135mm F1.4 DG | ARTレビュー
現在のトレンドは、大口径で高品質な光学性能があるレンズにあるようだが、新しいSigma 135mm F1.4 DG | ARTは、その要件を完全に満たしている。これまで私は135mmはポートレートレンズとしては、やや長すぎると感じていたが、最近のより明るい開放絞りとの組み合わせることで、独自の新しい見た目を生み出している。さらに近距離でのスポーツ、風景、ウェディングやソーシャル系の撮影にも適している。
このレンズは品質が高く、独自の性格があり、しかも非常に魅力的な価格で提供されている。優れたレンズで、価格の面でも優秀で、強く推奨できる製品だ。
- 画質
- 中央部 f/1.4-1.2で素晴らしく、f/2.8-5.6で驚異的、1/8で素晴らしく f/11-16でとても良い
- 周辺部 f/1.4-8で素晴らしく、f/4で驚異的、f/11-16でとても良い
- 長所
- 優れた解像性
- 中央部の色収差は事実上なくなった
- 優れた耐フレア性
- 最小限の口径食
- 優れた製造品質
- 歪みがなくほぼ直線的
- 防塵防滴性能
- 驚くほど滑らかなボケ
- スムーズなハンドリング
- 優れた価格設定
- 短所
- 重くてかさばる
ほとんど欠点のないレンズ
Sigma 135mm F1.4 DG | ARTのレビューをePHOTOzineが伝えています。上記はまとめ部分を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューによれば、このレンズには短所の記述がほとんどなく、ほぼ完璧に近い性能を備えていることが分かります。唯一の欠点として挙げられているのは「重くてかさばる」という点ですが、135mm f/1.4 というスペックを考えれば致し方ないところでしょう。
リストには含まれていませんが、補足的な短所として以下が指摘されています。
- 特殊なフィルター径のため、フィルターやプロテクターが高価になる可能性がある
- レンズ内手ブレ補正が非搭載
- 最短撮影距離が1.1mと長めで、マクロ撮影には不向き
実際にフィルター価格を調べてみると 1万円前後で販売されており、複数枚そろえるとなると出費がかさみそうです。
一方でメリットは数え切れないほど多く、光学性能・操作性・機能面のいずれも高く評価されています。コストパフォーマンスについても好意的に語られていますが、価格が30万円前後することを考えると、その評価は人によって分かれるかもしれません。
焦点距離135mmについてもレビュー内で触れられています。ポートレート撮影で「扱いにくい」と言われる理由は主に以下の通りです。
- 被写体との距離を大きく取る必要があるため、狭い場所では全身や半身を撮影しにくい
- モデルとのコミュニケーションが難しくなり、細かい表情やポーズの指示が伝わりづらい
- 画角が狭いためフレーミングの自由度が低く、背景の選択がシビアになる
このように撮影場所や技術面で注意が必要な一方、f/1.4 の大口径ならではの表現力が得られる点も強調されています。レビューでは、このレンズでしか得られない見た目があるとしていて、このレンズでしか撮影できない表現や描写を求める人にとっては必携のレンズになるのだろうと思いますね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
光学性能が素晴らしい物であっても代償として重いのは
買うのを躊躇する人も多そうです。
前段のレンズを減らして纏める事が出来ればいいですね。
前段に蛍石のような低分散レンズを使用して減らすことが
出来ればいいですね。
このレンズの後継機が5年後には出ないが、もし改良して5年後に出したら、10%近く軽量化され、最短撮影距離も1m位にはなるだろ
ちなみに135mmで1m先は約27×18cmに写され、ポートレートとしては使えない
3.6m離れて96×64cmとウエストショットに使える
だからこれ以上、最短撮影距離を短くしても人物撮影においては殆ど意味がない
物撮りでもするなら別だけど、そんな要望が多くあるとは思えない
軽量化と最短撮影距離の短縮のどちらに優先順位高いか考えると軽量化であり、1.2kg程度までは軽量化する事は先ずは望まれるが、仮にコレの後継機が出たとしても、早くて2032年以降と予想される
それより105mmF1.4がディスコンになり、3年以内には後継機望まれるが、初代は1.7kgあったので、135mmF1.4以下の重量は望まれ、そちらの優先順位の方が高い
普通に考えると135mmの軽量化技術を使えば、1.2kg程度になるのではと言う期待が持てる
また135mmF1.8を出したら、1.2kg以下には出来そうである
135mmF2なら900gは楽に切れそう
今のシグマは軽量化とHLAの2本立てで期待できる