昨年、「Z(ミラーレス)とD(一眼レフ)の両輪で、それぞれしっかりした製品を作っていく」と言ってしまい、股裂き状態になったニコンはさらに苦しい。「D6」の開発が「EOS-1D X Mark III」より遅れており、フルサイズミラーレス一眼旗艦機の投入は、2020年東京五輪までに間に合わないかもしれない。
(記事を一部引用しています)
(記事元)http://agora-web.jp/archives/2044060.html
α9 IIが発売されているのにEOS-1D X Mark IIIを買う合理性はない
agora-webがニコンとキヤノンのカメラに関する記事を公開しています。
内容はニコンとキヤノンに関してかなり辛辣な内容です。内容的には、ミラーショックがあり解像度を使い切れない、AFエリアが狭く構図が制約される、という問題を克服しているα9 IIがあるので、EOS-1D X Mark IIIを選択する合理性がないとしています。記事の詳細は記事元のリンクからご覧ください。
そしてニコンに対しても述べていて、ニコンに対しては上記の引用した記事のように簡単に言及しています。
Nikon D6の開発が遅れている?
記事ではNikon D6の開発が遅れているということが示唆されています。本当でしょうか?
これまでの海外のサイトなどでは、Nikon D6の開発が遅れているというような噂は、自分の知っている範囲のサイトではまったくありません(去年の4月頃、9月頃の開発遅延の噂はありましたが最近、そのような噂はありません)。日本のサイトでも見かけたことはなく、この記事で初めてみる内容です。ですが筆者の方がニコンの開発者の人や、その関係者と懇意でそう聞いている可能性もあり、本当だとしたら驚く内容です。
ここまで記述して、それなら既存の発表と発売日はいつだったのだろうと思い調べてみました。それとNikon D6のスケジュールを照らし合わせれば実際に遅れているかどうかの指標になりえるかなと考えたからですね。そうすると、以下のようになっていました。
Nikon D4 正式発表2012年01月06日 発売日2012年3月15日
Nikon D5 正式発表2016年01月06日 発売日2016年3月26日※ 正式発表の日付に関しては、正式発表の記事が掲載された日の日付ですので、正確な発表日は異なる場合があります。
これをみるとNikon D4もD5も1月上旬には発表されていたことがわかります。そう考えると、今はもう2月になろうとしていますので、確かに発表が遅れている印象ですね。開発が終了し、発売日が決まったことをもって”発表”をするのであれば、確かにD4、D5は1月6日の時点で開発が完了していて、D6はまだ開発が終わっていないということになるので、遅れているということになるのかもしれません。
発売に関してはD4、D5が3月の下旬に発売をしていることになりますので、これより発売が遅れるのかどうかが、本当に開発が遅れていたのかどうかを確認できる一つのタイミングになるかもしれません。本当に開発が遅れているのか、それとも発表が遅れているだけなのかどうか非常に気になるところですね。
そしてさらに驚くのですが、ニコンが東京オリンピックにフルサイズミラーレスのフラッグシップを投入する計画があることも示唆されています。確かにNikon D6相当のミラーレスが発売されてオリンピックに投入されたらインパクト高いですよね。もし、中身がミラーレスの一眼レフを検討しているのなら、フルサイズミラーレスのフラッグシップを開発し、それをベースにNikon D6を開発するというシナリオは考えられるシナリオです。どのようになるか興味のあるところですね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
一眼レフが好きな身としては、キヤノンユーザーですが、ニコンへの移行も考えてます。逆にキヤノンはEFマウントを切り捨てたので1DX買っても将来性ないなと。EOS RがEF、RFともにマウントアダプタなしで着けられるならそれにしたいですが。