特許申請するということがされているということです。
そして改めて審査請求をしているわけですが、どうしてこのような発明を特許申請しているのでしょうか?たぶん、このレンズはNikon 1用の高倍率ズームだと思うのですが、今更この時期になんで特許を申請しようとしているのか理由がわかりません。
考えられる理由は二つ。まず一つはNikon 1用の交換レンズとして発売するという理由です。でもまさか、今更Nikon 1復活はあり得るのでしょうか?それはちょっと考えられないのかな?と思いますね。ということは次の二つ目。これは1インチコンデジ用の高倍率ズームということです。レンズの全長は13cmぐらいになりますので沈胴式だとしてもかなり長いレンズになると考えられるので、コンデジだとしたらネオイチスタイルの高倍率ズームということになるのかもしれません。
ということは、ニコンは1インチセンサー搭載のネオイチの発売を検討しているということになるのでしょうか?非常にきになりますね。でも1インチ用のレンズの特許を申請していることに間違いなく、このレンズを何とかして特許を取得したいということではあるのですが、それがどのような目的なのかきになるところです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
ニコ1、動画用に特化すれば需要あると思うんですけどね。
適度な被写界深度がよいと思いませんか?
Z50を購入しましたが、ニコ1の30-100のコンパクトさも魅力。
スマホでいいよ、と言う人への運動会カメラとしてもまだ訴求力があるとおもうのですが。
そうするとAPS機、売れなくなっちゃうか・・・。
てなこと考えてるからシェア落とすのかな?
ぜひなりふり構わず行って欲しいとも思うのですが。
発売されなかったDLシリーズを見直して10倍ズーム搭載機を考えているのかも
知れませんね。
ニコンは1型センサ搭載のコンパクトデジカメがありませんが同業他社の動向を
見て商売になりそうならば発売するつもつもりでしょう。