Nikon Z 8の噂
久々にNikon Z 8の噂がでてきています。どのような噂なのでしょうか?それでは記事をみてみましょう。なお、アイキャッチ画像はNikon Z 6IIです。
Nikon Z 8がここのところ噂されているが、未だ仕様に関するどのような(信頼性のある)情報も入手していない。私は、価格や仕様という点において、Nikon Z 8は最近発表されたα7R V(3900ドル)と直接的に競合する製品になるだろうと聞いた。
またNikon Z 8はカメラの設計が完了していて、生産の準備ができているが、問題は続く部品の供給不足により公式発表が遅れている問題だけを抱えていると聞いている。
Nikon Z 8の公式発表はいつになるのだろうか?
- Nikon Z 8の開発発表は、2023年の早い時期にあるかもしれない(Nikon D4/D5のように)
- 2023年2月末に日本で開催されるCP+で公式発表がある可能性は低い(しかしまだ可能性はある)
- 最も可能性の高いシナリオは、Nikon Z 8は2023年春の終わり頃に発表され(3月/第二四半期の遅く?)、発売は2023年5月頃になる可能性があることだろう。
予想されるNikon Z 8の仕様
- Nikon Z 6/Z 7と同じ筐体
- 改良されたEVF
- 改良されたオートフォーカス
- Nikon Z 9と同じセンサー
現在、新しいNikon Z 6IIIやZ 7IIIに関する信頼性のある噂はない。
錯綜するNikon Z 8の噂
これまでNikon Z 8の様々な噂がでてきていましたが、残念ながらほとんどの情報は不正確なものでした。その不正確というのは時期的なもので、これまでの噂では、9月や10月中にも発表というものがほとんどでした。しかし、いまは11月です。9月、10月に発表されるという噂はすべて間違いだったことになります。
しかし、その発表時期の間違いは実は、カメラを製造するのに必要な部品不足が影響していることが、この噂では示唆されています。もしNikon Z 8の設計がすでに終わっていて、生産を待つばかりであるとすれば、もし部品の供給が順調だった場合、9月/10月に開発発表があってもおかしくないため、間違いと考えられていた噂も、実は正しかったという可能性がでてくることになります。
最近はどのカメラやレンズでも発売直後に供給不足を告知するような状態が当たり前になっており、これの多くの原因は部品の供給不足にあると考えられるため、Nikon Z 8にも同様のことがあったとしてもおかしくはありません。
そして今回の噂では、Nikon Z 8に予想される仕様が記述されています。興味深いのは、Nikon Z 8はNikon Z 6やZ 7と同じ筐体になり、Z 9と同じセンサーが搭載されるかもしれないというところですね。Z 6と同じ筐体ということは、縦グリップが内蔵されていないセパレートタイプのボディとなることになります。そしてNikon Z 9と同じセンサーということは、噂されていたような超高画素タイプや、Nikon Z 7の後継機種になるようなことはなく、もしZ 9のイメージプロセッサと同じであればZ 9の縦グリップなしバージョン、いわゆる「スモールZ 9」になる可能性が高いことを意味していることになるのではないかと思います。
このように考えると、たぶんですが、今後のNikon Z 7IIが4000万画素を超える超高画素機になり、Nikon Z 8はZ 9の小型バージョンになる可能性が高いのではないかと思いますね。そしてZ 6は普及機、Z 5は廉価機というラインナップに収まる可能性が高そうです。
なお、Z 7IIの後継機種に関しては、いまニコンが来年の頭にかけてキャッシュバックキャンペーンを実施しているので、キャンペーン期間中にZ 7IIIを発表する可能性は限りなく低いと思います。逆にZ 6IIはキャンペーン非対象なので、こちらのほうが新製品発売の可能性が高いかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (6件)
先ず、Z9から縦グリップだけ取った同じセンサーのものは無いかなと思います。営業的にも売れているZ9を売った方が良いし、グリップを取っただけなら価格も55万円くらいで、別途グリップを購入した方が高いです。しかも電圧が下がるので、AFは弱くなり、バッテリーの持ちも低下。欲しくないです。
