キヤノンの新レンズの特許
キヤノンが新たなレンズ群の特許を出願したことが判明しました。大口径超広角レンズなどの実施例が含まれています。
広角 中間 望遠
焦点距離 10.33 15.00 19.39
Fナンバー 4.08 4.08 4.12
半画角(°) 61.36 55.26 48.13
像高 18.92 21.64 21.64
レンズ全長 128.82 122.35 123.27
BF 12.13 12.13 12.13
広角 中間 望遠
焦点距離 9.20 16.04 17.90
Fナンバー 4.08 4.08 4.12
半画角(°) 64.04 53.45 50.40
像高 18.90 21.64 21.64
レンズ全長 125.26 118.57 119.35
BF 10.50 10.50 10.50
広角 中間 望遠
焦点距離 11.30 16.61 23.90
Fナンバー 4.08 4.08 4.12
半画角(°) 59.29 52.49 42.15
像高 19.02 21.64 21.64
レンズ全長 129.79 125.70 129.33
BF 14.54 12.80 10.54
広角 中間 望遠
焦点距離 11.30 14.97 22.00
Fナンバー 2.89 2.89 2.89
半画角(°) 59.44 55.32 44.52
像高 19.14 21.64 21.64
レンズ全長 137.35 129.65 125.58
BF 13.50 12.41 10.50
RF10-20mm F4 L IS STMの特許か?
キヤノンが新レンズの特許を出願していることが明らかになりました。
上記は実施例の一部で、似たような仕様のレンズを重複として排除すると、だいたい上記のようなレンズの特許ということになります。まとめると以下のようになります。
- 10-20mm f/4
- 9-18mm f/4
- 11-24mm f/4
- 11-22mm f/2.8
というわけですが、キヤノンからはすでにRF10-20mm F4 L IS STMが発表されており、レンズ構成図をみるとRF10-20mm F4 L IS STMのレンズ構成図とかなり近いので、恐らくこの特許はRF10-20mm F4 L IS STMの元となった特許だと思いますね。
なので新レンズを期待していた人には残念だったかもしれません。しかしこうしてみると様々なレンズが検討されていたことがわかって面白いですね。ひょっとしたら11-22mm f/2.8という大口径な超広角レンズの発売の可能性もあったと考えると、将来の発売にも期待してしまいますね。
RF 10-20mm F4 L IS STMのおもな特長
一眼カメラ用交換ズームレンズにおいて世界初※1の焦点距離10mmを実現した小型軽量な超広角ズームレンズ。
超広角域でも周辺まで解像感に優れ、ズーム全域、画面全体で高画質を実現し、歪みの少ない風景写真や建築写真などの撮影が楽しめます。
またレンズ内光学式手ブレ補正機構を搭載し、低速シャッターでも手持ちで夜景撮影や長秒撮影が可能。
さらに広角特有の周辺ブレを補正するキヤノン初機能、周辺協調制御※2※3に対応。
主な仕様
| 画角(水平・垂直・対角線) | 121°55′~84°・100°25′~62°・130°25′~94° |
| レンズ構成 | 12群16枚 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 |
| 最小絞り | 22 |
| 最短撮影距離 | 0.25m |
| 最大撮影倍率 | 0.12倍(20mm時) |
| フィルター径 | なし(後部ゼラチンフィルターホルダーに差し込み) |
| 最大径×長さ | 約φ83.7mm×112mm |
| 質量 | 約570g |
MTF曲線
レンズ構成図
- EOS R7 Mark II 4000万画素 野生動物向けのカメラとの最新情報
- EOS R6 Mark III これ以上の性能は必要ないと思えるカメラ
- EOS R7 Mark II 4000万画素、積層型で登場を予想する声 2026年前半か
- PetaPixel選出2025年ワーストレンズ・カメラ発表
- EOS R6 Mark III ダイナミックレンジ測定結果公開 α7 Vとの比較
- PetaPixel年間アワード R6 Mark III、SIGMA 300-600mmが受賞
- キヤノン 1.4倍テレコン内蔵 400mm f/2.8、600mm f/4ほかの特許
- キヤノン 200mm f/1.8、300mm f/2.0レンズの特許を出願
- EOS R3 Mark IIが本当に登場する可能性があるのか語ろう
- キヤノン 高解像度EOS R3 Mark IIを開発中 冬季五輪でテスト実施の新情報




コメント
コメント一覧 (0件)
10-20mm f/4 は既に発売されているレンズですね。
このレンズもデジタル補正に強く依存しており小型、軽量化に
成功していますがデジタル補正に頼らない光学設計の妙と
言うのも見たいですね。
売れないかも知れませんが。