キヤノンのEOS R5/R6のボディ内手振れ補正にトラブル?
カメラやレンズのバグが発生したときに、私はそれらの投稿に関しては慎重にするようにしている。ほとんどのものは、ユーザや、環境に問題がある傾向があるからだ。しかしながら、これは私のEOS R5で発生している。
これが実際の私の撮影に影響したかどうかはわからないが、私たちは全員が異なる方法で撮影しているので、他の人にとっては大きな問題になっているかもしれない。
CanonRumorsの読者であるjuanmaasecasから、上記のような問題の例が、この説明とともに送られてきた。
数週間前、EOS R5のボディ内手振れ補正の迷惑なバグと考えられるものを発見した(何人かのユーザはEOS R6でもそれを経験している)。
ボディ内手振れ補正を”常にON”に設定しているとき、センサーが最初の画像の撮影後にねじれ、ぼやけた画像がつくられる。もしシャッターボタンを半押しし続けると(コンティニュアスAFか、ただのシングルAFで)、さらに画像を撮影すれば、残りの画像は大丈夫だ。
私は香港のキャノン修理センター/ショールームに行ったが、そこのカメラにも問題があった(だから修理のためにカメラを渡してこなかった)。そして、キヤノンはまだこの問題を修理していない(最初にカメラ購入時のファームウェア1.2.0で問題を発見したが、1.3.0と1.3.1でも発生している)。
CanonRumorsがEOS R5/R6のボディ内手振れ補正に関する問題を報告しています。記事によれば、ボディ内手振れ補正の使用を「常にON」に設定している場合に、画像が傾き周辺部がボケるような問題が発生するとしています。そのまま撮影を続けていると問題はないようで、撮影された最初の画像だけが何かしらの影響を受けてしまう可能性があるようです。さらに、一部のユーザではEOS R6でも同様の問題を経験しているとしています。
他のサイトでは実際に撮影された画像が掲載されているのですが、1枚目は2枚目と比較し、少し傾いたような画像が撮影されていることがわかります。
またいくつかの発生条件についても明らかになっているようです。
・手振れ補正なしでレンズを使用すると発生する
・最初の撮影だけ問題が発生する(電源を切るか、画像レビューで最初の撮影がリセットされるので再発生する)
・三脚を使用すれば問題ない
・手振れ補正ありでレンズを使用する場合には問題はないようだ
・撮影するときだけボディ内手振れ補正をONに設定した場合には問題がないようだ
このように常にONしていて、レンズ内手振れ補正を利用していないときに発生する問題のようです。撮影時のみボディ内手振れ補正を利用するという設定でも問題がないことがわかります。
たぶん撮影時に何かを準備したり、リセットしようとするなかで、最初の撮影時だけ何かしらの問題が発生してしまうのではないのかな?と思いますね。
精密なキヤノンのボディ内手振れ補正システム
キヤノンの手振れ補正は、ボディ内手振れ補正とレンズ内手振れ補正が強調して動作する仕組みで、極めて精密な動作が必要になる手振れ補正のシステムです。なので、様々な条件によって、様々な組み合わせの動作をしていく必要があるのですが、それをしっかりと動作させることは非常に難しく、こういう問題も発生してしまう可能性はあるのかなと思いますね。
カメラによっては三脚を利用する場合には手振れ補正機能をOFFしないと逆にブレてしまうという誤動作の問題がありますが、三脚使用時には問題ないということで、三脚に起因する何かしらの動作の可能性もあるのでしょうかね?
たぶんファームウェアの更改で修正できる問題だと思いますので、早めの対応をお願いしたいですね。
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