やはり価格競争になってしまうのでしょうか?
日本で開催されているCP+で、ニコン幹部は、消費者向けに設計した新しいZシリーズがまもなくやってくることを認めた。これは恐らくEOS RPに似た安価なモデルになるとみられる。以前のインタビューでも、ニコン幹部はZ6より下に位置するZミラーレスがあるだろうことを示唆していた。
(記事を一部意訳しています)
ニコンもフルサイズミラーレスの廉価版の投入を検討しているようです。ソニーはフルサイズミラーレスを長く販売していることから、旧機種になるとかなり長期間販売されており、そのため本体価格が最安値で12万円ほどまで下落しています。性能的には旧機種とはいえ十分な性能なので、とにかく安価な製品がほしいという人は、それらの機種を好んで購入しているようですね。
[template id=”1378″]
このまましばらくすればNikon Z6も同様に価格が下落していくと思いますが、それにはたぶん1年以上かかると思われますので、その間にソニーにシェアをどんどん奪われてしまうわけですが、そうなると問題ですので、キヤノンはまずは廉価なEOS RPを発売して対抗するという戦略になっています。
このような流れでニコンはどうするのかというと、やはり同様に廉価版を投入して対抗していくことになりそうですね。撮影スタイルとしてそんなに高機能が必要ないという人もいますので、そういう人にはいい機種になるだろうと思われます。
ただ問題はどのような機能をスポイルして新機種とするかということになりますね。恐らく外観的には肩部の液晶がなくなり、ボタン類もすっきりさせ、質感もややチープになったものになる可能性がありそうです。機能的には、たぶん画素数はこれ以上は落とせないでしょうし、連写能力、バッファ数、AFポイント、測距モード、撮影モードなどが削減されそうですね。EOS RPで非難があった動画の記録レートまで削減されるかどうかも微妙なところかもしれません。
廉価である以上、何かしらの機能は当然劣るわけですが、どこでどのように差別化するのは非常に難しい問題ですね。どのようなカメラになるのか楽しみです。
ですが、価格が安くなると当然メーカの利益は目減りするでしょうから、これはシェアを奪うのはいいとしても利益的には非常に問題になる恐れがあります。だけど、メーカとしてはここで仮に利益が少なくなってしまっても、今のうちにシェアを大きく伸ばすことが、将来の大きな利益になると考えていると思いますので、ここでは引くことができず、体力が続くまで価格競争が続いていくことが予想されますね。
ただ、この機種が販売された後は、既存のフルサイズミラーレスが発売から時間が経過することで値下げされていき、自動的に廉価カメラになっていくと思いますので、廉価フルサイズの投入は一時的なものになるのではないか?と思っています。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント