11-20mm f/2.8 Di III-A RXDレビュー
タムロンの11-20mm f/2.8 Di III-A RXDのレビュー記事が掲載されています。どのような評価になっているのでしょうか?
- 歪み
- 自動補正を無効にしないかぎり、心配をする必要はない
- 補正なしでは、広角端で中程度の樽形歪みがあり。望遠端ではわずかな糸巻き型歪みがある。14mmでは均等になる
- 口径食
- 自動補正を有効にすると、11mm f/2.8で約0.9EVと目立つ。その他の設定では0.5EVと均等に光量が低下している
- 無効にすると、さらに悪化する
- 解像度
- 解像度は際立っている。中央の品質は「優れている」で、周辺部も「非常に良好」だ
11-20mm f/2.8 Di III-A RXDは、最も重要な画質という点において優れた性能を発揮する。超広角ズームレンズは、一般的にf値の範囲全体で性能がばらつきやすい難しいレンズだ。しかし、タムロンはすべてのf値で優れた中央部の画質と、良好な周辺部の画質を実現することに成功した。歪曲収差と倍率色収差はRAWでも非常に少なく、周辺減光は若干強めだが、画像の自動補正で十分なレベルに抑えることができる。ボケ味は、このクラスのレンズとしては良好だ。光芒の描写はまずまずだが、特に優れているというわけではない。もう一つの良い点は、フレア耐性だ。これは超広角レンズでは、その広い被写体深度のために非常に重要だ。
ビルドクオリティや、少なくとも「手触り」の面ではタムロンレンズはプラスティックを選択したことで万人受けするとは限らない。しかし伸ばした状態でもぐらつきがなく、しっかりとくみ上げられている。この構造の利点は、わずか355gという軽量さだ。競合製品と比較すると、かなり大きなレンズだが、ここでは「大きい」という言葉は相対的なものだ。防滴性能は素晴らしいが、伸縮設計であるため防塵性能を省略していることは残念だ。一方でプラスの面としてAFは速く静かだ。
画像品質は印象的なもので、最近のタムロンのレンズがこれほど人気になっている理由を垣間見ることができる。そして、これが何より最初に認識すべきことだ。従って強くおすすめできる。
OpticalLimitsが11-20mm f/2.8 Di III-A RXDのレビューを公開しています。サンプル画像やその他詳細なレビューがありますので全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、記事によれば画質という点では11-20mm f/2.8 Di III-A RXDは非常に優れていると評価されています。歪みや口径食はあるようですが、自動補正を有効にすれば実質的に何の問題もなくなるとしています。最近は補正前提で解像性を高める方向のレンズが多いようですね。
そのかわり小型軽量で、低価格にできるようで、11-20mm f/2.8 Di III-A RXDの価格は記事執筆時点の最安値で約7万円ほどで購入できるので、比較的廉価な超広角ズームということがいえそうです。動画にも配慮しているようなのでVlogでも便利に利用できる焦点距離なのが嬉しいですね。
さらに「タムロン 70-300mm F4.5-6.3 Zマウント用の欠点はそれほど多くない」では70-300mmレンズのレビュー記事を詳しくお伝え。
画角(対角画角) | 105°20′- 71°35′ <APS-Cサイズ ミラーレス一眼カメラ使用時> |
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レンズ構成 | 10群12枚 |
最短撮影距離 | 0.15m (WIDE) / 0.24m (TELE) |
最大撮影倍率 | 1:4 (WIDE) / 1:7.6 (TELE) |
フィルター径 | φ67mm |
最大径 | φ73mm |
長さ* | 86.2mm (ソニー用) 86.5mm (富士フイルム用) |
質量 | 335g (ソニー用 / 富士フイルム用) |
絞り羽根 | 7枚 (円形絞り)** |
最小絞り | F16 |
標準付属品 | 花型フード、レンズキャップ |
対応マウント | SONY E マウントFUJIFILM X マウント |
希望小売価格 | 102,300円(税込) / ソニー Eマウント用 124,300円(税込) / 富士フイルムXマウント用 |
発売日 | 2021年6月24日(SONY E マウント)2023年5月30日(FUJIFILM X マウント) |
MTF曲線
レンズ構成図
(記事元)https://www.opticallimits.com/sony-alpha-aps-c-lens-tests/1180-tamron1120f28
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