キヤノン APS-Cの超高倍率ズームの特許
キヤノンがAPS-Cセンサー用の超高倍率ズームの特許を出願していることが明らかになりました。どのようなレンズなのでしょうか?
ズーム比 7.79
広角 中間 望遠
焦点距離 15.40 45.00 120.00
Fナンバー 2.72 2.71 3.65
半画角 43.86 18.21 7.03
像高 14.80 14.80 14.80
レンズ全長 347.55 347.55 347.55
BF 42.54 42.54 42.54
ズーム比 10.04
広角 中間 望遠
焦点距離 22.00 69.17 220.81
Fナンバー 2.80 2.80 3.63
半画角 33.93 12.08 3.83
像高 14.80 14.80 14.80
レンズ全長 293.83 293.83 293.83
BF 40.02 40.02 40.02
ズーム比 18.00
広角 中間 望遠
焦点距離 50.00 121.95 900.00
Fナンバー 4.50 4.49 7.00
半画角 16.49 6.92 0.94
像高 14.80 14.80 14.80
レンズ全長 445.53 445.53 445.53
BF 47.27 47.27 47.27
キヤノンが高倍率ズームの特許を出願していることが明らかになりました。
上記以外にも多くの実施例があるのですが、似たような仕様を重複としてまとめると、だいたい上記のレンズの特許ということになります。さらにまとめてみます。
- 15-120mm f/2.8-3.6
- 22-220mm f/2.8-3.6
- 50-900mm f/4.5-7
そして、これらのレンズはすべて像高が14.80mmとなっていますので、これはAPS-Cセンサー向けのイメージサークルをもつレンズになると考えることができますね。
これをみると、APS-C用のレンズとして気合いに入っているレンズだなと感じるかもしれませんが、少し残念なお知らせが。それは、このレンズは恐らくプロフェッショナル向けのビデオカメラ用のレンズではないかと考えられることです。
特許にはデジタルスチルカメラ(一般的な撮影用のカメラ)にも適用できると書いてありますが、説明に「特にプロフェッショナルユースのテレビカメラや映画用カメラに用いられている高画素の撮像素子に対しては、像の中心から周辺まで均一性の高い高解像力や色収差の少ないことが要求されている」という記述があることから、業務用のテレビカメラ向けに開発されたことを示唆していることがわかります。
そのため、このレンズは残念ながらAPS-CのRFマウントカメラ用のレンズとしては発売されない可能性が高いのではないかと思いますね。RF-Sレンズの充実に期待している人も多いと思いますので、さらにRF-Sレンズが拡充するといいなと思います。
さらにキヤノンのEOS R1の発売時期について「EOS R3キャッシュバックで見えてきたかEOS R1の発表時期」にて詳しくお伝え。
- キヤノンがEOS R3シリーズ継続を明言!? R1発売で存在価値ないの声も
- EOS R1、R5 Mark IIの関連アクセサリ大量に供給不足に 同時購入で供給圧迫か!?
- EOS R5 Mark IIのメインボードが公開 最新技術と冷却システムの秘密
- キヤノンのRF10-20mm F4 Lレンズの特許 他にどのような仕様を検討したのか判明
- キヤノンが決算を発表 レンズ交換式デジタルは順調に推移 増収を見込む勢い
- キヤノンの新レンズの特許 APS-C用14-30mm f/4-6.2ほか
- EOS R1、R5 Mark IIの予約開始 それぞれの売り出し価格はいくらなのか!?
- EOS R5 Mark IIで知っておくべきコトと仕様のファクトチェック
- キヤノン EOS R1、EOS R5 Mark IIの供給不足を告知
- EOS R1とEOS R3はどちらが優れ、どちらを選択するべきか
(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2023-165281
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
キャノンのAPS-Cの像高は13.66
像高14.80はスーパー35用のシネマレンズ
ニコン愛好家さんのおっしゃるスーパー35用レンズでしょうね。
レンズ構成が豪華すぎます。
価格も300万から500万とかでしょう。