キヤノンがEFマウントレンズとRFマウントレンズの両方にフィットするプロフェッショナルCanon EOS Rに取り組んでいることを示唆する噂の更新情報を得た。
このプロフェッショナルCanon EOS Rは、EOS-1D Xシリーズと同じ、例えばキヤノン製品のラインナップの中で最もプロフェッショナルな購買層と同格の製品と言われている。このことは一見すると、考えるよりも理にかなっているかもしれない。キヤノンがどの程度EOS Rに注力しているかを考えると、ハイブリッドマウントのEOS Rは、私たちの考えではありえないことではない。そして、そのことがもし技術的な挑戦で、それが事実であっても、キヤノンはそれを作れるだけの能力と手段がある。
私たちはEF/RFマウントのハイブリッドなプロフェッショナルEOS Rは、可動式センサーになると言われていた。例えば、センサーはEFマウントとRFマウントの異なるフランジバックに合うように前後に可動できるように機械的にマウントされている。
可動式センサーはEF/RFハイブリッドレンズマウントのカメラを作るのに、最も適した技術的なアプローチではないかと思う。他の技術的な解決法は、実際にはもっと難しいように見える。イメージセンサーとレンズの距離を変える必要がある場合、どのようなことができるだろうか?レンズマウントをカメラの本体内に出し入れできるようにする?それは最良の方法には見えない。他の実現可能な方法は?何も考えられない。私はキヤノンの可動的センサーの特許を見つけることを楽しみにしている。
(記事を一部意訳しています)
キヤノンがハイブリッドマウントのカメラを発売か?
キヤノンがEFマウント用のレンズとRFマウント用のレンズの両方に対応したカメラの発売を検討しているという噂が入ってきています。その記事は前回に当サイトでも取り上げたこの記事と同じような内容の記事ですね(参考 キヤノン EF/RF両レンズを装着可能なカメラを開発中!?)。以前に取り上げた記事では、EFマウント用のレンズとRFマウント用のレンズが両方とも使えるカメラが発売されるかもしれないというようなものでした。しかし、今度はちょっと一歩進んだ内容の話がでています。
それは、どのようにしてEFマウントとRFマウントの両方のレンズを取り付けることができるのか?ということですね。前回の記事をご覧になっていない方のために、簡単に再度説明します。まず、RFマウントのフランジバックとEFマウントのフランジバックのおさらいです。以下のようになっています。
・RFマウント フランジバック 20mm マウント径 54mm
・EFマウント フランジバック 44mm マウント径 54mm
このフランジバックというのは、レンズのマウント面(レンズを本体と取り付けるマウント部分)と、イメージセンサーまでの距離の長さのことを言います。上記の例では、RFマウントはRFレンズのマウントとセンサーまでの距離は2cmほどしかありません。逆にEFマウントではEFレンズのマウントとセンサーまでの距離は4cm以上もあり、その差は2.2mmほどあります。各レンズは、このフランジバックの位置のセンサーがあると仮定して、レンズの設計をしているので、この位置にセンサーがないとピンボケ写真になってしまいます。なので、これまではEFマウント用のレンズをRFマウントに取り付けるということは物理的に不可能な話とされていました。
そこで、すでに当サイトで想像していましたが、実現できるとしたら可能性としては二つ。一つは沈胴式マウントで、EFマウントが沈胴式になっていて本体内にめり込むような形になりフランジバックを短くする方法です。もう一つはEFマウントのフランジバックでマウントを作っておいて、RFマウントを取り付けたときにセンサーがレンズに近づくように可動する可動式センサーにするのがもう一つの方法として紹介させていただいていました。
で、上記の意訳した記事でもまったく同じことが記述されていて、マウントが本体内にめり込む形になるか、センサーが可動式のどちらかになると思うけど、沈胴式マウントはあまりよくないやり方に見えるので、やはり可動式センサーになるんじゃないのかな?ということになっています。そして、そのような話を聞いているということで、少しだけ可動式センサーのEOS Rの可能性が高まったということになるのかもしれません。
[template id=”1378″]
実態はEVFとOVFのハイブリッド?
しかしよく考えれば、ただEFレンズを利用できればいいのなら、すでにマウントアダプタがあるのですから、それを利用してEOS Rで使用すればいいだけですよね?なんで、わざわざEFレンズを使うためにセンサーを可動式にしなくてはいけないのでしょうか?たぶん、ここは誰もが普通に思うことだと思います。マウントアダプタを利用すればEFレンズが普通に使えて、EVFで被写体を確認できて、ライブビューももちろん使えて、メカシャッターもありますし、センサーを動かさずに済みます。良いことずくめですよね?
そう考えると、EF/RFの両方なレンズが使えるハイブリッドカメラは、たぶんOVFとEVFのハイブリッドになっているから、センサーが繰り出すような仕組みになっているのではないでしょうか?。そのぐらいのメリットがないと、わざわざ技術的に難しいセンサー可動式なんかにする必要はないのではないのかな?と思います。具体的にはこのような感じです。
EFマウントを取り付けた時は、通常の一眼レフと同じような動作をします。センサーは最も奥に引っ込んだ形になり、センサー手前にミラーが配置され、レンズからの光を反射してスクリーンに投影し、それをファインダーで見ることになります。一眼レフと同じです。
RFマウントを取り付けた時は、一眼レフ用のミラーがミラーアップします。そしてイメージセンサーがレンズ側にせり上がるかたちで可動します。同時にEVF用の有機ELスクリーンがどこかしら適正な位置に配置され(スクリーン上部?)、ユーザはEVFで被写体をみるという形になります。こうするとミラーレスと同じことになります。
もしこのようなことが可能であれば?という前提条件付きになりますが、これが可能ならば可動式センサーの意味がありますよね。ミラーレスにマウントアダプタを取り付けてEFレンズを使用するだけでは、EVFでの撮影しかできません。しかし、一眼レフのカメラにミラーレス用のレンズを取り付けられるようにセンサーを可動させることができ、さらにEVFの機能を何らかの形で埋め込めることができれば、OVFとEVFのハイブリッドになり、OVFもEVFも両方とも利用できるので、わざわざ面倒なセンサー可動式にする意味があるというものです。
もちろん、これは完全に当サイトの想像です。そしてその想像は外れている可能性がかなり高いと思いますが、今回の噂は様々な想像をすることができて、かなり面白い噂だなと思いました。センサーを可動するメリットって、アダプタを利用する以上に他に何かあるのでしょうか?そのあたり皆さんはどうお考えになりますか?
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント
コメント一覧 (2件)
驚いたことに撮像素子を光軸方法に移動させると思われる特許が特開2019-200349として
存在しますね。
文献では審査請求が未請求となっていますが公開後同業他社からクレームがないか判断して
審査請求すると思われます。
大概特許は出願、公開された時点では未請求が多いです。
公開された時点で審査請求有りという事例もありますが、少ないように思います、
キヤノンは通常未請求のようです。
経過情報を定期的にチェックしないと、審査請求したか、特許所得できたか
分かりません。
上記はセンサーの移動の特許だけ書きましたが、ダブルセンサーの特許
(二つのセンサーを設け片方はまっすぐで、もう片方は途中にミラーを
入れて光を受けるという物)
またミラーレスのような短フランジバックに反射ミラーを入れる方法
二つのミラーで光軸の長さを短縮させる方法など、多くの特許があるので
センサー可動式でない方法も検討しているように見えます。