結局、Nikon Z 8はどうなったのか?
まずは今回の寒波による豪雪による被害を受けた皆様、ご家族、ご親戚の皆様に心よりお見舞い申し上げます。佐渡市などではまもなく1週間ほど停電が続いている場所があるようで心中をお察し申し上げます。
筆者の地域でも、最近、10時間ほど停電があったのですが、思いのほか大変でした。まずエアコンが使えないことや、テレビが使えないので情報源に乏しくラジオか、スマホぐらいしか情報にアクセスできないこと。携帯の中継基地もバックアップ電力が数時間しかないらしく停電から数時間が経過するとどのキャリアでも次々と携帯電話もつながらなくなりネットに接続する手段がなくなりました。
筆者は水道でしたので水には問題なかったのですが、井戸水を電動ポンプでくみ上げている家庭では水が使えないということで、水をくださいとお願いされたり、ガスコンロでもコンセント接続が必要なコンロも利用できないですとか、電子レンジも使えず料理ができない、お風呂もわかせないといった問題があったりして、電気がないと何もできないんだなと思いました。
10時間と短時間でしたので、電池やバッテリーがあればほぼなんとかなったので、さほど問題なかったのですが、いちばんつらかったのは「ウォシュレット」が動かなかったことです。これがないと生きていけない軟弱な体になってしまいました。
そんななか便利だったのは情報収集用のラジオ、昔のガラケーのワンセグ、乾電池でスマホに充電できる乾電池式のモバイルバッテリー、エネループなどの充電池でした。特にガラケーのワンセグはテレビをみることができるので、ニュースから情報を得られることが大きかったです。ただしガラケーのバッテリーの減りも早いので、普段から充電してため込んでいるエネループから、乾電池式モバイルバッテリーを経由してガラケーに充電しつつテレビをみることができたので助かりました。
ノートパソコンのバッテリーからもスマホに充電できるので、いざというときにはノートパソコンも利用できるなと思いました。また、車のシガーライターに指すタイプのUSB充電器も重宝しました。車のシガーライターに指す充電機はあったほうがいいです。あとハイブリッド買うなら100Vのコンセントが使えるオプションも付けておくと安心だと思いました。
さて話がそれましたので話を戻します。閑話休題です。長らく噂されていたNikon Z 8ですが、結局は年内に発表されることはありませんでした。来年まで残り5日ありますので、その間に発表される可能性はもちろんあるのですが、ほぼ期待薄という状況だと思います。
新製品がたった1台だった2022年
振り返ると2022年はニコンから新しいカメラがほとんど発売されなかった年でした。唯一発売されたのは、2022年6月発表、8月発売のNikon Z 30のみです。
Nikon Z 8の噂は結構早くからあり、今年の9月から10月にかけて発表される可能性が強く示唆されていましたが、残念ながら発表されることはありませんでした。
現在、Nikon Z 8は以下のような仕様になるという信頼性が高そうな噂があります。
- 発表は2023年の早い時期
- 2023年2月のCP+にむけて公式発表の可能性
- Z 6/Z 7と同じ筐体サイズ
- 改良されたEVF
- 改良されたAF
- Nikon Z 9と同じセンサー
このようにみると、Nikon Z 8は小さなNikon Z 9、つまりスモールNikon Z 9で縦グリのないNikon Z 9というカメラに近いのかなという印象です。
センサーが同じだとすると、Nikon Z 9は画素数4571万画素、Nikon Z 7IIの画素数は4575万画素で、ほぼ同じ画素数になります。そこでZ 8と、今後発表されるだろうZ 7IIIとの画素数の兼ね合いはどうなるのか?という疑問が沸きます。
しかし、仮にZ 8のセンサーがZ 9と同じだとすると、Z 8には積層型センサーが搭載されるということになるので、いわゆる連写番長のような製品になり、Z 7IIIがもし積層型センサーでなければ連写性能に関して差別化ができるのではないのかなとも思います。
もちろん、Z 7IIIが、一気に6000万画素や8000万画素という超高解像度機になって差別化される可能性もないわけではないのかなと思います。
なお、Z 7IIIの発表については、現在、ニコンがZ 7IIのキャッシュバックキャンペーンを実施していて、その応募締め切りが2023年2月までですので、それまでZ 7IIIの発表はないのかなと思いますね。キャンペーン終了ですぐに後継機種を発表するのも印象が悪いので、早くても来年の初夏ぐらいまでは発表はないのかなと思います。
そして噂になっていたNikon Z 8ですが、Nikon Z 9の販売状況と関連して、これまで発表されていなかった可能性もありそうです。例えば、Nikon Z 8がスモールZ 9であった場合、性能的にはZ 9とほぼ同じになるでしょうから、Z 9のバックオーダーが積み上がっている状況で製品を発表するとZ 9の販売の機会損失になってしまう可能性が高いと思います。なので、Z 8の発表はZ 9が予約なしでも購入できるような状況になって、はじめて発表というシナリオが高いのだと思いますね。
ただし、マーケティングを考慮したわけではなく、単に半導体不足などの外的要因が影響を与えている可能性もあるのかなと思います。
Nikon D850の後継機種として期待されたNikon Z 8ですが、結局、今年に関しては噂だけで終わってしまいそうです。ひょっとしたらZ 8という機種そのものがまぼろしだった可能性があるわけですが、実際に発表されるときはくるのでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (3件)
個人的にはスモールZ9には賛成派(しかし、デザインは独自性を出してほしい)で、ニコンの都合もあるのでしょうが、なかなか完全判明しないので、もどかしいですね。そしてスモールZ9がよく売れて、α7RⅤを脅かせば、Z7Ⅲも別にいらない派でもあったりします。D800時代はその時代の高画素化の必要性で成功したのでしょうが、現在ではさらなる高画素化の重要性は減っていて、動画との融合他が優先なのでは? 元々買えないだろうから、気楽なものですが。
停電は大変ですね、やはり。寒さ対策のために、石油ストーブは使えるようにと灯油は念のため毎年購入して実際に使っていますが、とにかくあまり停電経験がないので、参考になりました。
極寒のウクライナの方達のことを思えば、これくらいのこと頑張らねばと思ってしまいます。
さて、Z 7IIにZ9のAFアルゴリズムが降りてくるといったことは、Z7IIの後継機がいよいよ来年に迫り100%無くなりましたね。パワー的に無理なのでしょう。
ワールドカップサッカーではR1の試作機が使われていたり、S5IIのために密かにインフレエンサーが東京に集められたりといった噂が漏れ聞こえてくるのですが、NIKONはさっぱりですね。
CP+ではさすがに何か目玉となるものがないとNIKONブースは閑古鳥だと思うのですが。。でもまあさすがに2023年にはZ7IIIかZ8は出るでしょう。そして、間違いなくCANONはR5IIを合わせたようにぶつけてくるでしょう。R5IIが来春という噂もあるので、CP+で発表、3月発売で桜の季節となると、やはり高画素機なんでしょうね。
Z8については、Z9がD850相当のように思うんですよね。
バッテリーグリップ以外はほぼそのままかと。
Z8は存在しないように思います。
個人的にはそれよりも4Kで十分なので、内部N-LOG記録ができるカメラが欲しいですね。8Kは容量も大きくなりますし、取り回しの良い、お財布にも優しい機種を希望です。あとはサードパーティのレンズにも期待します。