シグマ “Foveon開発は継続 Xマウント需要認識 小型パンケーキは難しい”

 

シグマの今後の新製品などについて

・最近の新型コロナウィルスのパンデミックをきっかけに、シグマはオンラインのマーケティングツールを積極的に使用し始めている。的確に顧客へアプローチすることが、今はよりよいコミュニケーション方法になり始めている。

・SIGMA fp-Lはオリジナルモデルと共存し、より多くの人にカメラの可能性を追求することを可能としている。ユーザからのフィードバックは収集されていて、計画されている次の開発段階で利用される。

・ミラーレスカメラに似合う品質の高いパンケーキレンズは製造することが簡単ではないが、シグマは常に新しい可能性を追求している。

・富士フイルムのカメラが人気で、SIGMAのXマウント用レンズが市場で需要があることを認識している。

・Foveonセンサーの開発は続いているが、読み出すデータ量があまりにも多いので動画は優先されない。

CineD

シグマの山木社長とのインタビュー記事が掲載されています。実際は動画なので、その書き起こしということになるのですが、すべての内容については記事元リンクからご覧ください。

今回の記事の注目ポイントは、シグマによるパンケーキレンズと、Xマウント用レンズ、そしてFoveonセンサーについてだと思います。シグマによれば、ミラーレスカメラに合うパンケーキレンズも検討しているようですが、技術的になかなか難しいようですね。

ミラーレスになって焦点距離が短いレンズでも対称型のレンズ構成ができるようになってきているので、シグマであれば簡単にパンケーキレンズぐらい作れそうだと思うのですが、社内の基準があるのでしょうかね。なかなか開発が難しいそうです。

そして先日もタムロンが富士フイルムのXマウント用のレンズを発売していましたが、Xマウント用のレンズもかなり需要がでてきているようですね。富士フイルムのカメラはどちらかというとハイアマチュア以上の人が購入するイメージなので、交換レンズの需要も高いのでしょうね。

タムロン 28-75mm f/2.8、18-300mm、35-150mm f/2-2.8を発表

今回はニコンのZマウント、キヤノンのRFマウントの話はでてきていないようですが、ニコン用、キヤノン用のレンズはどのように計画されているのかは非常に気になるところです。

フルサイズFoveonセンサーの開発状況は?

多くの人から期待されているFoveonセンサーですが、その開発の道のりはまだまだ流そうです。正確な発表や進捗状況の噂がないということは、まだまだかなり先になりそうな感じがしていますね。

シグマはフルサイズFoveonセンサーを搭載したカメラの発売は2021年には無理で、2023年になってしまうかもしれない可能性を示唆していました。

シグマ “フルサイズFoveonは2021年に披露できない 23年になるかも”

もう2021年10月ですし、フルサイズFoveonの噂はまったくない状況なので、確かに2022年の発売も厳しいのかな?とも思えます。ただ、開発は継続していることは間違いないようですので、期待していた人には朗報といえるかもしれません。

Foveonセンサーは全画素でRGBの読み込みが可能になりますので、解像度もかなり向上することになります。他社は真似をすることは難しいでしょうから、フルサイズFoveonセンサーがイメージセンサーのゲームチェンジャーになる可能性があるので、期待したい技術ではありますね。実際には開発状況はどの程度、進んでいるのでしょうか?

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「シグマ “Foveon開発は継続 Xマウント需要認識 小型パンケーキは難しい”」への1件のフィードバック

  1. サードパーティがミラーレスカメラ用の短焦点パンケーキレンズを
    作るのは難しいかもしれませんね。
    センサーの集光レンズが光の入射角を何処まで許容するかですね。
    センサーメーカー毎、型番毎に異なるでしょうから難しいとは思います。
    Foveonは他社が画素数の少ない頃はメリットのほうが大きかったかも
    知れませんが今はデメリットのほうが大きいのではと思います。
    もう本気ではやらないように思えます。

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