株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、プロフェッショナルモデルとなる、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D6」および、ニコンFXフォーマット対応の望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」の開発を進めています。
ニコンは1999年にデジタル一眼レフカメラ「ニコン D1」を発売し、今年でD一桁シリーズの発売から20周年を迎えます。フラッグシップモデルであるD一桁シリーズは、厳しい状況下においても最高のパフォーマンスを求めるプロフェッショナルフォトグラファーのニーズに応えるべく、ニコンが長年のカメラの開発で培ったトップレベルの技術・ノウハウを結集し進化し続けてきました。「D6」は、その最新機種として開発を行っています。
さらにDシリーズに採用されている「ニコンFマウント」は、今年で誕生60周年を迎えました。今回新たに開発している「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」は、プロフェッショナルフォトグラファーのスポーツ撮影などをより一層強力にサポートします。ニコンは映像表現の可能性をさらに追求し、デジタル一眼レフカメラとミラーレスカメラの両システムと豊富なレンズラインアップをもって、映像文化をリードしていきます。
※本製品の発売時期・発売価格などの詳細は未定です。
フラッグシップのNikon D6発表
先日の噂通りですが、ニコンはNikon D6の発表を行いました。ニコンはだいたい木曜日に発表を行いますので、日付的にも噂通りということになっていますね。Nikon D6については、4年ごとのオリンピックまでに発売されるのがいつもですので、サイクル的にもいつも通りという感じですね。
ただ、今回は開発発表だけで、仕様については明らかになっていませんでした。
[template id=”1378″]
予想される仕様
・ボディ内手振れ補正を追加したことで、D6の発表が遅れた
・D6は絶対にハイブリッドカメラにはならないが、いくつかのミラーレスの機能を備えたカメラになる(例えば良いビデオ撮影機能、ボディ内手振れ補正)
・デュアルCF Expressメモリカードスロット
・0.76~0.78倍 視野率100%のビューファインダー
・新しいデュアルExpeedプロセッサ
・現在のD5よりも優れた/改良されたオートフォーカス
・WiFi内蔵
・320万画素の全面タッチスクリーン式背面液晶
・素晴らしく/改良された静音撮影モード
上記が噂されている内容です。ボディ内手振れ補正で、よりスポーツ撮影向きの機種ということになりそうです。さらに、デュアルCF Expressスロットと新しいデュアルExpeedプロセッサということで連続撮影にも強くなっているということが言えそうですね。
気になるのは像面位相差センサーが搭載されるかどうかです。像面位相差センサーは、様々な手法がありますが、一般的な方法は一部の素子に位相差センサーを埋め込む方式なのですが、そのぶんドット欠けみたいな状態になり画質が劣化してしまいます。なので、長らくニコンは像面位相差センサーの一眼レフへの搭載をためらっていたようですが、いよいよZシリーズでミラーレスを発売したことで、それを払拭する技術や手法を得たと言えると思います。
噂からみると、ミラーレスの機能を備えている、改良されたオートフォーカス、タッチスクリーン式背面液晶、素晴らしい静音撮影モードとありますので、そこからみると像面位相差センサーを期待してしまいます。
例えば改良されたオートフォーカスというのは位相差センサーのユニットが新しくなったとも言えそうですし、像面位相差により瞳AFなどを可能にしたとも考えることができます。タッチスクリーンはただのタッチスクリーンだけでなくタッチAFにも対応していると考えるとやはり位相差センサーを想像してしまいますね。さらに素晴らしい静音撮影というのはメカニカルシャッターが電子シャッターになるだけでなく、ミラーアップもなくなりノイズがかなり減るということを考えるとやはり像面位相差センサーにたどり着いてしまいますね。
OVFとEVFのハイブリッドカメラである可能性は少ないと思われますので、ライブビュー時に像面位相差センサーが使えるのではないのかな?と思うのですが、どのような仕様になるのか楽しみなところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント