
EOS R5の新ファームの謎
EOS R5とEOS R6 Mark IIの新ファームに関する興味深い話が公開されています。興味深かったので紹介したいと思います。どのような話なのでしょうか?それでは記事をみてみましょう。
キヤノンは複数のEOS Rシリーズのカメラのファームウェアを静かに更新しているようだ。最初に更新されたカメラはEOS R6 Mark IIで、今月初めにバージョン1.1.4が顧客のカメラに適用されたことを報告した。
現在、EOS R5のファームウェアがV1.8.2になってサービスから戻ってきたという報告を受けている。現在、ダウンロードが可能なファームウェアのバージョンはV1.8.1で、これは2023年3月に公開されている。
以前にも、同様のことがあったが、このような報告が出始めるようになると、これまでの経緯では、すぐに新ファームがダウンロード可能な状態になる。今回はそうはならず、更新が適用されたEOS R6 Mark IIの新ファームはまだダウンロード可能になっていない。
これらのファームウェアのアップデートが何に対応するものなのか、なぜこれらのバージョンがダウンロード可能になっていないのかはわかっていない。
推測で、間違っているかもしれない。キヤノンは両方のかめらに存在するバグを修正しているが、ファームウェアをリリースするほどまでは十分にできていないので、将来の新しいファームウェアに向けて作業を続けているかもしれない。
(記事元)https://www.canonrumors.com/firmware-version-1-8-2-appearing-on-serviced-eos-r5-cameras/
さて、記事では、EOS R6 Mark IIとEOS R5の新ファームに関する情報が記述されています。
記事によれば、EOS R6 Mark IIと、EOS R5で、新ファームが適用された状態で、キヤノンのサービスから返却されたカメラがあることが示唆されています。恐らく、調整や点検、清掃などで、これらのカメラをキヤノンにお願いしたのだろうと思います。そのときに変換されたカメラには、なぜか新ファームが適用されていたということのようです。
通常、このような新ファームが適用された状態で返却された場合、ただちに新ファームが公開され、ダウンロードできるようになるのだそうです。しかし、今回に関してはその前例が適用されていないため、なぜこのような状況になっているのかわからないということのようですね。
そして、これは推測としていますが、新ファームを適用して返却してるが、まだ新ファームを公開できるほどすべての問題が修正されたものではないが、修正できた部分から適用しているのではないかとしています。
しかし、通常は、いちいち修正するたびに新ファームとしてリリースすることは現実的ではありません。リリースするまでには、問題のある新ファームを提供しないようにするため、一通りテストをする必要があり、それには結構な工数が必要になるからです。テストは広範囲に及ぶものなので、仮に2分の1の修正していなければテストも2分の1で済むことはなく、完全にフルなテストが必要になります。なので、常識的にはすべての修正が済んでから新ファームが正常に機能するかどうかテストして、それから提供するのが普通です。
キヤノンがなぜ新ファームを公開していないのかは現時点では不明なわけですが、少なくとも修正されたものから随時提供しているというようなことはないのかなと思いますね。
主要メーカのファームウェア情報
ニコン
- Nikon Z 5新ファーム公開 電源ONにできない問題を修正
- ニコン “Z 9の技術を全体に拡大していく” Z 6IIIにもZ 9のAF技術搭載か
- Nikon Z 8新ファーム公開 温度上昇時の警告タイミング変更ほか
- Nikon Z 9の新ファーム公開 ホワイトバランスの修正ほか
- Nikon D780新ファーム公開 NX MobileAir対応ほか
キヤノン
- キヤノンが1D X Mark III、R3、R5、R6 Mark II、R8の新ファームを公開
- 返却されたEOS R5に新ファームが適用か?? なぜ一般公開されないの??
- キヤノン EOS R1、R5 Mark II開発注力でR5の新ファーム公開が遅れる??
- EOS R6 Mark IIに近日新ファーム登場か 機能追加はある??
- キヤノン EOS R6/R6 Mark II/ R7新ファーム公開
ソニー
- ソニーはなぜ新ファームで新機能を追加しないのか このままなら乗り換える
- ソニー α1が大幅アップデートされると噂 新機能追加か
- ソニー ZV-E1、α7 IVの新ファーム公開
- ソニー ZV-E10 IIと1億画素センサーの噂 E10 IIは年内にも発表か
- ソニー ZV-E1用4k 120pアップグレードライセンス提供
富士フイルム
- 富士フイルム X-T4/X-T3/X-T30/X100Vの新ファーム公開
- 富士フイルム X-H2S/X-H2/X-T5/X-S10/X-E4新ファーム公開
- 富士フイルムGFX100S/50S IIファーム非公開 露出補正に不具合
- シグマ 18-50mm F2.8 Xマウント用新ファーム公開 AF動作安定性向上ほか
- タムロン 富士Xマウント用 18-300mm F/3.5-6.3 新ファームを公開
シグマ
- シグマ 70mm F2.8 DG MACRO | Art新ファーム公開
- シグマ 150-600mm 新ファーム 手ぶれ補正効果大幅向上
- シグマ 150-600mm Sports新ファーム開発発表 手ぶれ補正大幅向上
タムロン
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。