ニコン 4月4日にNIKKOR Z 800mm f/6.3 VR PF Sを発表と噂
ニコンが次の新製品としてNIKKOR Z 800mm f/6.3 VR PF Sを発表すると報告しているが、公式発表は4月4日またはその付近に行われると予想している。
私はNIKKOR Z 800mm f/6.3 VR PF SはPFレンズとなるので、初期の報告よりもわずかに価格が安くなると言われている。
-NikonRumors
ニコンがNIKKOR Z 800mm f/6.3 VR PF Sをまもなく発表するという噂があるようです。このレンズはすでに開発発表されていたもので、開発発表時の記事は以下のものになります。
そして記事によればPFレンズを採用しているため、当初の予想した価格よりも若干安くなる可能性があるとしています。いまは久しぶりの円安ですので、海外からみるとより一層価格が安くみえる可能性もあります。ちなみに予想されている価格としては17000~18000ドルと言われていて、日本円では記事執筆時点のレートで換算すると200~215万円あたりになりますが、それよりも安くなるだろうという見込みだそうです。
PFレンズが拡充される?
PFレンズは特殊なレンズで、通常のレンズにPF素子とよばれるレンズを貼り付け、より優れた色収差の補正が可能となるレンズです。仕組み的には以下のようになっています。
-ニコンWebサイト
このように非常に優れた面があるレンズなのですが、強い光線が視野にあるとPFレンズの特徴的なゴーストやフレアが出やすいというデメリットもあって、夜の撮影(車のヘッドライト、ネオン、街頭などが点灯する)、電車の撮影(電車のヘッドライト?が点灯している)などで問題になるかもしれないと敬遠している人がいるのも事実です。
これまでニコンは私の記憶が正しければ、Fマウントで300mmと500mmの2本でPFレンズを採用した交換レンズを発売していますが、どちらもPFレンズを採用していないレンズも発売されていて、小型軽量のPFレンズか通常のレンズかを選択できる状況にありました。
そのようななかで、今回は未発表のレンズでPFレンズのほうが先に発売されるということにちょっと驚きました。確かに小型軽量で廉価にできる可能性はあるのですが、PFレンズを好まない人もいるはずだからです。しかしPFレンズとして発売されるということは、レンズコーティングの技術進化や、新たな設計手法の確立で、ほとんどフレアなどが気にならない状況までなっているということなのでしょうかね。それとも後からPFレンズを使用しない超望遠レンズも発売されるということなのでしょうか。
もし、前者だとしたらメカシャッターを排除したNikon Z 9を発売したり、PFレンズを採用したレンズを発売するなどニコンは攻めているなという感じがしています。
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コメント
コメント一覧 (1件)
ニコン、キヤノン共に改良設計が進むにつれ外乱の影響を受けやすい
回折格子を対物側からカメラボディ側に移動しているようです。
超望遠では軽量化のためにソニー、キヤノンの超望遠は対物側を
アクロマートからシングルにし、色消しを中間以降のレンズに
担わせているようで色消し用のレンズをカメラボディに移動するのが
用途は違いますがトレンドのようです。