スモールZ9は、2400万~3000万画素の高速連写機かと思います。α9IIIやR3の対抗機として。Z8が6100万画素でα7RV対抗機というのは真実味があると思います。Z7よりも少し大きくしてR5くらいでも良いと思っています。
あと、通常キャンペーンをするのは、売れない商品や今後売れなくなる商品の在庫を捌く目的であることが多く、後継機が発売される前とかにSONYは顕著に行いますね。なので、Z7IIの後継であることはほぼ決まりなのではないでしょうか。それがZ7IIIなのかZ8なのかはわかりませんが。
また、米国のインフレが止まったことで、為替レートも一気に7円、円高になりました。もしこの先さらに円高に少し戻るとしたら、最も円安時に国内価格が設定されたα7RVやR6IIは今後価格改定があれば資産価値が下がることになりますね。NIKONは来春発売だと価格設定も期待できそうです。
キヤノンやソニーと違ってセンサーを自社生産できないニコンの場合、
Z9 向けのような外販品ではないカスタム品のイメージセンサーについては、
設計委託のイニシャルコストがかかっているのでそれを回収する必要があります。
単価を下げるために大量発注もしているでしょう。
売り上げ単価の高い Z9 の需要が一巡したところで一クラス下のボディに同じセンサーを用いることは十分ありえます。
同様のことは D500→D7500→Z50→Zfc→Z30 と APS-C のセンサーでも起きていますし、
富士フィルム機でも何世代も繰り返し行われています。
顧客の需要の観点でも Z9 に縦グリップが無くてもう少し安ければ、という見込み顧客は多数いますので
Z8 が Z9 ベースであることは十分ありえることだと思います。
しかし Z6, Z7 と同様のボディとなると、液晶の可動方式がどうなるのか気になりますね。
3軸にしても4軸にしてもボディの厚みを増やす方向には働くはずです。
また液晶の可動方式は Z8 を写真機として売り出したいのか動画機として売り出したいのかのメッセージを含むものになるはずです。
1toZさん
可能性は0ではないと思いますが、積層センサーとなるとどうでしょうか。
R6IIも2400万画素ならR3のセンサーが下りてくるかと思えば違いましたし、OM-1然り、H2S然りです。α1は下ろす対象機種が無いというのもありますが。
D5/6のようなフラグシップ機は通常作っても数が売れないので、営業的には開発コストが回収できないと言われていましたが、Z9はこれまで手が出なかったハイアマチュア層も含め世界で購入されているので、開発コストはペイできているような気がしますので亜種を作らなくても・・という気がしています。
新センサーで超高速被写体以外はAFは同等という流れで来るのかと思っています。R3とR6II、H2SとH2、α1とα7RVのような関係で。
Photographer-N さん
コメントいただきありがとうございます。
たしかに積層センサーが複数機種展開された例はあまり見ないですね。
一方で Z 8 のセンサーが 2400万~3000万画素の積層センサーだったとるすると、
ソニーはα9IIIの発売に前後して競合する機種へ同一種のイメージセンサーの出荷を始めることになるので、
それもまた戦略的にはどのような背景があっての判断なのかは興味深い所です。
そもそも、本当にZ8が存在するのでしょうか?という疑問もありますよね。
明確なリーク情報もなく、ほとんどは噂レベル。その噂も予想もことごとく外れるという…
上位機から下位機へセンサーが降りてくるというニコンのやり方に変更は無いと思いますが、積層4500万画素が何処まで降りてくるか分かりませんね。
個人的に、Z8についてはゴーストもしくはファントムだと思っているので、噂に一喜一憂せず、のんびり待とうかと思っています。
小さなZ9のようなZ8には否定的傾向だったと思うNRが、このような情報を掴んだというのは興味深いですね。ただしまだちょっと先の話で、最近の各社の噂が外れた例を見てきた中では、まだまだ分からないぐらいでいいのかもしれません。ただ個人的には、この噂通りで出て、6&7も今までとこだわらずの新しい方向性で出てきたら楽しくなりそうだと感じています。