ソニーのカメラにホコリが入り込む問題
α1は汚れるソニーセンサーの問題を修正していない
優れたアイデアでα1は問題を修正した。しかし、これは重大な間違いだ。α1ではカメラの電源をoffにしたときに、センサー上でシャッターを閉じることができる。しかしながら、これはメニューでこの機能を有効にする必要がある。これはカメラの電源をoffにするときの優れた改善だ。しかし、問題はあなたが実際にカメラを使用するときに起こる。我々のテストでは、カメラをフィールドで利用しているときに、ソニーのカメラはセンサーにホコリが入ってしまった。つまり、残念ながら、ソニーのα1はセンサーが汚れる問題を解決していない。なぜなら、実際の使用で解決していないからだ。
このことは、当然だが、我々のチームに、マウントにおける固有の問題があると信じさせるように導くものだ。このようなことは、キヤノン、パナソニック、ライカ、またはニコンのカメラで、防塵防滴レンズを利用しているときには発生しないからだ。
あなたはソニーのカメラでどのようなレンズを利用している?
ここで大きく考慮しなければならないのは、あなたのレンズだ。あなたが利用しているレンズは防塵防滴のレンズだろうか?マウント上にゴムのガスケットはあるのか?もしガスケットがあれば、より高い保護性能がある可能性が高くなる。しかし、それでもセンサーにはホコリが付着して、最終的にセンサーは汚れてしまうだろう。
ソニーのカメラのセンサーが汚れなかったのを確認できたのは、唯一タムロンレンズを使用したときだけだった。すべてのタムロンのFEレンズは、十分な防塵防滴性能がある。我々はいくつかのかなり厳しいテストを実施したが、すべてのソニーとタムロンのコンビで利用した状況で、最も効果的に機能した。タムロンのレンズでも、センサーのホコリは確実に発生する。しかし、一般的には、このタムロンレンズとのコンビで利用することで、最も問題の発生が少ないと言われている。これはタムロンがお墨付きを与えているわけではない。このことは、我々が独立系のカメラ媒体として、多くのレンズをテストしているから言えることだ。
これが、どのように最終的にソニーのセンサーが汚れるのかレンズの一般的な内訳だ。
・レンズアダプター 耐候性がない
・ソニーのレンズ 状況による
・ソニーのGレンズ ほとんどの場合耐候性があるが、レンズによって様々。24-105mm f/1.4はホコリがつきやすい
・シグマレンズ 一般的にかなりの耐候性があるが、マウントの問題は確実にある
・タムロンレンズ 一般的には耐候性が最も優れている
・ツァイスレンズ シグマより良いがタムロンよりは良くない
・その他のサードパーティー製レンズ センサークリーニングが必要になることを覚悟する必要がある。
ソニーのカメラはホコリが入り込む可能性が高い?
記事では、ソニーのα1は、ソニーのカメラの内部にホコリが入り込むことを完全に改善したとはいえない状況だとしています。
α1では電源をoffしたときに、シャッター幕を閉じて、センサーにほこりが付着しないように設定することができるようです。しかし、それでも十分ではなく、いずれセンサーが汚れてしまうことを示唆しています。
一眼レフではマウントから順に、ミラー、シャッター幕があり、そしてイメージセンサーと並んでいます。またレンズ交換時にシャッター幕が閉じるような一眼レフもありました。そのため、レンズを交換しても、ミラー、シャッター幕など様々な障害物があるため、イメージセンサーにホコリが相対的に付着しにくい構造となっていました。
しかし、ミラーレスではレフ機構がないので、それだけダイレクトにセンサーにホコリが付着しやすい状況になっています。
記事によれば、α1では電源off時にシャッター幕が下りることでホコリが入ることを防ぐことができるようですが、撮影時にはシャッターは動作するので、どうしても一部のホコリはセンサーに付着することになってしまうと思います。
そのほこりはどこから来るかというと、レンズ交換時に入ってしまうことがあれば、レンズの隙間から入ってきたり、レンズを取り付けるマウント部から入ってきたりしてしまうなど様々あると思います。
そして、今回の記事によれば、マウントまわりに問題があることと、ソニー自身や、その他の互換レンズメーカの防塵性能が低いらしく、どうしてもカメラにほこりが入ってしまうという問題があるようですね。
キヤノン、ニコン、パナソニックのカメラなどではホコリが入ることはあまりないようですので、そう考えるとソニー特有の問題といえるのかもしれません。その中でも最も優秀なのはタムロンのレンズで、タムロンレンズを使っていてもホコリが入ってくるけれども、ソニー、シグマ、その他のサードパーティ製レンズよりは、かなり優れた防塵性能があるようです。
ホコリぐらいでしたら掃除すればいいのだと思いますが、特にフラッグシップモデルの場合は、かなり手荒に扱われることがありますし、少しの雨でも撮影に利用されることもあると思います。そうなると、カメラの防塵防滴性能というのは非常に重要だと思うのですが、ひょっとしたらソニーのα1は、キヤノン、ニコンなどと比較すると、それらの性能が劣る可能性も考えられそうです。
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コメント
コメント一覧 (1件)
センサーの保護ガラスにはホコリの着きにくい帯電防止コーティングがしてあるはず
ですが他社比でホコリの付着の関しコーティングが余り良くないのかもしれませんね。
但しレンズによって変わるようであれば鏡胴の設計も良くないのかもしれません。
伸縮式ズームなど空気を何処へ逃がすかはボディを含め設計者の腕ですね。
通気方法はメーカーによって様々です。