ニコンも来年は新製品ラッシュ?
先日はキヤノンの新製品の噂についてまとめたものを投稿しました(参考 キヤノン 2020年は新製品ラッシュ!? 8機種投入の可能性も)。そこで今回はニコンに発売の噂があるカメラについてまとめてみたいと思います。
今年のニコンは去年のNikon Z 6/Z 7の発売したばかりいうこともあり、そして一眼レフの製品の発売もなかったため、あまり新製品としては話題になることの少ない年でした。唯一の話題はニコン初のAPS-CミラーレスであるNikon Z 50が発売されたことぐらいでしょうか?逆に、満を持してNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctが発売されたり、その他のZマウント用レンズが発売されたこともあって、交換レンズでは賑やかな一年だったのかな?と思いますね。
では、さっそくニコンが投入するかもしれないカメラについてみてみたいと思います。
噂通りなら最大で9機種の発表の可能性がある?
これまでの噂をまとめてみると、ニコンではなんと9機種のカメラを来年に発表する可能性があるかもしれません。ただし、これらは噂になっているものをまとめただけですので、今の段階では噂ということで理解していただければと思います。
2020年に発表の噂があるミラーレス
ミラーレスで発売されると噂されているのは以下の4機種です。
Nikon Z 9 プロ用ミラーレス。2020年の発売はない?
Nikon Z 8 6000万画素の高解像度。2020~2021年に発表
Nikon Z 70 プロ用APS-Cミラーレス。2400~2600万画素。2020年第四四半期。
Nikon Z 30 EVFのないタイプ? D5600の後継機種
このミラーレスの噂に関しては発表時期が確実なものではなく流動的なものが多いのが特徴です。まずはNikon D6と同じランクに位置づけすることになるNikon Z 9の噂もあり、さらに6000万画素のセンサーを搭載した超高解像度版のNikon Z 8の発売の噂もあります。Nikon Z 7が4575万画素なので、さらなる高解像度化が進むことになります。個人的には、解像度によってZ 6/Z 7/Z 8となるのではなく、単純に高解像度版とユーティリティータイプに分けるだけでいいと思っていて、それだったらNikon Z 7 Mark IIとかのほうがいいと思うのですが、どうなるのでしょうね。Z 8という新たなモデル名が与えられるのでしょうか。
そしてAPS-Cミラーレスでも新製品の発売が予定されていて、こちらはプロフェッショナル用途のAPS-Cミラーレスになると見られています。画素数が低めであることからスポーツ撮影向きのタイプだと思われそうですね。そしてNikon Z 50よりも下位に位置するエントリーミラーレスになるとみられるNikon Z 30の発売も噂されています。こちらも複数の噂があって、EVFのないエントリークラスのミラーレスになるという噂もあれば、Nikon D5600の後継機種になる(D5x00シリーズのような位置づけで発売される)という噂もあってまだ流動的です。D5x00シリーズの後継だとEVFは必要になるでしょうから、EVFのないタイプというのはあり得ないのではないのかな?と思いますね。
というわけでまとめると、最低でも1機種、多ければ3機種の発表の可能性があるようです。ニコンのミラーレスラインナップもかなり揃うことになりそうですね。
2020年に発表の可能性がある一眼レフ
ニコンでは一眼レフもまだまだ発売される可能性があるようです。ニコンにとってはミラーレスはかなり厳しい戦いになってしまっているわけですが、一眼レフではまだまだ強さを発揮しているので、一眼レフにも注力して少しでも儲けないといけないということだと思われますね。
で、その噂されている一眼レフの噂がこちらです。
Nikon D6 1月または2月下旬のCP+前に発表。ボディ内手振れ補正搭載
Nikon D850後継 後継機種の噂あるもD780と統合という噂もある
Nikon D780 2400万画素。1月7~10日にも発表
Nikon D500後継(D7500と統合?) 予定されているが時期は未定
Nikon D7500後継(D500と統合?) 予定されているが時期は未定
Nikon D5700 2020年末
Nikon D3600 2020年8月以降発表
まずフラッグシップのNikon D6ですが、こちらはすでに開発発表が行われていますので発売されることは確実です。その発売時期ですが、当初の噂では2020年2月ということでしたが、最近では2020年1月という噂も入ってきています。またボディ内手振れ補正が搭載されるという噂が多く入っていて、もしそうならかなり話題になりそうですよね。
