Nikon ZRに対するニコンの見解
Nikon ZRの発表に際して、ニコンがNikon ZRをどのように位置づけているのかわかる発言をしています。この記事で詳しくお伝えします。
- 私たちは何も隠していない。REDと共同開発された初めてのニコンのカメラは、映像制作者に必要なクリエイティブコントロールを備え、このクラスのハンドヘルドシネマカメラでは、これまでにない機能を搭載している。Nikon ZRは既存の映像市場に挑戦するカメラであり、映像制作のプロフェッショナルに提供されるツールを前進させるというニコンのコミットメントを示す物だ。
- 15ストップ以上の広いダイナミックレンジを活用することで、ハイライトからシャドウまでバランスの取れた画像を実現する。Log3G10およびREDWideGamutRGBガマットへの対応により、REDのカラーサイエンスと一致する露出基準と色再現を提供し、REDのシネマカメラ(V-RAPTOR [X]やKOMODO-Xなど)と同等の本物のREDの色調、肌の色の正確性、トーンのロールオフを実現している。
- カメラと対応アクセサリーの間で双方向のデジタル通信を可能とし、タリーランプやマイクLEDの制御といった高度な機能を実現している。
Nikon ZRは既存の映像市場に挑戦するカメラ
記事によれば、ニコンはNikon ZRを既存の映像制作市場に挑戦するカメラとして開発していることが明らかになりました。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
ニコンによれば、Nikon ZRはニコンが映像制作市場に関与し続けていくことを示すために発売されたカメラであるとしています。そして、Nikon ZRはREDのカラーサイエンスと一致させており、本物のREDカメラと同等の色調や正確性などを実現しているとしています。
このことからNikon ZRには本当にREDのシネマカメラと同等のカラーサイエンスが採用されていて、色調や肌の色の再現性などは映画制作向けカメラと同等になっていることがわかります。そう考えると、30万円ほどでこれらの機能を実現したカメラを購入できるというのは破格値といってもいいのかもしれません。
海外のレビューなどでも、部分積層型センサーを搭載しながらもNikon Z6IIIより10万円ほど安い価格設定は信じられないという評価が多く、コスパ的にはかなり高いシネマカメラとなっていることがわかります。
ニコンの最新ニュース!
- Z 24-70mm f/2.8 S II 予想通り非常に優れ、解放でも隅まで細部を描写
- ニコンダイレクト Nikon Z50II購入でバッテリープレゼントキャンペーン実施中
- ニコン Nikon ZRで撮影のショートフィルム公開 こんな表現ができるのかと話題に
- ニコンがEXPEED 7世代で発売する可能性のある7台のカメラ
- Nikon ZR vs LUMIX S5IIX 両機種とも価格以上の性能 それぞれ異なる長所
- Nikon Z5II ニコンの傑作機 基本性能を的確に押さえ低価格で提供
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR 非常に優れライバルを圧倒している
- Nikon Z50II エントリークラスの新たな基準を定義 ニコンの手段は的確だ
- Z DX MC 35mm f/1.7 全絞り画面全体で高い解像性 非常に優れた光学性能
- ニコンダイレクト 整備済み製品 全品10%OFF ブラックフライデーセール開催中
Nikon ZRとNikon Z6IIIの仕様の違い
| Nikon ZR | Nikon Z6III | |
| センサー | フルサイズCMOSセンサー | ← |
| センサータイプ | 部分積層型 | ← |
| 有効画素 | 2450万画素 | ← |
| 手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 | ← |
| 記録画素数(最大) | 6048×4032ピクセル(サイズL:24.4M) | ← |
| RAW | RAW14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率) | ← |
| 記録媒体 | CFexpress(Type B)、XQD、microSD | CFexpress(Type B)、XQD、SD |
| EVF | - | 0.5インチ546万ドット |
| シャッター | 電子シャッター | メカ、電子先幕、電子 |
| 電子シャッター速度 | 1/16000~30秒 | ← |
| フラッシュ同調 | 1/60秒以下の低速シャッタースピードで同調 | 1/200秒以下 |
| 電子シャッター連続撮影速度 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約16コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約20コマ/秒 | ← |
| 測光範囲 | -4~17EV | ← |
| ISO感度 | ISO 100~64000 | ← |
| AF検出範囲 | -10~19EV | ← |
| フォーカスポイント | 273点(シングルポイントAF時) 299点(オートエリアAF時) | ← |
| 動画ファイル形式 | NEV、R3D、MOV、MP4 | NEV、MOV、MP4 |
| R3D NE | 対応 | - |
| REDWideGamutRGB | 対応 | - |
| Log3G10 | 対応 | - |
| シネマティック動画モード | 対応 | - |
| パッシブサーマル設計 | 対応 | - |
| 音声記録方式 | リニアPCM(48kHz 24bit/32bit float) | リニアPCM(48kHz 24bit) |
| RECランプ | 対応 | - |
| 液晶 | バリアングル式4.0型TFT 307万ドット | バリアングル式8cm/3.2型 210万ドット |
| シュー | デジタルアクセサリシュー | アクセサリシュー |
| バッテリー | EN-EL15c | ← |
| 撮影可能コマ数(最大) | 約370コマ | 約410コマ |
| 寸法(幅×高さ×奥行き) | 約134×80.5×49mm | 約138.5×101.5×74mm |
| 質量(本体のみ) | 約540g | 約670g |
| 直販価格 | 29万9200円 | 39万6000円 |


コメント
コメント一覧 (1件)
ZR の評価は高いですね
動画専用機が生まれたことでニコンのラインナップに動画より静止画に注力した高画素機も求められるようになり
次かその次に Z7III が来るでしょうね