ニコンが10-100mm f/4-5.8の特許を出願
■実施例
・焦点距離 10~100mm
・f値 f4~5.8
・画角 40.21~4.76度
・像高 8.19~8.19mm
・全長 100.29944~139.59967
・バックフォーカス 13.94944~33.06800(当サイトによる解釈です)
ニコンが10-100mm f/4-5.8の特許を出願していたことが明らかになりました。その実施例の一つが上記の仕様のレンズになります。それでは、このレンズがどのようなレンズなのか仕様からみてみます。
まずは、像高からこれは1インチセンサー用のレンズであることがわかります。バックフォーカスが短いので、少なくともレフ機ではないということがわかります。これらのことから、1インチセンサー用の10-100mm f/4-5.8というレンズであることがわかります。1インチですので、35mmに換算すると、27~270mmのレンズということになります。
発売される可能性が高いレンズか
実は今回の特許のレンズは、すでに2012年に特許として出願されていた特許です。その特許の一部を抜き出して(分割して)、あらためて特許を得るために出願したものになります。
この特許の分割というのは、例えば複数の特許内容が一つに記述されていると特許の審査に時間が掛かる可能性があるため、以前に出願した特許から、特許をとりたい部分を抜き出し、改めて特許取得のために提出したりする目的などで行われます。そのほかにも、他のメーカに特許のライセンスを付与するときに、特定の技術だけライセンスしたいので、特許を分割するといったこともあるようです。
さらに今回は特許の「審査請求」をしています。特許を出願する目的には複数あって、文字通り、他社に使わせないように自社で技術を独占するために特許を取得する場合と、特許は先願主義ですので、すでに自社ではこのような技術を開発していましたよという、他社に特許を取られないための防衛的な目的での出願があります。
防衛的な目的では特許を取得する必要がないので審査請求をしなくてもいいのですが、実際に製品として発売する場合には自社で特許を保持しておきたいので審査請求をすることが一般的なようです。
以上のことから、過去に出願した特許を抜き出して(分割して)、さらに今回は審査請求をしているということは、このレンズが世の中にでてくる可能性が高いということになるのでしょうか?
ということは、1インチのカメラが何かしらの形で発売されるということでしょうか?つまりNikon 1の復活か・・と考えたくなるのですが、1インチセンサーを採用したネオイチという可能性もありますし、最近のニコンは様々な産業用の製品も発売していますので、1インチセンサーを利用した産業機器(例えば医療関係とか、壁のひび割れを検知するとか)などで利用されるレンズの可能性もありそうです。
Nikon 1復活なら夢がありますが、まあたぶん1インチミラーレスの復活はもうないと思いますね。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
今更マウントを増やすわけもなく、一度やめたのに数年でまたニコワン復活なんてやったら売り払ってしまった人などから非難囂々でしょう。
今はどう考えてもZマウントに注力しても足りないくらいの時期なのにニコワン復活させてる場合じゃないです。
産業用か1型コンデジ用なのでは。