さらに同時期にD780が発売されるという噂が入ってきています。Nikon D6が1月発表だとすると、ほとんど同時期、2週連続になるぐらいの勢いでD780が発表される可能性もありそうです。そしてD850後継に関しては結構わからないところが多く、D780と統合してしまうのではという噂があったり、ちゃんとD850の後継として発売されるよという噂もあり混沌としています。個人的にはD850は高解像度の機種ですので、噂されているNikon D780の2400万画素では画素数が少なすぎるため、D850後継は別に発売されるか、Nikon Z 7をもってディスコンということになるのかな?と思いますね。仮にD850の後継が発売されるとしても、Nikon Z 6とNikon D780の関係のように、ほぼ機能的にはNikon Z 7の一眼レフバージョンとしてNikon D850の後継機種が発売されるのではないのかな?と思っています。
そしてNikon D500とNikon D7500が統合されて1機種の一眼レフとして発売されるという噂もあります。こちらは時期は未定としていますが、仮に発売されるとしたら、こちらもNikon Z 50の一眼レフバージョンという形で発売される可能性が高いと思われますね。
さらにD5700の後継機種が2020年末に、D3600の後継機種が2020年8月に予定されていたが延期されたという話が入ってきています。これらを総合すると、5機種~6機種程度の一眼レフが市場に投入される可能性があるようです。そうなると来年は8機種~9機種のカメラが発表される可能性があるという大豊作の年になるかもしれません。非常に楽しみですね。
ミラーレスの一眼レフバージョンの意味
最近の噂では、D780はNikon Z 6の一眼レフバージョンといってもいいというような噂や、Nikon D5700/Nikon D7500後継がNikon Z 50の発売により発表が延期になったという噂や、Nikon D3600はNikon Z 30を発売するので発表が延期されたというような噂があるのですが、そんな噂が非常に多く見られるようになっています。これはどういうことなのでしょうか?
あくまで噂が本当だったらの話ですが、ニコンは一眼レフとミラーレスの両方を維持するために、ミラーレスの開発に軸を移して、ミラーレスをベースに一眼レフを開発する方向に戦略を変えた可能性があるのかな?と思いますね。基本的にはミラーレスとして開発し、それを一眼レフの筐体に内蔵するようなことをすれば、ミラーレスと一眼レフのそれぞれを別々に開発することなく、開発する領域を限りなく同一にすることで最低限のコストで両方を維持することが可能になると思います。
そして様々な部品や基板、センサーなども統一化することができるので、仕入れの段階で大量に発注することができ、そのぶん仕入れ価格を下げることができる可能性もあります。
で、Nikon Z 50の発売によりNikon D5700やNikon D7500の発売が延期されたという噂や、Nikon Z 30の発売によりNikon D3600の発売が延期されたという噂がありますが、これはひょっとしたら上記のような戦略を実現させるために延期されたと考えることも考えられないでしょうか?
これまでは同じ購買層の製品を同時期に発売してしまうと、需要がそれぞれの製品に分かれてしまうからあえて発売時期をずらしているというマーケティングの問題上の理由だと考えられていました。ですが、ミラーレスを一眼レフのベースにするという戦略に転換したと考えると、先にミラーレスとして開発しないとミラーレスベースの一眼レフは作れず、Nikon Z 50やNikon Z 30を発売(開発)したあとでないのでNikon D5700やD7500、D3600を発売することができなかったと考えることも可能です。そんなふうに考えるとNikon D5700、D7500、D3600はミラーレスベースの一眼レフと開発するため、先にミラーレスの発売を優先したために延期されたという可能性もあるのかな?などと個人的に考えてしまいました。
もちろん、これは個人的な勝手な想像なわけですが、Nikon D780の中身がほぼNikon Z 6になるとしたら、今後の一眼レフの中身も同様にミラーレスになっている可能性もあるのかな?と思いますね。
というわけで、来年にはニコンもかなりの種類のカメラが発売される可能性がありそうです。来年もまた楽しみな一年になりそうですね。
コメント
コメント一覧 (3件)
最近NIKONが危うい話をよく耳にします。ほとんどの人が将来はミラーレスと予想しましたが一部の頑固な爺さんが反対し、ミラーレスに乗り遅れた事が原因の一つです。これからは誰もやってない事をしなければ生き残りは難しいでしょう。希望するのはカメラのセンサーを交換できる機能です。例えば、フルサイズと1インチのセンサを乗せて切り替えます。また、顕微鏡、望遠鏡の代用としても使えるカメラです。また、堅牢さは大切ですがボディを500g以下に超軽量化します。カメラを堅牢さ、重量、信頼性でプロ用とアマチュア用に分けます。
センサーを二つ乗せなくても一部を使えば良いと思います。そしてそれはクロップという機能で載せているメーカーは複数あります。FXフォーマットのEVFの中で1インチサイズの枠を見ながら撮影するより大きいまま撮ってトリミングした方が良いので、ニコンはDXクロップまでにしているのではないでしょうか?
D6に像面位相差AF載せなかったので、D850 の後継機にも乗らないのかな・・・載せたら買う人はいると思いますが、乗らなければD850から買い換えない人が多いような。レフ機としてはD850の出来がかなり良いですからね。